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第499話
「な、怠けていたわけでは決してッ! おそらく、ですが、ナギさんの後輩の中で一番目をかけていただいているとも思います」
ローラの怒りに触れるのは怖いとルナは身を縮こまらせる。そんな頼りない姿のルナにローラは深くため息をついた。
「目をかけてもらってる、ね。でもそのナギから口利きはしてもらえなかったみたいね。私の計算では、あなたも離宮に行く使用人の中に含まれているはずだったのだけど」
計算通りに彼女が凪の側近くにいれば、こんな手間をかける必要もなかったというのに。
「も、申し訳ございません。サーミフ殿下からは離宮へ随行するように言われていたのですが、王太子殿下が私と数人の使用人は残すようにと、殿下に仰られたようで」
その言葉に苛立たしげだったローラの瞳に光が宿る。
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