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Aria of Echoes 31

「このレース、綺麗でしょ?」  確かに美しいレースだ。じっくり眺めてスケッチしたくなる衝動に駆られそうになったが、今凪を支配しているのはそれよりももっと根源的な衝動だった。  汐音をサッと抱き上げると、洗濯機の上に座らせる。 「っ……すげぇな、綺麗だ」  元々細身の汐音の足はスラリとしていて余分なものの付いていない美しい形をしていたが、その白い皮膚の上に花が咲いて、美しさに加えて艶かしい雰囲気も醸し出している。  小さな貝殻のような爪が付いている爪先に躊躇なく口付け、凪はそのまま足の甲、くるぶしを通り、ふくらはぎを喰みながらゆっくりと上がって…… 「…………いい加減にしろよ」 「だって、パンツ履くなって言うから」 「それはオレの下着を履くなってこと」  凪のカーディガンが尻周りを隠していて気づくのが遅れたが、汐音はその下には何も身につけていなかった。  かろうじて身につけているのはレースのストッキングに合わせたデザインのガーターベルトだけだ。 「…………あんた、ちょっと変態チックなとこあるよな」 「な、な、ないないないっ……ちょっとしか、ないもん」  かわい子ぶるなと咎めることもできたけれど、そんなことよりも凪は白い足に唇を這わすことに夢中だった。  同じ人の肌だと言うのに汐音の肌は驚くほどきめが細かく白く、そして薄く透けるような透明感があった。そのために恥ずかしいことがあると内側から滲むように朱色が浮かび上がり、匂い立つような色気に変わる。  そうすると熟れ切った果実の香りが濃くたちのぼって……  脳みそを握りつぶされるような気分で、凪は自主的に汐音の秘めた箇所に向けて首を伸ばす。 「あっ ン」  普段よりもねっとりとした濃密なフェロモンは発情期が近いからだろうかと、吸い込むたびにぼんやりとする頭で凪は考える。  けれどそれも、蜜をこぼして怖がるように震える先端に舌を這わせた瞬間に霧散してしまった。  甘さ。  精子の混じる先走りを舐めて甘いと感じる。  その不思議さは「相性」だと授業で言っていた……と、凪は理性を繋ぎ止めるために懸命に他のことを考え始めた。 「ぁ、んっ凪、な、ぎ……っ先っぽちゅぷちゅぷしないでぇ」 「先っぽがダメ? じゃあこっちだな」  凪はラッピングされた足を抱え上げると、制止の言葉を振り切って赤く熟れてひくつくソコへと唇を這わせる。  なんの躊躇もなく唇が菊のような皺を喰み、熱く太い舌がその皺を一つ一つ伸ばすように蠢く。そうすると甲高い嬌声と共に愛液が奥からこぷりと溢れ出して……  

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