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溺れて沈む-5

 俺が先に身体を綺麗にし、それから翼がシャワーを浴びることになった。  どうせ脱がされるから服を着て待つのも変だと、新しいバスタオルを巻いてベッドの上に座った。  すぐに押し倒されて始まっても、このタオルを敷けばベッドが汚れないで済むかなと、これからのことを想像すると恥ずかしさが猛烈に襲ってくる。 「……どうしたらいいんだよ」  タオルにくるまりながらベッドに仰向けに倒れると、頭に何かがぶつかった。手を伸ばして確認すると、筒状の何かみたい。  そのまま掴んで、天井に向かって掲げると、透明な液体が入った容器だった。  ……これってローション!?  勢い良く起き上がり、元々ローションがあった場所を見れば、しっかりコンドームも置かれている。しかも5つもだ。  何回する気だよと混乱する。翼の絶倫さは知っているからこそ、今日は今まで以上に逃してもらえなさそうだ。 「でも、俺もしたい気持ちはあったし……」  ローションを手に出すと、俺は膝立ちになり、ゆっくりと尻の穴に指を入れた。 「いっ……!」  いくら綺麗にしたとはいえ、積極的にほぐしたことはないから、たったの指1本でもまだ痛い。  でも、翼のサイズはとんでもないし、いざ触れられると俺だって止まらなくなるだろうし、何としても挿れ切ってしまいたい気持ちはある。

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