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「んっ、ぅん。健人、さんッ。疲れてたんじゃ、なかった、んで、す、か……!」
「由宇くんが、あんまり可愛いから」
場所を寝室へ移し、二人はベッドの上で愛し合っていた。
「あ、あぁっ! もう?」
「ごめん。我慢できない」
健人を体内に受け入れながら、その圧力に背を反らせながら、由宇は思った。
(そういえば。健人さん、キスの時から、ずっと指で僕の後ろを弄って……!)
「うぅ、くぅうッ!」
「ごめん。ごめんね。苦しい?」
「問題ありません。僕の体は、すでに健人さんの形状を、記憶しています」
「固い言葉で、ずいぶんエッチなことを言うね」
この時はまだ、由宇も話す余裕があった。
しかし健人が動き始めると、意味をなさない、うわごとを紡ぐようになった。
「んぁ、あ! 奥、グリグリ……や、やめッ! あ、はぁあ!」
「由宇くん。今、イッた?」
余韻に震える由宇の腰を、しっかりと引き寄せて、健人はまだ動く。
もっともっと、速く強く。
「ま、まだ! 波が、引いてないぃ!」
「由宇くんの中、とってもいいよ。絡みついて、締め付けてくるよ……」
うっとりとした声で囁かれると、由宇はすぐに二度目の絶頂を迎えた。
「うぅ、あ! はぁ、あぁん!」
「エッチな由宇くんも、可愛いね」
今度はゆっくりと腰を入れながら、健人はのぼせた頭で思っていた。
(すぐにヤキモチ妬いちゃう由宇くん、ホントに可愛い)
強い力で、ゆっくりゆっくりとこね回す。
硬い先端がイイ所をこするたび、由宇は軽く達していた。
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