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第40話 汚して脅して壊して堕とす(side修平)【***】

保先輩が、ケツマンでメスイキ絶頂したのがわかった。 身体をビクンビクンと痙攣させ、俺の子種を搾り取ろうとアナル全体がキツく収縮する。 「くっ……」 それをギリギリで耐えて、アヘ顔の先輩の顎を掴んで上を向かせ、キスをした。 今度はチョコなんて建前は使わず、思うまま淫らに舌を絡ませ、口内を探り、唾液を吸い、唾液を流し込んだ。 射精感を辛うじてやり過ごしたのを確信してから、俺は畝り続ける先輩のアナルに、手加減なしでピストンを開始する。 「あッ♡ しゅーへー♡♡ しゅーへー……ッッ♡♡」 保先輩が、俺の名前を呼びながらケツアクメを繰り返し、乱れる。 先輩のすぼまりに俺のちんぽが出入りするのを眺めながら、尻を揉み、乳首を抓り、玉を愛撫し、首筋や背中を舐めた。 「保、先輩……っっ」 それは、夢にまで見た光景で。 夢が叶った瞬間だった。 ──でも。 「もっと、壊れて下さい……」 夢が叶った今、俺の仄暗い願望が首を擡げる。 一度だけでもいい、なんて嘘だ。 手放したくない。 手放すなんて、もう出来ない。 もっともっと壊して、壊れて、俺の手元に堕ちてくるまで。 下半身をドロドロにしたまま、アクメから逃れられない保先輩へ暗示を掛けるように、俺は赤く染まった耳から言葉を流し込み、脳ミソに染み込ませる。 「男とセックスしてるって、わかってます?」 「こんなセックス知ったらもう、オナニーもアナニーも満足出来ませんよね」 「アナルでイっちゃう淫乱なんて、先輩の友達が聞いたらドン引きじゃないですか?」 わざと酷いことを囁けば、保先輩の瞳が不安に揺らめく。 「俺だけは、どんな先輩でも受け入れますよ」 「保先輩のこんな可愛いところ、俺にしか教えないで下さい」 「これからも一緒に、沢山気持ち良くなりましょうね」 俺だけは先輩の味方だと、仲間だと伝えれば、刷り込みされた雛鳥のように、保先輩ははにかんで。 ……ああ、本当に駄目になったのは、先輩じゃなくて、俺なのに。 無垢な先輩を汚して、脅して、壊して、堕としているのは、俺なのに。 「……っ、保、先輩……っっ」 「しゅーへー♡♡ きて……ッッ♡♡」 保先輩は背中を捩り、潤んだ瞳で俺を見る。 好きです。 もう、ずっと。 貴方を初めて見た時から……。 そんな想いを込めて、薄く開いた魅惑的な唇を、俺の口で塞いだ。 「……っ、!!」 「~~んんッッ♡♡」 どぷどぷどぷ、と今までずっと溜め込んでいた欲を、先輩の中に吐き出す。 俺の放ったもので汚されたというのに、なぜか保先輩は、嬉しそうに笑った。 ぬぽ♡ と引き抜けば、保先輩の下の口では受け止めきれなかった白濁の液体が、トロトロ♡ と溢れ出し、内腿を伝ってシーツに染み込んだ。 「エッロ……」 早く洗ってあげなければ、と思う自分の理性は、ここを塞いで先輩のアナルに染み込ませたい、という欲望にあっさり負けた。

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