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可愛いと思ったら負け-24

「俺、変態みたいじゃん……、こんなんじゃなかったのにい……」  だんだんとお湯が溜まり、室内が湯気で曇ってくる中、俺の目から涙が溢れた。  自分よりかなり年下の男にケツを向けて、その穴に挿れてほしいとお願いするなんて、俺って最初から実はその気があったってことか? 「航大可愛いねえ」 「今そんな話、してない」  ぷくく……と、翼の親指が俺のナカに入ってきた。  意識したわけではないのに、翼の指を離すまいとでもいうように、俺のナカがぎゅうぎゅうに締まる。    ここに挿れたら気持ち良いだろうねと、翼が少しだけ入った指を、ナカでぐるりと回した。 「航大が想定してる好きの気持ちを超えたんじゃない? 相手を求める気持ちがここまで大きくなったことが初めてなんでしょ?」 「……分か、んな、い」 「でも、俺のにはまだまだ届かないね。だから早く、もっと好きになって」  ……ちんこをおっ勃てて、尻まで突き出して、穴に指を挿れられてよがって、これだけみっともない姿を晒しているのに、これ以上って何? 「航大、可愛いよ。大好き」 「うう……」  こんな状況でも、翼に触れられるとやはりどこも気持ち良さしかなく、結局快楽に抗えずに果てたとき、音楽とともにお風呂が沸きましたと音声が流れた。  翼もそのタイミングで出したようで、俺の太ももに翼の精液がどろりと垂れた。 「お風呂の中でもする?」  翼がクククと笑う。 「もうしねえよ! バカ!」  俺は翼の頭を叩き、洗面器で溜まったお湯をすくうと、翼の顔めがけてぶちまけた。

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