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第6話

6. 「ちょ、……まってアーサー? なに、して……」 「これで終わりじゃないよ、ロア」  局部に、生暖かい温度と感触が広がる。  ……あれ、これまさか。  ……まさかァァ!?  さすがに目が点になる。 「待って、そんなとこ、きたない……」 「汚いわけないだろ。ロアは爪の先までその全てが綺麗で美しい」  何言ってんだこの色男は。  おそるおそる身体を起こし下に顔を向けると、アーサーの薄くて形のイイ唇がしっかりと俺のソレを咥えていた。 やっぱり、気の所為じゃなかった!? 「ま、まっておれ、そんな勃たない」  自慢じゃないが、性欲はかなり薄い方。時々、生理現象を処理するくらいの感覚で自慰して終わる、そんな感じで生きたきた俺が続けて2回とかそんな…… 「ん? しっかり勃ってるが?」  ちゅぱっと音を立てながら、アーサーが口を離したソレは、もう腹に付きそうなくらい勃ち上がっていた。 「は、……ふ、ぁ……う、そ」  信じられないと目をぱちぱちさせていると、アーサーは再びソレを口に戻し、裏筋に舌を這わせたまたじゅぷっ、ぢゅぷっと舐め始める。  先端から根元まで一気に呑み込まれ、喉を使って先っぽが締め付けられると、堪らず腰がゆらゆらと揺れる。 「っん……は、っあっぁっああっ、すご、……んんっ、きもちい……」  はぁっと熱い息を吐き、蕩けた顔で股にあるアーサーの髪を優しく掴んで「もっと」と|強請《ねだ》る。 「かわい……もっと舐めて欲しい? どんどん硬くなるもんな、これ」 「ん、はっ……ぁっあっ、……なめ、て、もっと……つよ、く」  根元まで口に含んだまま、アーサーが唾液を飲み込むように喉を動かすと、まるでソレが食べられるかのような感覚に陥り、酷く興奮した。  アーサーの舌きもちいい……喉に潰される先っぽきもちいい。  ――もっと舐めて扱いてほしい。  理性なんてとうに消えていた。 「先っぽ弄られるの弱いんだ? 可愛いな……もう少し全身可愛がってやりたかったが、俺もそろそろ限界でな」  先端の穴を舌先でぐりぐり責められると、じわっとそこから液が漏れ出す。  もういつ果ててもおかしくない程硬くなったソレを口内に含んだまま、アーサーの手がロアの秘部へと触れた。 「……っっちょ、どこ触って……」  自分ですら触れたことの無いその場所を、アーサーの中指が何度も撫でる。 「大丈夫、直ぐに気持ち良くなる……ロアなら」  ベッド横に置かれた小さなサイドテーブルにアーサーが手を伸ばしたかと思えば、直ぐにロアの下腹部から花のようないい香りが広がった。 「なに、塗って…っっんんん!!」  何ならいつどこでそんなもん買ったんだよ……なんてツッコミは直ぐに口の中の融けていった。香油を注がれた秘部に、ップっと先程まで入口を撫でていた彼の指がゆっくりと挿入してきたのである。 「力抜いて……」  普段排出しかしないその器官は、真逆の刺激を受け無意識にぎゅっと絞まる。指を痛い程締め付けられたアーサーの眉には思わず皺が寄り、少しでも解そうと口による局部への愛撫を再開させる。 「んぅ、はっ……そこ、へん……っぁ、ふ……」 「んー、少し解れて来たな。どこだ、あぁ……ここか」  ぢゅぅっ、ちゅぷっと局部を吸われれば俺の身体の力があっという間に抜けていく。  その隙に、アーサーが俺のを咥えたまま何やらブツブツ呟いたかと思ったら、次の瞬間強い電流みたいなものが俺の身体を駆け抜けた。 「……っっっ!! んぁぁっ、な、に…ぁあああっ」  余りの衝撃に俺は背を大きく逸らす。  ちゅぱっとモノから口を離したアーサーはナカのその部分を執拗に責め始めた。 「気持ちいい? ナカ、一気に蕩けたな」  トントンとそこをアーサーが押す度に、口から甘い声が漏れる。「何してるんだろう」と身体を起こし顔を彼に向けると、視界に指を動かしながら舌舐りをするアーサーが映る。  その目は欲を帯び、鋭い雄の顔をした彼に不覚にも心臓が爆発しそうなぐらい高鳴ってしまった。  いつの間にか2本に増えた指がナカを掻き回すと、もう身体には力が入らない。震える手をアーサーに伸ばすと、彼はそれを空いた方の手で、ぎゅっと握り締めてくれた。 「そろそろ良いか。あぁ、そうだロア。これからココに入るモノ、だが……」  指を抜いたアーサーが、俺に馬乗りになったかと思えば、纏っていたバスローブと脱ぎ去り、それはそれは猛々しい欲の塊を眼前にご披露した。 ぴたっと、動きと思考が一時停止する。 「そ、れ……入、る?」  無理もない、だってそれは、俺のより遥かに大きくご立派なモノ。目の前で軽く扱かれると、更にその大きさが増した気がする。  見てはいけないと思いながらも、ついそれに魅入ってしまい、思わずゴクリと喉を鳴らした。 「大丈夫だろ、随分慣らしたし」  俺の上から降りたアーサーが、下腹部へとスタンバイを始める。  まって、この位のモノが俺の中に入る……いや、ここまで来る!? 無理でしょ……!?  脳裏に焼き付いてしまったアーサーの大きなソレのサイズを手で再現し……たいところだが、指の長さが足らない。おおよそのそれを自分の腹に当て、一体何処まで入るのかと確認する。  ……ヘソ……? え、ヘソ超え…? それ人体の構造的に無理じゃないか!?  途端に眉は下がり、目元に涙が滲む。 「い、いや……無理、絶対無理。大きすぎる」  チラッとアーサーの顔を伺うと、そこには先程までより更に欲が滲み、美しい紫の目が影を宿しているようにも見える。 「優しくしてやろうと思ったのに、そう煽られたらな…」 「は……!? いや、ちょっ……」 「ロアは激しいのが好きか。奇遇だな、俺もだよ」 「ちょ、なにいって…っっ! んんんぁぁっっ」  オロオロしている間に、秘部からぐぐっと凄まじい圧迫感が襲ってくる。  む、り……なにこれ……  無意識にソレを押し出そうと、ぐっとそこに力が入ってしまう。 「……っ、く……力抜いてロア……」  苦しそうに息を詰まらせたアーサーがこれ迄よりも少し荒々しく唇を合わせてくる。舌を舐め絡ませ合いながら、空いた手で彼は俺の胸の突起をゆるゆると擦る。 「は、……ふぅ、ぁん……」  そうされると身体の力は抜け落ち、その瞬間を見逃さなかったアーサーの大きなモノが一気にナカを貫いた。 「んぁぁぁっっ!! ぃあぁっっ!」  あまりの衝撃に悲鳴にも似た声が上がる。痛い訳ではないのだが、目から涙がポロポロと零れ落ちた。 「は、っん。……入ったよ……わかるか?」 「はぅっは、……っあ、っ? っぁ、ほ、ホントに……?」  そういえば、先程からお腹の辺りがジワジワと熱く…そして何やらムズムズする気がしなくもない。 「本当だ。ほら……」  己の存在を誇張するかのように、アーサーが腰を動かすと、それまで彼が執拗に責めていた場所に硬いモノが擦れる。 「んぁぁ!! っ、ちょ、それ……」  やばい、なにこれ気持ちよすぎやしないか。 「ん? あぁ、ココがイイのか」  ニヤリと悪い笑みを浮かべたアーサーが、その凝り部分をゴリゴリと何度も擦ると、その度に腰が浮く。 「は、っ……そこ……すごっ……ぁっあっあっぁあん!! んんぅぅ…!」  意味わかんない程気持ちいい……だめ、おかしくなる…… 「可愛いな、ロア。もっともっと気持ち良くなって狂って……俺のロア……」  俺の片足を持ち上げ、アーサーは遠慮なく腰を振りナカを激しく責め立て始める。  パァンっ、ぐちゅ、ぐぷっと音を立てながら出入りを繰り返すソレを、堪らずぎゅうぅっと締める。  きもちい……だめだ、なんだよこれ。もっと、もっと突いてほしい。  涎が垂れる口からは絶えず甘い声が漏れ、しがみつくものが欲しくて腕を伸ばすと、足から手を離したアーサーが、俺の身体をぎゅっと抱き締めてくれる。  そうすると繋がりが更に深くなり、耐えられず強く抱き着いたアーサーの背中をギリッと爪で抉った。 「……っ、そろそろ限界だな……ナカに出していいか?」 「んぁっ、んっんっ……ぁっ、……だし、て……おれも、も、イク……ぁあああっっ!!」  コクコクと俺が頷いたのを確認したアーサーの動きが一段と激しくなり……腹に熱いものを感じながら、同じように派手に精液を撒き散らし…そのまま意識を飛ばした。  

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