太ももをサイドから押さえられ、抵抗できずに脚を閉じると隙間に翼のを挿れられた。 　ゆっくりと侵入してくる感覚とこの姿勢のせいで、セックスするならこんな感じなのかなと、勝手に想像してしまう。 　一気にこの雰囲気に飲まれると、落ち着いていたはずの快感が引きずり出される。 「……あっ」 　俺はもう無理だと思っていたのに、翼のちんこに擦られ、それだけではなく翼がさっきみたいに俺の尻の穴をいじるから、感覚を一気に思い出して、またゆるゆると勃ち上り始めた。 　出し入れされる度に、パンパンと肌がぶつかり、前後に揺れる自分の身体に興奮する。 　 「航大、自分で扱いてんの？」 「……うっ、あ、」 　翼に指摘されて恥ずかしいけれど、我慢できずに自分のを触り続けた。ずっと気持ち良い刺激の中にいて、バカになったのかも。 　扱く手が止まらない。 「航大、可愛い」 　翼は俺の尻をいじるのをやめると、両手で掴み、さっきよりも腰を振るスピードが早まった。 　翼ももうすぐイくのか……？ 「待って、一緒が、いい！」 　一緒がいいなんて、こんな恥ずかしい台詞が口から出てしまうなんて、と思いつつも、また翼のが大きくなるのを脚の隙間で感じ、俺も全身がゾクゾクしてくる。 「あっ……あ、あ！」 「航大、俺も、もう無理……」 　ぱたぱたと、ふたり分の精液がソファに飛び、染みていった。