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第88話 何度染め上げようとも(side修平)【*】

「そうですよね、保先輩はもう、俺のちんぽケースて、俺のちんぽの奴隷ですしね」 「もう、意地悪……っ♡♡」 保先輩は、そう言いながら俺のペニスを喉奥まで頬張り、口を窄め、舌で竿の裏筋をなぞりながら口淫を続ける。 鏡に映る保先輩のアナルは、早く埋めて欲しくてヒクヒク♡とおねだりをし、トロトロ♡ とローションを滴らしていた。 なんとも美味しそうな、俺専用のケツマンの仕上がり具合に喉が鳴る。 ぢゅこっ♡ ぢゅこっ♡ ぢゅこっ♡ ぢゅこっ♡! 「ああ、凄く気持ち良いです、保先輩……」 初めてフェラして貰った時は、男性器を舐めるという行為に戸惑いつつも、拙い舌使いで懸命に愛撫してくれたことを覚えている。 あの時は咥えて貰う前に自分から止めたが、それがたった数ヶ月で、手を滑車で拘束されながら、俺に埋めて貰う為に必死で頭と舌を使い、美味しそうに、愛しそうに、俺の肉棒を躊躇なく喉奥まで咥えるようにまで変化した。 恋い焦がれるだけだった、そのサラサラな髪に触れることさえ出来なかった俺が、今は自分のペニスを保先輩に慰めて貰っている。 視界に入る全ての光景が奇跡の積み重ねで、俺が手にした幸運の集合体だ。 「でも、イくには少し物足りません」 サラサラな髪を俺の両手で掻き上げ、頭を掴む。 「んん……っっ! ん"っ!」 じゅぽ! じゅぽ! じゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽ♡♡ 激しく腰を振り、保先輩の口を使って、オナニーをした。 玉が収縮して、射精感がちんぽを駆け上っていく。 「は……っ、保先輩、出しますよっ……」 「ん、んん"っっ!!」 俺は遠慮なく、保先輩が逃げられないように頭部を押さえ、その口内に大量の精液を流し込む。 びゅるるるるっ……♡ どぷ♡ どぷ♡ どぷ…… 口内に収まりきらなかった白い液体は、保先輩の口の端からつぅ、と糸を引いて垂れる。 保先輩は喉をゴクッゴクッと動かして、俺の精液を自分の体内へと迎え入れた。 ああ、保先輩が俺に汚されていく。 それは堪らなく癖になる背徳感で、何度保先輩を俺仕様に染め上げようとも、満足することはなかった。 保先輩のエロい姿に、ゾクゾクとした、征服欲を満たしたような優越感みたいなものが、俺の脳内に広がっていった。 もっと。 もっとだ。 それはまるで、麻薬のようで。 「もうっ……、修平、多過ぎ……っ」 「すみません」 けほ、けほ、と咳き込む保先輩の、サラサラの髪を撫でた。 愛しくて。 なのに、壊したくて。 何度染めても、気付けば真っ白に輝く保先輩を、ずっとこの泥沼に引きずり込みたくて。 俺の精液を飲み込み、誤飲していないのを確認してから、俺はボールギャグを保先輩に咥えさせた。

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