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02 ハメダ珈琲のミルクフェア♡〜えっちな店員さんの母乳を飲みながらラブラブ授乳手コキ♡〜
ハメダ珈琲から「モーニングミルクフェア」開催のお知らせ♡
甘いミルクで、朝も元気!
ハメダ珈琲で活力みなぎるひとときをお過ごしください♡
※
「……夢じゃなかった」
俺、|田中直《たなかただし》は、再びハメダ珈琲を訪れていた。2週間ぶりの来店に、思わず心がそわそわする。
嘘みたいなモーニングを体験してから、もうすぐ2週間。プレゼンは奇跡的に──努力の成果だと信じたいけれど──うまくいった。クライアントの反応も上々。上司にも褒められ、なんとプロジェクトリーダーに任命されてしまった。
これも、ハメダの……いや、ナオくんのおかげだ。本当はすぐにでもお礼を言いに来たかったのに、リーダーとしての仕事が怒涛のように舞い込んでしまい、ようやくプロジェクトも落ち着いた今、やっと来ることができた。
「いらっしゃいませっ♡……あっ!直さん!」
甘くはじける声に、心臓が高鳴った。
カウンターの奥からひょこっと顔を出したナオくんは──
前回とはちょっと違っていた。
頭には、おそらく牛さんのカチューシャ。ツノと耳がぴょこんと揺れてて、すごく似合ってる。
白シャツと緑のコックタイはいつもの制服っぽいけど、
今日は腰に黒いフリルエプロン、その下には……
まさかの、ホルスタイン柄の超ミニショートパンツ!
──おいおい、これは何のイベントだ。
「もう。来てくれないから寂しかったよ?」
少し拗ねたように頬を膨らませて、上目遣いで見つめてくる。
……かわいい。
それがたとえ営業トークだったとしても、私生活がパッとしない独り身にとっては胸に沁みる言葉だった。
「ごめんね。あれからナオくんのおかげでプレゼンがうまくいったんだ。それから仕事がバタバタして、なかなか来れなくて……」
「そうだったの? すごい! おめでとう♡ でも、僕は何もしてないよ? 直さんの頑張りがちゃんと実を結んだんだよ♡」
「いや……本当に、ありがとう。今日はどうしてもお礼が言いたくて……モーニングしにきました」
言ってて、ちょっと恥ずかしい。お礼って言いながら、結局えっちなモーニング目当てなんじゃないかって、自分の下心が嫌になる。
でも、ナオくんはそんなこと気にする素振りもなく、にこっと笑って──
「嬉しい♡ ちょうど今日から“モーニングミルクフェア”が始まったの♡ 直さん、どうですか?」
「ミルクフェア?」
かわいい牛さんコスチュームと、何か関係があるんだろうか。
正直、内容はよくわからないけど──ナオくんが言うなら、それにしてみよう。
「……じゃあそれでお願いします」
「やったあ♡ 1名さま、ご案内しま~す!」
ぱぁっと笑顔になったナオくんが、くるりと背を向けて歩き出す。その後ろ姿にふと視線が吸い寄せられて──俺はまたまたギョッとした。
前回と同じ、オープンクロッチ仕様!!
歩くたびにファスナー部分についている尻尾がゆらめいている!
思わず、ごくりと喉が鳴る。
(ハメダモーニングを頼んだら、あのパンツの奥を覗くことができるのだろうか)
ナオくんに案内されながら、霰もない妄想が止まらなかった。
※
「はーい、ズボン脱ぎ脱ぎしようねぇ♡」
ボックス席に通されるなり、ナオくんがにっこり笑ってそう言った。
牛さんコスチュームなのに、口調がまるで小さな子に話しかけるお母さんみたいで──妙にドキッとする。
下心があるとはいえ、いざ服を脱ぐとなると緊張する……。
モジモジしてる俺を見かねたのか、ナオくんが耳元にそっと顔を寄せてきた。
「ねぇ? シワになったら大変だよ?」
「お仕事前にえっちなことしてたのかな〜って、ヒソヒソされたら……恥ずかしいでしょ♡」
耳元にふわっとかかる吐息に、俺は顔が一気に熱くなる。
言われるまま、スラックスと下着を脱ぎ、ついでに上着も脱いでしまった。
シャツとネクタイだけ身につけて、下はまるっとすっぽんぽん。
どう見ても間抜けな格好だけど、
ナオくんの笑顔を前にしたら、逆らう気なんて起きやしない。
「上手に脱げたね♡」
そう言って、ナオくんはボックス席のソファにちょこんと腰かけた。
そして、ニコニコしながら自分の膝をぽんぽん叩く。
「いい子な直さん♡ はい、おいで?」
「えっ……?」
「どうぞ♡」
トントン、と柔らかそうな太ももを優しく叩くナオくん。
まさか──これ、膝枕してくれるってことか?
「し、失礼します……」
恐る恐る剥き出しの太ももに頭を乗せてみると──
(な、なんだこの感触……!?)
男の足なんて、もっと硬くてゴツゴツしてるもんだと思ってた。
でもナオくんの太ももは、ぷにっとしてて、信じられないくらい柔らかい。
まるで高級低反発クッション……いや、それよりもずっとあたたかくて、安心感がある。
「ナオくん、重くない? どこうか?」
「ううん、いいの! 重くないから、このままでいて♡」
そう言われて、ドキドキが止まらない。
だって──目の前にナオくんの、まるで天使みたいな顔がある。
近い、近すぎる!
「直さん。初めて来た時より、キリッとしてるね」
「そう、かな……?」
「うん、そうだよ♡ 自信がついたみたいだね♡」
確かに少しずつだけど、仕事に手応えを感じてる。
それなりに身なりも気にするようになった。それはきっと──
目の前の彼にかっこいいって、思ってもらいたかったからだ。
……我ながら、単純で恥ずかしい。
「直さん、ほんとに頑張ったんだね……よしよし♡」
ナオくんの指が、優しく俺の髪を撫でてくる。
その手つきがあたたかくて、思わず目を閉じた。
ゆっくりと頭をなでられて、子供みたいに甘えたくなる。
──なのに。
「そんな直さんには、いっぱいあげたいな♡……僕のおっぱい♡」
「……っ!?」
その言葉に、夢でも聞いてたのかと思うほど一瞬で覚醒した。
「おっぱい」って、え、なに……!?
衝撃的すぎて思考が止まったまま、目の前のナオくんを見る。
彼は俺の頭をなでながら、にっこり微笑み、
自分のシャツのボタンを──プチ、プチ、と一つずつ外していく。
シャツの中から、ついに現れたのは──
信じられないくらい、ツンとハリのある胸。
(ミルクフェアって……もしかして……)
「ね、見て……♡ ほら……♡」
ナオくんが、自分の胸をふわりと両手ですくい上げるようにして、俺の目の前に差し出した。
つややかで柔らかな肌。その中心で、ぷっくりと色づいた乳首が、「僕を味わって♡」とばかりに主張していた。
女性のような丸みはないのに、硬い筋肉とも違う。指で押したら、ぷにっと押し返してきそうな、不思議な弾力。
その魅惑的なおっぱいに、俺は完全に心を奪われていた。
「ミルクフェア、お待たせしました♡ いっぱい吸ってね?」
甘く囁くような声とともに、ナオくんが俺の顔をそっと両手で包み込む。
そして、その乳首を、ゆっくりと唇に押し当ててきた。
(……もう、だめだ)
抗う余地なんて、どこにもなかった。
俺は恐る恐る、その小さな突起に舌を這わせ、ちゅ♡ と音を立てて吸った。
「んっ……♡」
ナオくんの身体がぴくりと震えた。
唇に伝わるぬくもり。ほんのり甘い、肌の味。
鼻先にふわっと香るのは、どこか花みたいな──ナオくんの匂い。
それだけで、俺の下半身はうずき始めていた。
「んっ♡ 僕のおっぱい、おいしい?」
ナオくんが潤んだ瞳で、こちらを覗き込むように見下ろしてくる。
その視線にドキッとしながら、俺は夢中で頷いた。
「んぢゅっ……! はい、おいしいですっ」
ナオくんの太ももに頭を預けたまま、夢中になって舌で乳首を転がし、乳輪ごと吸い上げる。
口いっぱいに広がる、優しくてあたたかい幸福の味。
……ああ、俺、疲れてたんだ。
仕事が評価されて嬉しい反面、背負う責任の重さに、プレッシャーを感じないわけがない。
そんなときに、この“ミルクフェア”。
優しさに包まれて、ただ快楽だけを受け取るこの時間は──まさに、戦う戦士のオアシス。
「ふふっ♡ 素直な直さん、かわいい……♡」
ナオくんはくすくす笑いながら、やさしく頭を撫でてくれる。
その手がするりと頬をなぞり、次の瞬間には、俺の性器に細くて白い指が絡みついていた。
「じゃあ……直さんのミルクも搾っちゃおうね♡ ほら、いい子、いい子♡」
白くて細い指が、俺の性器に絡みつく。
シコシコ、こしゅこしゅ──絶妙な速さで擦り上げられ、裏筋や亀頭を的確に攻め立てられる。
優しくて、慈しむような手つきなのに……どこか弄ぶようで、気持ちよすぎて思考が追いつかない。
「ぢゅっ、ぢゅうっ♡……カプっ♡」
ぷっくりと熟れた乳首の感触に夢中になるあまり、ついカプりと甘噛みしてしまった、その時だった。
「ふぁっ……♡ あ、僕もミルク、出ちゃう……んんっ♡」
「……えっ!?」
ナオくんが甘く震える声を漏らした直後──次の瞬間、口の中にとろりと広がる、あたたかくてほんのり甘い液体。
……これは、はるか昔に味わった、ママの味──!?
(……まさか、これって……!)
「ナオくん!? これ、母乳……!?」
驚いて顔を上げると、ナオくんは頬をぽっと赤く染めて、こくんと頷いた。
「うんっ♡」
その姿は天使みたいにかわいかったけど、それどころじゃない。
「ナオくんって……男の子……だよね? なのに、母乳って……?」
どう考えても、現実離れした展開。
いやいやいや、男の子から母乳って……そんなの聞いたことないし、病気とかじゃないよな!?
脳内がぐるぐる回ってパニック寸前の俺をよそに、
ナオくんはとろんと潤んだ瞳で微笑みながら、そっと俺の頬を撫でてくる。
「直さん、おっぱい吸うの……すっごく上手だったから、びっくりしてでちゃった♡」
「え、えっ!? そ、そんなわけ──」
ないじゃないか、と叫びたいのに。
「ねぇ、もっと……僕のミルク、飲んでほしいな♡」
うるんだ大きな瞳に見つめられ、甘いミルクの匂いにふわりと包まれて……
俺の思考は、いとも簡単に蕩けてしまった。
──あれ? 俺、何を心配してたんだっけ。
「僕と……いっぱい、ミルクフェアしよ♡」
「……はい……♡」
気づけば疑うことなくうなずいていた。
母乳が出たって良いじゃないか。だって、こんなに可愛いナオくんなんだから。
俺は、すべてを受け入れた♡
※
「ちゅっ、ぢゅる……んっ……♡」
「ふふっ♡ 気持ちいいねっ♡ 赤ちゃんみたいにちゅうちゅうしてるのに、おちんちんは大人でミルクとまんないの♡ すごくえっち♡」
口いっぱいに広がる甘くて温かい味。
吸えば吸うほど、脳内を侵食していく。
(やばい……俺、完全に中毒だ……♡)
ナオくんの吐息混じりの声は、蕩けるように甘い。
なのに、俺のちんぽを嬲るその指先は、信じられないくらいえっちだ。
性器の先端をカリカリと引っかき、鈴口をクリクリっとほじられ、竿を擦り上げられ、緩急つけて的確に攻め立てる様に今にも発射しそうだ。
甘やかされすぎて、もう、思考がふにゃふにゃになっていく。
「直さん♡ ほら、いっぱい出して?♡ ぜ〜んぶ搾り取っちゃうからね♡」
「んぐっ♡」
連日のハードワークで、精子を溜め込んでしまった玉を、ふにふに♡…と優しく手のひらで転がされる。
くにゅ、と袋ごと柔らかく揉み込まれるたびに、奥の方からギュンッ!と強烈な射精欲が突き上げてきた。
出したい。
もう、それしか考えられない。
「ナオくん、ナオくん、もう……っ、いく……っ、出る……っ♡」
「いいよ♡ ナオの手に、ピュッピュして♡」
ナオくんの甘い囁きと、ふわりと香る温かいミルクと花の匂いに包まれて──
俺はびくん、と腰を痙攣させ、その手の中にどろりと熱いものをぶちまけた。
びゅくっ、びゅるるるっ…!
「んっ、んぅうう…っ♡」
精液が迸った後、全身が脱力して、ナオくんの胸元にぐったりともたれかかる。
「はぁ……っ……ナオくん……」
「直さんすごぉい♡ いっぱい出たね♡ よく頑張りました〜♡」
ふんわりと頭を撫でてくれるナオくん。優しく微笑む姿はまさに聖母だ。
なのに、その胸の先っぽ…ツンと上向いた桃色の乳首から、ツウッ、と白濁したミルクがひとすじ垂れたまま……
あ、飲まなきゃ。
そんな本能的な衝動に突き動かされ、俺は無意識に舌を伸ばしていた。
「……ナオくん、ミルク……もったいない」
白い道筋を辿る巡礼者のように、お腹から胸へとゆっくり舐め上げていく。
「ん、ふ…っ♡」くすぐったそうにナオくんの体がぴくんと跳ねた。
「ぺろ……じゅるっ、ん……♡」
熱を帯びた肌を味わい尽くして、最後はこぼれるミルクの源泉へ。
乳首ごと深く含んで、夢中で吸い上げる。
「んちゅっ♡ ぢゅう、ぢゅうう……っ♡」
口の中に、じゅわ…っと濃厚な味が広がる。
「あ、ぁん…っ♡ 残さず飲めて、偉いぃ、っ…♡」
恍惚とした表情で、ナオくんが俺の髪を優しく撫でる。
優しく微笑む聖母様が、俺のせいでこんなに淫らに乱れてる。
その事実が、たまらなく俺を興奮させた。
※
「ごめん。ナオくんの手、汚しちゃった」
ミルク搾りをしてくれたほっそりした白い手は、俺の吐き出したものでどろりと汚れていた。
あわててテーブルのティッシュを引き寄せ、何枚か取って手を拭こうとすると──
「ううん。直さんのミルクは汚くないよ?♡」
俺がティッシュを掴むより早く、ナオくんは自分の指をちゅ、と吸った。
ぺろり、と赤い舌で白いのを絡めとり、こてん、と首を傾げていたずらっぽく笑う。
「……んっ、濃厚で、苦ぁい♡」
「ちょっ!そんなの舐めちゃダメだってば!!」
俺のツッコミに、ナオくんはくふくふと笑った。
くそ……心臓に悪い。かわいすぎる……。
(……ん?)
視線を下にずらしたら
ふと視線を下に落とすと、ナオくんの下半身が、かわいく主張していた。
今にも「出して♡」って懇願する声が聞こえてきそうなほど、先端がぷっくりと浮かび上がっている。
店員に手を出していいのか、お店のルールはわからない。
だけど──ナオくんにも、気持ちよくなってほしい。
気づけば、かわいく主張する先端を、パンツ越しにすりすりと撫でていた。
「あっ♡ 直、さん…っ?」
「ナオくん。おちんちん、ぎゅうぎゅうで苦しそうだよ……」
「や、やだ……そんな言い方……っ♡」
耳まで真っ赤に染めて、ナオくんが小さく身じろぎする。
いつも余裕たっぷりな笑顔が、今はすっかり快感に蕩けている。
「……僕は……触らなくても……大丈夫、だからぁ……♡」
「ナオくんに触るの、禁止されてる?」
「禁止されて……ないけど……っ♡」
「じゃあ、触りたい。ナオくんのこと、もっと気持ちよくしたい」
「あっ……♡」
「ミルクフェアのおかわり、させてください」
とろんと蕩けた瞳で見つめ返すナオくんの、その返事を待たずに──
俺はそっと、パンツのチャックにくい、と手をかけた。
「うわ……」
(えっろ……)
ジッパーを下ろした瞬間、むわりと甘い花の香りが濃くなる。
窮屈そうに押し込められていた熱い塊が、ぷるんっと勢いよく目の前に飛び出してきた。
綺麗に手入れされたそこは、先端からきらりと蜜の糸を引いていて、まるで瑞々しい果実のようだ。
同じ男のモノなのに、どうしようもなく甘美で美味しそうに見える。
(というか、し、下着履いてない……っ!)
童貞の俺には、刺激が強すぎる光景だった。ノーパンがハメダのルールなのか!?
俺が固まっているのに気づいて、ナオくんが甘くとろけた声で追い打ちをかける。
「あ、じゃあ……♡ 直さんのも混ぜて、一緒にミルク、絞って…?♡」
甘くとろけた声が、脳を蕩かす。
もう、我慢できなかった。
俺はナオくんの熱い果実と、自分の雄芯をぴたりと重ねて──
そのまま一緒に、ぬるり、と握り込んだ。
「くっ…!」
「んんっ♡」
指先に伝わるのは、互いの熱とぬめり。ぷっくりと赤くなった先端同士を擦り合わせるたび、とろとろと快楽が混ざり合っていく。
「直、さん……♡ おちんちん、ぬるぬるで……きもちい……っ♡」
「ナオくんの先っぽ、ぷにぷにで熱くて……もう、ぐちゃぐちゃ……♡」
ちゅくっ、ぬるっ、ぐちゅ──。
擦るリズムを速めると、ナオくんの吐息が甘く震えた。頭からずり落ちそうになった牛さんのカチューシャが、彼の喘ぎに合わせて小さく揺れる。
「……っ、あ、だめぇ…! 先っぽ同士、ぐりぐりされるの…っ♡ 気持ちよすぎて、おかしくなっちゃう…っ♡」
その声があまりにも甘くて、切なくて。俺は理性なんてとっくに手放して、夢中でナオくんを快感の先へ連れていこうとしていた。
「やっ……♡ ぴくぴくして…ミルク、いっぱい出ちゃうからぁ…♡」
「いいよ……ナオくんのおちんちん、もっとぬちゅぬちゅにしてあげる……♡ いっしょに、搾り合おうね」
俺はナオくんの震える手をとって、ぐちゃぐちゃに濡れそぼった性器に添えさせる。上から手を重ねて、一緒にゆっくり擦りあげる。
「うんっ♡いっしょに……ああ、っ♡ いっしょに、イく……っ♡」
ぐちゅっ、ぬちゅっ、ぬぽっ……!
下品なくらい水音が響いて、蜜がとろとろと手のひらを伝ってソファを汚していく。
「いっ……イク、イクッ♡ おちんちん、ナオのミルク……出ちゃうぅ♡♡」
「俺も……ナオくんと、いっしょに……!」
びゅるっ、びゅるるっ……っ!
白濁がびちゃびちゃと弾け、互いの性器と手をぐしゃぐしゃに汚していく。
熱く脈打つ奔流を互いに浴びせ合いながら、俺たちは同時に果てた。
「ナオくん……っ」
「んんっ♡」
好きだ、と叫びたいくらいの衝動に突き動かされて、俺はナオくんの顔を引き寄せる。
唇が触れた瞬間──ナオくんはうっとりとした瞳で、それに応えてくれた。
そのまま甘く、深く、お互いを貪るようにキスを交わした。
※
「はぁっ♡ 直さん、ありがとうございました♡ おかわりまでしてくれて、ナオ、嬉しいっ♡」
絶頂の余韻でとろけていたナオくんは、しばらくするとふわりと店員モードに戻っていた。
気がつけばテーブルにはあたたかいタオルが置かれていて、俺の下半身をやさしく清め、手際よく服まで整えてくれる。
「では、食後のドリンクをお持ちしますね♡ 少々お待ちください♡」
俺もナオくんの服を直してあげようとしたけど、その手より早く、彼はパパッと身だしなみを整えて、カウンターの奥へと消えていった。
「……」
(……やばい。俺、とんでもないことをしてしまったかもしれない)
さっきまで夢みたいだった頭の中が、だんだん現実に引き戻されていく。
たしかにナオくんも感じてくれてたし、嫌がってたわけじゃない。
でも……どう考えても、これは店員に手を出したってことになるよな…?しかも勝手にキスまで…!
(俺、出禁になるんじゃないだろうか。)
まさか今、風俗みたいに怖い人呼んでるんじゃ……!?
俺、人生終了のお知らせ……!?
一気に冷静になった頭の中で、罪悪感と不安がぐるぐると回り始めていた。
「お待たせしました!食後のカフェオレです♡……って、どうしたの?お腹いたいの?」
いつの間にか戻ってきたナオくんが、うなだれて絶望している俺を見て、首をかしげていた。
カップをテーブルに置いて、心配そうに隣に腰を下ろし、ぽんぽんと俺の頭を撫でてくれる。
ああ……ほんと、天使みたいな人だ。
「お腹は、痛くないよ。ただ……」
「ただ?」
「俺、この店を出禁になるんじゃないかって…。ナオくんに、その…手を出しちゃったし…。キスも、勝手に…」
言いながら、顔がみるみる熱くなる。童貞か俺は。
……あ、童貞だったわ(泣)
「んぅ? なんで直さんが出禁になるの? 僕のこと、すっごく気持ち良くしてくれただけじゃない♡」
ナオくんは、まるで何の問題もないって顔でニコッと笑った。
「え、大丈夫なの?またこのお店に来てもいい?」
「もちろん♡ 来てくれなきゃ、イヤ♡」
そう言って、頬にちゅ♡っとキスをくれる。
「もう心配なこと、ない? あったかいカフェオレ飲んで、落ち着いて♡」
優しく促されて、湯気を立てるカップを手に取った。
香ばしさの中に、ふんわりミルクの甘さ。美味しそうなカフェオレ。
──でも、思い出してしまう。
さっきの、ナオくんの痴態。
これは……ちゃんと牛乳、だよな?
「早く飲まないと、冷めちゃうよ?」
「あ、いただきます……」
おそるおそる口に含むと、ふくよかな牛乳の甘みと、コーヒーのほろ苦さが身体をあたためていく。
──よかった。ちゃんと“牛さん”のミルクだ。
「……ナオくんのミルクでも、よかったかも……」
ぽそっと漏らしたつもりだったのに──
「えっ、今なにか言った?」
「な、なんでもないですっ!」
慌ててカップを置く俺の顔を見て、ナオくんがクスクス笑う。
その笑顔が、やけに眩しく見えた。
……たぶん、もう俺は完全に落ちてる。
この人の甘さとやさしさに、どっぷり浸かってしまったんだ。
「……あのさ、ナオくん」
「なぁに?」
「次、来たときは……」
ナオくんが小首を傾げる。
「“ハメダモーニング”を頼むから──」
「えっ♡」
「なので、その……よろしくお願いします」
ぱぁっと顔を赤らめて、今まで見た中で一番嬉しそうな、とろとろの顔で俺に飛びついてきた。
「嬉しいっ♡ 直さん専用スペシャル……準備して待ってるから♡」
そう言って、そっと俺の手に自分の指を重ねたナオくん。
まるで、恋人みたいに見つめ合った。
カフェオレは少し冷めかけていたけど──
この日、一番あったかい気持ちになったのは、間違いなくこの瞬間だった。
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