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02.「だ…め、見ないで、見るな…見るな!」
「ッ……ん、……んァッ、ん」
ローション垂らしたケツ穴に、宗伍 の手が触れただけで声が出そうになったの必死で押し殺した。少し失敗したけど。
ベッドの真ん中で、俺は彼女がよく「シャツワンピみたい」って言ってたような室内着を裾から捲り上げ、四つん這いでケツ晒してる。ガチセックスみたいな雰囲気になるのは嫌だからそれ以上は脱がないし、宗伍にも服を脱がないでいてもらった。ただ、少し暑くなったのか上着を脱ぎインナーだけにはなっていたけど、ズボンは穿いたまま。
宗伍の指先がくるくると小さな円を描くように、俺のケツ穴に触れてくる。ケツは固かったけど、さっきバスルームで少し解したのだから――これは緊張のせいだ。
指先で軽くトントンされ、糸を引くよう濃厚なアナル用ローションをヌルヌルと滑らされ、更に揃えた指先で丁寧に撫でるよう刺激されれば、
「ハッ……、ハッ……」
興奮に息を乱し、焦らされるようまた腰が揺れる。
「指、入れるよ?」
わざわざ訊かなくてもいいのに、確か彼女にも訊かれた。俺も、初めてセックスした元カノには訊いていたかも知れない。
「う、うん……」
俺は早くその先の刺激が欲しくて、ケツを突き出した。マッサージされるうちに少しは緊張も解れたのか、ただ単に早く次の刺激が欲しくてそうなっていたのか、宗伍の指は抵抗もなく入ってきた。
「うわ、柔らかいな、まんこみたい」
揶揄うでもなく言われ、カアッと顔が熱くなる。ケツのこと、人から初めてまんこって言われたのに――抵抗どころか興奮してる……俺。
「~~ッッ、ん~~、ッんんんん♡」
挿し込まれた指を1本、数回挿れたり出したりされただけなのに、俺のケツ穴はヒクヒクして身体はビクつく。
「変な声出してもいいよ? 出ちゃうんだろ?」
声堪えてたことバレバレだったのに、俺は首を横に振る。彼女にしてもらった時には、結局我慢できず出しちゃった喘ぎ。ダチに聞かれんのは、彼女より厳しい。
「ま、どっちでも良いけど」
宗伍は言うと、指先で探るようケツの中いじり始めた。
ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡ ぬぷっ♡
丁寧だけど単調な動きを繰り返され、だけど俺は枕に顔を埋めてピクピク♡ 震えてた。
や、ばい――いきなり気持ちイイ♡
宗伍の指、気持ちイイ♡
男の……ダチの指なのに、俺気持ち良くなっちゃってる♡
女としかアナルやったことのない宗伍が前立腺のこと理解しているのかどうか分かんないけど、的確に触れてくる指がケツのシコリを擦ってる。
ヤバい、出る……もう出ちゃいそう……、快感もだけど興奮もヤバくて。人の手でされてる感覚、思ってた以上に興奮ヤバい!
腹がフゥッフゥッ♡ 震えてるのに、宗伍も気づいてるんだろう。ケツだってキュンキュン♡ してる。
「ヨくない?」
だけど訊いてくる宗伍は意地悪だと思った。
低く優しい声で、俺に「良い」と言わせようとしてるってこと分かるから、
「い、イイッ~♡」
甘えるような声で答えてた。彼女にだって滅多に聞かせたことのない声。
ツレに……ダチに……だけど男に!
「や……っ、や、イヤ……やっぱ、ダメ、だめだめだめだめ……ッ!!」
宗伍に向けたケツを突き上げたまま動けないのに、頭の中だけパニックして拒否しようとしてる俺に、
「ダメ? ケツに指突っ込んだ瞬間からガン勃ちしてんのに?」
鼻先で笑うよう言われ、羞恥と興奮に、
「あ……ッ、あ、ああ、あ、あ、あッ、あぁッ♡」
込み上げた声、今度こそ漏らしてた。
「ン? 良くなって来ちゃった? お前、恥ずかしいこと言われんの好きなの? すごい締まってきたね」
前立腺を擦られながら言われれば、ケツをカクカクさせながら震えることしか出来ない。
宗伍がM気のある女の子に好かれんの、たぶん当然だと思った。
俺にはM気なんてないけど、恥ずかしいこと言われ責められんのは――興奮ヤバい。
イイ♡ ケツ良い♡
宗伍の指気持ちイイ♡
ヤバい♡ ヤバい♡
指だけでイキそう♡♡♡
イクイクイクイクッ♡♡♡
ずぽっ……と、イキかけた瞬間に指を抜かれ、
「あっ……アッ♡」
またビクッビクッと震えながら声が出た。
イケそうだったのに!
快感の絶頂を目の前に崩れ落ちるよう、寸止めに甘イキだけで震えてた。
「まだディルド挿れてないんだけど?」
宗伍の声に、俺は情けない顔で振り向いてた。
「なんつー顔してんの、片瀬」
俺の顔みた宗伍は眉を歪ませ言って、またケツ穴の上を指揃えた手のひらで撫で擦ってくる。俺はガン勃ちした自分のちんこ擦りたかったけど、我慢する。
「お前、ほんとケツでイケんだな? モロ感ってやつ?」
宗伍は言いながら、ルームサービスで買ったばかりのディルドをパッケージから取り出してる。
「つーか、これマジ?」
そして手にしたディルドのサイズを改めて見るなり、訊いてくる。
メニュー表にも書かれていたけど、その男性器の形したディルドは標準的な日本人男性のちんぽよりずっとデカい。
折角だからって、いま俺の家で愛用しているディルドよりひと回り大きなサイズを頼んでしまった。
「そりゃここまで遊んでれば縦割れもするわ。もうお前、まんこみたいな形してるもん」
言われ、ちんこ痛くなるほどガチガチに勃起する。ケツやりながらも勃起するちんこは、そのディルドほどじゃないけど彼女にはいっつも喜んでもらってたちんこ。
さっきからダラダラとガマン汁垂れてて、ずーっとちんこの先から糸引いてる。
「挿れるぞ?」
また訊かれ、いちいち訊くなよ! って思いながらもコーフン凄い♡
「は、やく……挿れろよッ♡」
だから俺もラフに言おうとしてんのに、また期待するの声に出てるの隠しきれなかった。
「ン~?」
探るような声を漏らしながら、ローションでヌルヌルになったディルドの先っぽをアナルの上で滑らせるよう擦られる。
「あっは♡ 片瀬のケツ穴ぱくぱくしてんぞ?」
早く突っ込んで欲しがるケツ穴が反応しちまうの見られ、頭の中真っ赤に染め上がるほど興奮した。
「だ……め、見ないで、見るな……見るな!!」
一気にリアルな感覚戻ってくるよう錯乱して、思わずケツからディルド離そうと伸ばした俺の手は、宗伍に捕まれる。
しかも指を絡めるよう繋がれて、
「でも挿れて欲しいんだろ?」
あやすように言われんの、女相手してるみたいに言われてる感じ、ゾクゾク♡ した。
「ほら、挿れて欲しいならねだれよ、片瀬」
俺の名を呼びながら、自分に惚れて来た女に向けるような口調と、責める声は服従を促し。俺は「ふざけんなッ」て言いながらも、絡めた指を強く握り返してる。
「最高にエロいよ、お前」
褒めるような愛でるような声も、ダチに向けるようなもんじゃない。俺、完全に宗伍のセフレ女子みたいにされてる!
「――ッ、れて」
それを無意識のうちに口にしていた。
「ン? なに? 片瀬」
聞こえなかったかも知れないが、何が言いたかったかは分かっていただろう。だけど宗伍は俺に言わせた。
「ディルドちんぽ、俺のケツに奥まで突っ込んで……じゅぽ♡ じゅぽ♡ じゅぽ♡ じゅぽ♡ してくれよ、宗伍」
俺は彼女でもなく、女でもなく、男の宗伍にそれをおねだりしていた。
早く早く奥まで責めて欲しくて、さっきイキそびれたケツの中むずむずすんの我慢できなくて、たまんなくて。繋がれて無い方の手でケツ穴広げるよう引っ張って、ここにくれって突き出して。
「もう……我慢、できない。ケツさみしい♡ ケツ欲しい♡」
振り向き言った俺に、
「片瀬、ヤッば……」
宗伍も興奮したように言うと、手にしていたディルドの先を俺のケツの穴にゆっくりと突っ込んでいった。
「あ"ッ♡ あ"ッ♡ あ"ッ♡ あ"ッ♡ あ"ッ♡」
激しくは無いがジュボ♡ ジュボ♡ と挿れては出してを繰り返されるディルドの先に、俺の前立腺は指よりももっと太いもので何度も何度も擦られる。
「あ" あ"ぁああぁぁ~~ッ♡ あ" あ"ぁあああぁぁ~~ッ♡」
ガクガク腰を震わせながら、気付けば射精していた。
「すげェ、本当に射精しちゃった」
宗伍の声に羞恥は勝るが、それ以上の興奮に思考は溶けて意味をなさない。それどころか連続でイキかけながら、宗伍の手を握ったままだったことに気づく。
「まだ半分しか入ってないんだけど?」
そうして突っ込んだままのディルドを揺らされて、俺は腰をヘコヘコと揺らす。
「もっと突っ込んで欲しいの?」
言われ、
「……れて、ディルドちんぽもっと……いっぱい欲し……いぃ♡♡♡」
腰抜けそうなほど気持ちイイのと、頭の中何も考えられなくなるほど気持ちイイのに、今度は「ねだれ」と言われる前におねだりしてた。
ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡
「んぉお、あああ" あ"ぁ~~ッ♡ イイッ♡ ケツいいよぉぉ~~♡♡♡」
ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡
「あ、だっ、てるぅ♡ 気持ぢぃどご、ずっと当たってるぅぅ♡♡♡」
ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡ ずぽっ♡
「しゅごいぃ♡ ディルドちんぽ、俺、人にされてる♡ 宗伍にされてるぅッ♡」
「俺でいいんだ?」
笑うような宗伍の声に、
「そーご……ディルド上手いよ♡ おれ……俺、自分でするより気持ちイイ♡ イクっ♡ またイクっ♡ イクイクイクイク♡ ッあ♡♡♡ あ"あ~~ッッ♡♡♡ イクイクぅうううぅッッ♡♡♡」
ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡ ずぽ♡
ヘコヘコ揺れるケツの中、更に激しく小刻みに抜き差しされ、
「っお♡ ッんぁ、あああああああ!! ああああああああああ!! ぁぁぁぁあ!! "ぐ!! イ"ぐ!! イ"っグぅゔぅう♡♡♡」
奥までハメられていたディルドを一気に抜かれた瞬間、
ガクッ♡ ガクガクガクッ♡ ガクッ♡ ガクッ♡
激しく震えながら、仰け反りイッてた。
「ハ~~ッッ♡♡♡ ハ~~ッッ♡♡♡」
シーツの上に崩れ落ち、いつまでもガクガクしながら開いたケツ穴くぱ♡ くぱ♡ してる俺に、
「メスイキじゃん、女のイキ方」
宗伍は言って、俺のちんこ触ってくる。ガマン汁で先っぽ濡れてたけど、射精せずにイッたのバレバレだった。
なんで俺、ちんこ触られてんの? って思ったけど、気持ちイイからどうでも良くなって、そのまま宗伍の大きな手で手コキされんのに、また仰け反りつつ仰向けにヤツを見上げる。
「片瀬、メスの顔してる」
見下ろしてくる宗伍に言われ、
「ンあ?」
気の抜けた声しか返せなかったけど、
「片瀬、見てみ?」
俺の腹の上にボロンと置かれた大きな熱に、
「は? 何? そーご、なんれ勃ってんの?」
ソレが宗伍の勃起ちんぽだって気づいたけど、やっぱ間抜けな問いしか返せない。
「分かんね、興奮したから?」
逆に聞き返されるけど、俺だって分かんない。
「いっそ挿れてみる? 俺の」
更に訊かれるが――。
へ? 宗伍のちんぽ? 挿れるの? どこに? 俺のケツに? 宗伍のちんぽを?
「セックスじゃん、それ」
言うと、
「セックスだよなぁ」
言い出したくせに、宗伍も弱ったような顔してる。
「たぶんセックスできると思うけど、俺」
宗伍の言葉に、ドキッとした。
――え、いや? マジですんの? ダチとセックス? いや、いやいやいや、ちょっと……待って。
動揺しながらも、俺の目は宗伍のちんぽから目が離せない。
見てる間にますますバキバキに勃ち上がってった宗伍のちんぽは、まさに雄って感じで。先っぽ濡らしながら血管浮かせてってる。
さっきまで突っ込まれてたディルドよりデカそうだし、張り詰めるよう上に反り上がるちんぽは腹を打ちそうなほど勃起してる。
あんなの――あんなのケツにハメられたら、どんななっちゃうのか……その迫力のあるちんぽは怖いのに、
「はあっ♡ はあっ♡ はあっ♡」
想像してしまったら、更に息が荒くなる。
「やめとく?」
俺に選ばせると言うよう言った宗伍。
「それとも本物ちんぽ突っ込んでみたい?」
だけど俺の興奮煽るようにして、選択する余地など潰していく。
「だ……誰にも言わない?」
俺の問いに、
「もちろん、ナイショだろ」
ニヤリと見せた宗伍の笑みは、整った相好をいやらしく崩したのに――もの凄い色気を伴っていた。
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