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恥辱の牛乳浣腸⑤

 二発目の浣腸液も、実のところその量は決して多くはなかった。  だけど、すでに一発目の浣腸液が溜まっているところに加えられると、衝撃は大きい。  僕はもう大人しくは出来なかった。 「ンンッ!……ン! ンッ!」  “後ろ手”に縛られた全裸の体を細かく震わせながら、喉元から絞り出すような呻き声を繰り返す。  一方の悠馬先輩は、無邪気なものだった。 「怜央ッ、こっちの乳首も、勃ててッ!?」  もうひとつの乳首の勃起を、猫なで声でせがむと、“彼氏”も優しかった。  怜央先輩が、悠馬先輩の右の乳首に添えていた唇を尖らせた形はそのままに、左の乳首に移した。  今度は最初に「チュッ……」と音を立ててキスすると、それから唇を大きく開いた。  突き出した舌を、今度は渦のようにうねらせて、舌先で乳首をクニュクニュと捏ね回す。 「ああっ、あはぁっ……あ、あん!」  右の乳首の勃起で“弾み”が付いてしまったんだろうか? 「あ、あ、あっ、あはぁっ……」  右の乳首が勃起するのにかかった時間の半分くらいで、悠馬先輩は左の乳首が勃起したことを、浅井先生に報告した。 「こっちの乳首も、勃ちましたッ!?」  この頃にはもう、すでに注入されてそれなりの時間が経過した浣腸液が、残忍な効果を発揮し始めていた。  まるで、ずっしりとした巨大なナマズが、お腹の中でのたうち回っているかのようだった。 「ンンン! ンンッンン……」  僕の呼吸には、その全てに低い呻き声が交じってしまう。 「ンンッ! ン、ンッ!」  そこに、浅井先生の手によって三発目の浣腸液が注入されると、僕は悲鳴を上げる以外に何も出来なかった。 「ンンン――んあぁ!おおぉぉッ!?」  この悲鳴の最中に、僕はとうとう号泣に至った。 「お腹が、苦しいっ!? お、お便所に……お便所に行かせてッ!?」  泣きじゃくりながら、後ろにいる先生に哀願すると、先生は腰を上げた。  僕の背中に寄り添って、右耳に唇を近づけると、微かに笑みを含んだ声で、僕に言った。 「行かせてやってもいいが……チ×ポをビンビンに勃てたまま、校内を歩き回るつもりじゃないだろうな……? 俺はこの高校の教師として、そんな恥知らずな行為を許すことは出来ないぞ……?」 「え……?」 「チ×ポが小さくなったら、便所に行かせてやるるよ……?」          ♫ ♫ ♫  屈辱的な時間が、また始まった。  ニヤニヤと笑う三人の前で、幾度となく込み上げてくる便意に抗いながら、僕はペニスが鎮まる瞬間を待った。 「ほら……早くチ×ポを小さくしろよ?」 「早くしないと、“お漏らし”しちゃうぞ……?」  途中、悠馬先輩と怜央先輩の二人から、意地悪な野次を飛ばされたりもしたけど、僕の努力は着実に実を結んでいった。  (いき)り立っていたペニスは、少しずつではあったけど、確実に縮小していった。  ところが、完全な収縮まであと少しという時だった。  僕の背中に寄り添っている先生が、僕の左右の胸に両手をそれぞれ伸ばした。  人差指の先を僕の乳首に添えて、その指先を細かく震わせる。 「あっ、あん……」  唐突に始まった乳首の愛撫に幾度か悶えたところで、ふと自分の股間に目を遣った僕は、愕然とした。  小さくなっていたペニスが、またムクムクと膨張を始めたのだ。 「先生っ、やめてッ!?」  僕は慌てて、思わず叫んだ。 「乳首、くすぐらないでッ!?」  たけど、先生は聞こえない振りをして、乳首の愛撫を続ける。 「ああっ、ダメっ! ダメ! ダメッ!?」  そのうちに、先生が乳首を愛撫する指先を止めた。  でも、その時にはもう、僕のペニスは完全な勃起を取り戻していた。  その模様を目の当たりにして、二人の先輩もけらけら笑う。 「ハハッ、可哀想な伊織……チ×ポ、せっかく頑張って小さくしたのに、また膨らんじゃったな……?」  悠馬先輩がそう言った後には、怜央先輩が続いた。 「こんなみっともないチ×ポじゃ、便所には行けないなあ……?」  ようやく、これが先生の“意地悪”だと気づいた。  僕をお便所に行かせてくれるつもりは、先生には最初からなかったのだ。  それなのに、先生の言葉を真に受けた自分が悔しくて、僕はいっそう激しく泣きながら、先生に恨み言をぶつけた。 「こんなの、ひどいッ!? ひどいですッ!? 先生は……ズルいですッ!? 」  でも、女の子みたいな容貌で、おまけに“いじめられっ子”の僕が、どれだけ語気を強めたところで、先生が怯む訳もなかった。  それどころか、先生を信じた僕を軽蔑するように、僕に言い放った。 「お前、バカか……? これは“イジメ”の指導なんだぞ? 『便所に行かせてください』って言われて行かせてたら、“イジメ”にならないだろ……?」    そこで、先生は何かを考えるような様子を見せてから、僕の背中から離れた。  高跳び用マットに上がって、例のブリキのバケツの傍らに立つ。 「次の“イジメ”を、今のうちに教えておいてやるよ……?」  また恩着せがましい口ぶりでそう言って、先生がバケツから取り出したのは、二本のロウソクだった。  絵筆が「美術室」なら、きっとこちらは「理科実験室」から先生が勝手に拝借したものだろう。  太さは僕の親指くらいで、長さは僕の顔と同じくらいの白いロウソクだった。  左右にそれぞれ一本ずつ握ったロウソクを見せつけながら、先生は不敵な笑みを口元に浮かべて、その“使い方”を明らかにする。 「これで……お前の乳首やチ×ポを、“火炙り”にしてやる……?」            

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