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可愛いと思ったら負け-18
「翼、すごいな」
「……ええ? 何が?」
「……まあ俺は、正直に言うと、抱かれる側でしか考えてなかったし、しばらくはそれでいいかなって、」
「え?」
「だから、翼に抱かれる側でいいって。いや、抱かれてやってもいいってことではなくて、その、まあ、抱かれたいって言ったら変かもだけど……」
変わらず翼のに触れて遊んでいると、その手を握られた。
自分でも恥ずかしいことを言った自覚があるからこそ、誤魔化すために触れていたのに、逆効果だったようで、翼のはこれまでより大きくなっていた。
1回出したのに……? 超えてくることある?
「そうやって煽んなよ、煽ったからまたこうなったじゃん!」
「あ、煽ってねえだろ! そもそも翼が最後までしたいとか言うくせに、ずっと俺のことばっかり気遣うから、俺だって真剣に考えて……」
「だからさあ! そういうのも全部! 全部可愛すぎるんだよ!」
「は……はあ!? だったらそういうお前も可愛いわ!」
「ふざけんな! 今は俺の話はしてないだろ」
「ふざけてねえよ! そもそも翼が可愛いって思ったら負けとか言ったのが始まりじゃん!」
翼はギャーギャー叫んでいる俺をくるりと反対に向かせると、ソファに膝と手をつくように言った。
喚きながらも言われるがままに四つ這いの姿勢になると、尻の穴に翼の先っぽが触れる。
「え!」
「脚、閉じて。航大が可愛すぎてしんどい。とりあえず俺ももう1回出したい」
どうみてもムードをぶち壊すようなやりとりをしたのに、翼はちっとも興奮がおさまらないようだ。
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