87 / 186
アイツのアレが俺にも?-15
俺は翼が来てから処理の頻度は確実に減っているし、久しぶりの刺激と翼からの日々の触れ合いの中で、敏感になっていたのかもしれない。
全くおさまる気のないそれを見て、もうどうすれば良いのか分からない。
「大丈夫だよ」
翼が優しく握ると、ゆっくり上下に擦り始めた。
「……あっ」
カリに指が引っかかるように刺激され、久しぶりの快感に腰が反る。
みっともない声が出てしまうことも、こんな明るい部屋で見られてしまうことも、何もかもが恥ずかしくてたまらないのに、翼への拒否感がないことに戸惑う。
俺って実はすごいスケベで、気持ち良ければ何でもいいとか思ってるところがあるのか……?
快楽を我慢しようと思えば思うほど、反対に意識を向けてしまい、敏感になっていく。
「出る? 出していいよ」
「い、やだ……!」
「でもほら、ここ、ちょっと出てきてる」
「う……っ、あ」
床に飛び散る! と思ったけれど、翼がきれいに受け止めていた。
翼の手にある白濁を見ながら、急に冷静になったのか萎んでしまう。
「あれ、1回で満足した?」
「翼、それ、汚い……!」
早く拭かないてあげないと! と、自分の下半身が出ていることはお構いなしにテーブルの上のティッシュへと手を伸ばすと、「汚くないよ」と笑う。
何なら飲めるし、と冗談とは思えない発言までされ、俺は勢いよくティッシュを引き抜くと翼の手のひらへ押し付けた。
ともだちにシェアしよう!

