140 / 186
可愛いと思ったら負け-21
「いいよ、入ろうか」
「え、まじで?」
「何でそんなに驚くんだよ」
「航大が可愛い。俺を煽ってくる……」
「おまっ、うそ、だろ……!」
さっきまで散々していたのに、翼は性欲がバカになったのか、何事もなかったかのように、また勃起させていた。
どれだけ元気なんだよ。
「いちいち可愛いのやめて。俺もう本当に我慢できない。本当に可愛い」
「可愛い可愛いうるさい! 俺は翼の質問に答えただけで、何も煽ってねえよ!」
急いで風呂場へ連れて行くと、冷たいシャワーを翼のさらにぶっかけた。何するんだよと怒られたけれど、そうでもしないと俺ももうさすがに無理だ。
「お風呂が沸くまでの間はダメ?」
水をかけられても元気なままの翼は、シャワーを俺から奪うと、スポンジで簡単に浴槽を洗い始めた。
それからお湯張りの開始ボタンを押す。
その隙に風呂場から出ようとしたが、翼に引き止められ、翼はびっしょり濡れたズボンを浴室に脱ぎ捨てた。
「俺もう今日止まんない」
ぐりっと尻にちんこを押し付けられ、肩を噛まれる。口の中を入れられた指で掻き回され、ふにゃふにゃになった俺のちんこを優しく擦られた。
「なあ、もう無理だって」
「俺も無理……航大可愛い……」
相変わらず肩やら首に噛みつきながら、翼の息が荒くなってくる。コイツ、本当にまた興奮してるじゃん!
「翼、やばすぎだろ」
「だって幸せだもん。ちょっとしたことでも我慢できない」
「さすがにやりすぎだってば……!」
ともだちにシェアしよう!

