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第117話
「あと警備は……どうした?」
お義母様が突然姿を現したからお義父様が驚いていた。
「サクちゃんを迎えに来たのよ」
「まだ話しは終わっていない」
「あとのことはあなたとセドとグラシオ卿で決めればいいでしょう。待ちくたびれたわ」
お義母様から近々お茶会があると聞いていたはいたもののまさか今日だったとは。秒刻みのスケジュールをなんなくこなすお義父様とお義母様が凄すぎる。尊敬する。
「では、サクちゃんを連れていきますね」
竹を割ったような性格のお義母様には頭が上がらないお義父様。政略結婚でなく大恋愛の末に結ばれたとセドさまが話していた。お義父様はお義母様の尻に敷かれているみたいだった。
「母上、サクは人見知りなので、お手柔らかにお願いしますね」
「分かってるわよ」
「本当に分かっていますか?」
セドさまに突っ込まれタジタジになるお義母様。
和気あいあいとしていて、家族仲もよくて羨ましい。
部屋に着くなりベットに倒れ込み、そのまま眠ってしまったみたいだった。アルサまとセドさまとの約束を忘れた訳ではなかったけど、参加するのも見るも聞くも何もかも初めてなお茶会は人見知りの僕にはまさに未知の世界だった。ガチガチに緊張しすぎて疲れてしまい、気付いたらスフィルさんに抱っこされていてこの部屋に運ばれていた。
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