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第423話
「私は詳しく知りませんし、知ろうとも思いません。ですが、詳しく無いというだけで殿下があなたを疑い続けた理由は、なんとなく知っています。詳しく知りたいのであれば、侍従長に聞けば良いかと」
あの日から侍従長がサーミフの側を離れない理由も、きっとそこにあると医師は言う。
「とにかく、どちらかというとあなたを疑い続けた姿が例外なんです。そしてその例外は今無くなったのでしょう? ならば、今の殿下はあなたの声を聞いてくれますよ。絶対と、断言しても構いません」
だから余計なことを考えず足も身体も治しなさい。そう告げて医師は手早く包帯を巻くと立ち上がった。
「経過は良好です。やはりあなたは動き回った方が生きるタイプらしい。とはいえ、体力は減っているでしょうから、ほどほどにしてくださいね」
張り切って動き回り過ぎて倒れたなんて洒落にならない。そう言って医師はほどほどに、ともう一度釘を刺すと部屋を出ていった。パタン、と閉じた扉の音が耳に響く。凪はジッと、閉ざされた扉を見つめた。
凪を疑い続けたサーミフが例外?
それは、どういうことなのだろう。
お昼はなぜかネットが繋がらず、更新できなくてすみませんでした(汗)
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