24 / 25

第24話

とある方法を僕は知っていた。だから彼の家に押しかけることができたんだ。なのに、彼は一度僕を抱いたきり決して触れようとはしなかった。いや、正確には違う。あの時セックスして以来、晶は僕の熱を放出させるばかりで絶対に僕の中を堪能しようとはしなかった。せっかく僕たちだけの生活になったというのに、晶の口から出て来るのは悠太のことばかり。だから僕はもう一度夢を見てもらおうと、服のポケットからソレを取り出して服用したんだ。 「雪、大丈夫か」 「あきらさ、助け…っ、熱い、」 ごくんと飲み干して数十分もすれば、僕の体は熱くなり、我慢ができなくなってしまう。きっと匂いもきついはずだ。部屋に入ってきた晶は、その匂いを嗅いだ瞬間ばっと腕で匂いを防いだ。うん、効いてるみたい。良かった。 「なんでまた、匂いがキツくなって…」 「晶さん、お願い…挿れてぇ」 足を広げて妖艶に誘えば、晶は腕をぶらりと下げふらふらと寄ってきた。そのままベッドによじ登ると、僕の後穴に指を突き立てた。途端、駆け上がる快楽。脳天に一気にキタことで僕は悲鳴に近い嬌声をあげてしまう。 「あ、ぁぁっ、いい、う、んん…っ」 「雪、ゆき…」 うわごとのように僕の名前を呼びながら、自身のズボンを下ろす彼。聳り立つそれに思わず生唾を飲み込む。大きい、太い。きっと、いや絶対に気持ちいい。 晶の犯(や)りやすいように先ほどより大きく足を広げれば、晶は僕の足を掴んでソレを僕の中に挿入してきた。 「ーーーっ」 声にならない悲鳴をあげ、僕は次にクる快楽に身を委ねた。 「はっ、」 晶の声ですら、今の僕には興奮材料だった。晶は自身のブツを使って何度も何度も僕の中を穿つ。ソレが僕のいいところを突くたびに、僕はあられもない声をあげた。 「もっと、ちょうだいっ、あきらさ、んっ」 晶に向かって腕を広げれば彼はそれに素直に応じ、僕を抱きしめてくれた。そのまま抱き起こされ晶の足の上に乗せられる。深く刺さるソレに僕はさらに声を大きくする。もうイキそう、そう言おうとした時だった。 「悠、悠太…」 熱が若干冷めるのを感じる。今、晶は僕を誰かと重ねているのだろう。それはきっと、名前の通りの人物で…。 「晶、キスしよ?」 だから僕も、晶がその幻想から目を覚さないように名前を呼ぶ。晶は熱に浮かされた瞳で僕の唇を貪った。 今はいいけど、今度からはちゃんと僕の名前を呼んでよね、晶さん。ね?

ともだちにシェアしよう!