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02.「今の聴いた?可愛かったね♡カッコいい弥涼くんの可愛いメス声嬉しいね♡」
――ダメ! ダメだって!!
って思うのに、俺は藍玖 を振り払えない。
両手が藍玖に握られる。
藍玖は華奢だから振り払おうと思えばできるのに、藍玖を拒絶するようなこと怖くてできない。
「……ッう、……あ、ぁあ……ッう、ッう……んぁ、んッ、んッ……」
触られ握られたちんこを扱 かれて、腰から背中までゾクゾク♡ が這い上がる。
藍玖 の親父さんの手、気持ち良い。気持ち良くてたまらない。
指の置かれてる場所とか、角度とか、強さとか、全部絶妙で否応なく気持ち良くさせられてしまう。
イヤなのに……本当はイヤなのに、俺オジサンにちんこ擦られて気持ち良くなっちゃってる♡
自分でやるのと全然違う手コキ♡
大きな手で包まれてぐちゃぐちゃに扱かれるの、こんなにイイんだ?
ローションも使われてるのかヌルヌルとなめらかに滑って、グチャグチャにエロい水音が聞こえる。
「フーッ♡ フーッ♡」
俺の乱れた息づかいがかかる距離で、
「気持ちイね♡ 弥涼 くん」
甘い藍玖 の声がして、彼の息もかかる。
そのまま腰が抜けたようにして、促されるままソファの下に膝をつかされた俺は、今度はソファの上にしがみつくみたいにして後ろからケツを撫でられた。
撫でられるのも気持ちイイ♡
熱い手がぐるぐると優しく這い回る。
なんで触られてるだけでこんな気持ちイイんだろ?
触れられたとこが全部性感帯になってゾワゾワ♡ と逆毛に撫でられるよう、背中まで這い上がるゾクゾク♡ が止まらない。
ローションで濡れた手が俺のケツの穴の上をぐるぐる撫でて、指先で擦るよう何度も往復する。
触られれば触られるほど敏感になってくようにして、アナルの上なんて自分でも触ったことなかった場所がくすぐられるよう気持ちイイ♡
助手のよう藍玖 の手伝う手でローションが足されて、親父さんの指先がグイグイ♡ と少しずつ俺のケツの穴にめり込んで来る。
「だっ、だめ……だめ……」
悲しくなるくらい弱々しい声しか出せないでいる俺が言うのも聞かず、指はゆっくりとだが確実にメリ込み……押し込まれていく。
叫び出したくなるような異物感がして、吐き気が込み上げるほど気持ち悪い。
だけど震える俺に、
「大丈夫。大丈夫だよ、弥涼 くん。お尻の穴に少し力を入れるとね――ほら、入ってった」
俺は藍玖の声に導かれるようにして、親父さんの指を完全に飲み込んでた。
ヌルヌルの指が動き出し、俺はすぐにビクンッ♡ ビクンッ♡ と戦慄 いた。
「もう前立腺見つけちゃったの?」
父親は向かってどこか呆れたように言う藍玖 に、親父さんの笑う声。
「ッああぁぁッ♡ あぁああああ……ンッ♡」
俺はケツの中で押し解されたかと思ったら、クリクリと引っ掻くよう刺激され始めた場所に声を上げて喘いでた。
「弥涼 くんの声可愛い~♡『アアンッ♡』だって~!」
藍玖の声に羞恥して、俺は身体をこわばらせ息を止めたけど、
「あぅ……ンッ♡ ンッ♡ ンッ♡ ん"~~んんんんんんンッ♡」
両手で口を塞いでソファにしがみついても、気持ち良すぎて声を殺しきれなかった。
落ちてくケツを上げるよう促す手に、俺は上半身でソファにしがみつきながら、尻を上げガクガクの足を立てて前傾の四つん這いみたいな角度になる。
足のガクガク情けないけど止まんない。
俺の中にも『前立腺』という器官があって、藍玖 には気持ち良くしてやれなかったそこを、このままでは俺が『メスしこり』にされてしまう。
経験は無かったけど、ネットでは色々調べてた。
でも藍玖のケツにあるのなら、自分のケツにもあるってこと『知ってた』のに『分かってなかった』。
それをいま理解 らせられようとしている。
「ココ、気持ち良いの分かるか? 弥涼 」
藍玖 の親父さんに囁くよう言われ、肌が粟立つ。
ゾクゾク♡ 凄くて、
「アッ♡ アッ♡ あァ~~ンッ♡♡♡」
俺の口から出たとは思えないような声が出ちゃってた。
「今の聴いた? 可愛かったね♡ カッコいい弥涼 くんの可愛いメス声嬉しいね♡」
彼氏の口からメス声と言われ、羞恥に頭の中ぐちゃぐちゃ。
だけど親父さんが手マンやめてくれないから、
「あッ、あッ、あッあッあッ♡ あひッ♡ あぁ~~ンッ♡ ッぅあんッ♡ あんッ♡ あ、ああああああああああーーッ♡♡♡ ッく♡ ぅ♡」
大っきい気持ちイのキて、キンタマからじゅんじゅん精子上がって来てイキそうになる手前で指を抜かれる。
「ッあ? ……なんれ? ――ッあ♡ ッあ♡ ッあ♡ ッあああああああああ~~♡♡♡ イく♡ イく♡ イくイくイくイくイくイくイくイくぅっ♡♡♡」
また挿入された複数の指に今度こそ射精しかけてヘコヘコと腰まで揺れて、
「ッや♡ やだっ、やだっ……」
今度も手マンしてた指抜かれたまま腰ヘコだけ止まらず震える俺は、やっとわざと寸止めされてたのに気づいた。
「な、んで? イキそうだったのに……」
言ってる俺は、あんなにイヤだった手マンでイカされたいって理性無くしてたことに今さら気づく。
「ほら、自分の身体で気持ちイイ『こと』と気持ちイイ『とこ』覚えないと」
指導でもするよう言った親父さんの言葉に、泣き出しそうになった。
俺はケツでイクような男じゃないって証明したいのに、違うのに……こんなの生理的反応でしか無いのに。
俺がケツでイキたがってるみたい言われんの屈辱過ぎる。
「でも父さん、一度くらいイカせてもらえなきゃ気持ち良さ分からないよ」
藍玖 の言葉に父親が笑う。
「そっかそうだな、じゃあイこうか、弥涼 」
そして鬼のように容赦なく前立腺 をぐちゃぐちゃに掻き回し射精を促される手マンに、
「あっ♡ あ♡ あああああああアアアアアア"ア"アアア"ア"アアア"ア"♡♡♡」
俺は尻を上げ爪先立ちに腰をヘコらせながら、一気に駆け上がるように絶頂させられたかと思ったら、
びゅーッ♡ びゅーッ♡ びゅるるるるるるるーーッッッ♡♡♡
ちんこの先っぽ掴まれた状態で、俺は親父さんの手の中に思いっきり射精していた。
大量にあふれたザーメンが床の上にもこぼれて、親子2人に笑われる。
俺は惨めな気分になりながらも、まだ腰ヘコ止まらなくていかにも無様だった。
「ケツイキ分かったか?」
声に、
「は、はひぃ……」
思いっきりブッ放した大量射精の衝撃と余韻に、緩んだ情けない声しか返せない。
「じゃあ、次はこっちな」
言われ、たくましい腕に抱き上げられるようにしてソファの上へと仰向けに寝かされる。
次? こっち? ってなってる間に股を割られるよう開かされ、また挿入 って来る指に今度は最初からケツの穴反応しちゃってる。
「っん♡ んぅッ♡ ン~~!! んんんんん♡」
こんなの変なのに、彼氏の抱き方を身体で覚えさせられるとか訳分かんないままなのに抵抗出来ないまま、枕元から逆さに覗き込んで来た藍玖 にキスされる。
「弥涼 くん偉いね、ケツイキ出来たよ♡ いっぱい精子出てて僕ドキドキしちゃった♡ 今度えっちする時は僕の中でいっぱい出してね♡ 弥涼くん、もっともっと頑張ろうね♡」
藍玖 はやっぱり可愛かったけど、どこか邪悪な笑みを浮かべてた。
――違う、藍玖はそんなんじゃない。
この変態親父に洗脳とかされておかしくなってるんだ。
ただ俺は、逃げられない状況から勝手にそんな風に想像してしまっただけだ。
「ッあ、ッはぁ……っん♡ ぁあ♡ ぁああ……あッ♡」
まだちんこの先から精管に残った精液滴って来そうな状態で、また手マンされる俺は無意識のまま腰をくねらせてた。
「んあッ♡ んあッ♡ んぅ♡ ん~♡ ん~♡ んぅうぁああああ♡」
快感を逃がそうとしてもどうにもならなくて、このオッサンの指どうなってんだよ!? ってイラ立つほど身体が言うこと聞かない。
さっき射精 したばかりなのにもうちんこもタマもモゾモゾして、ギュン♡ ギュン♡ と精管上がって来るような感覚がもどかしい。
「んゔ~~ッ♡ っあ♡ はぁーっ♡ はーっ♡ あっ♡ あぅ♡ あっ♡ あっ♡」
ちんこ擦りたいのに、両腕を藍玖 に掴まれ上から押さえつけるよう体重かけられてた。
藍玖より俺のがタッパもあるし体力もあるけど、ケツ気持ち良くなって力抜けちゃってる上にこの位置から押さえつけられてれば跳ね除けることもできそうにない。
「ちんちんでイッちゃダメだよ?」
可愛い声で言う藍玖 に、俺はギクリとなる。
ちんこでイかないって――それは、メスイキってやつを言われてるんだろうか?
俺、メスイキまでさせられる!?
知識はあっても、経験どころか実際に見たこともなかった。
俺とのセックスでは、藍玖はメスイキしなかった。
「んあぁッ♡ ……や――だ、ほんとに、やだ…あっン♡ ヤダ、藍玖 、んっ♡ んッ♡ 親父さん……やめさせて……あぁ♡ あぁ…ッん♡ ……本当に無理だから!!」
俺が暴れようとしても、藍玖 はクスクス笑うばかりで離してくれない。
親父さんも俺の足開かせたまま、手マンしてる指で前立腺責め続けてる。
「あ"あ"! あ"あ"! あ"あ"あ"あ"あああああ!!」
掠れてた俺の声が、どんどん喘ぎになってくの怖い。
メスイキしたくない!! メスイキ嫌だ!!
藍玖の前でメスイキさせられるなんて絶対に嫌だ!!
らけど、きもちくて♡ 逃げられないよお♡
もっと欲しくなってるの自分でも分かる♡
足なんてもう自分から開いちゃってるし♡
逃げられない快感に、時々膝が開いたり閉じたり繰り返してるのも止められない♡
大人のゴツい指と手が俺のケツの穴開いて擦ってる♡
指何本も挿入 れられて、メスしこり潰したり♡ 摘んだり♡ 擦ったり♡
こんなのおかしくなっちゃう~~♡
俺まだメスイキしてないのに、メスになっちゃってる?
そんなのダメなのに♡
藍玖 に見られちゃダメなのに♡
カッコいいって言ってくれた、可愛い彼氏の藍玖の目の前でメスイキさせられるの絶対の絶対にだめえぇぇ~~♡
絶頂に到達する前に、射精しようとしているちんこを咎めるよう強く握られ、ケツの中の指止められる。
藍玖 に頬や顎を舐められて、ベタベタになる。
快感が落ち着いて来たらまた手マンされて、俺は狂いそうになりながら、
「射精したい! 射精したい!! 許して!! 射精させて!!」
叫んでたけど、許してもらえなかった。
もうメスしこり敏感になり過ぎて、触られるのつらい。
ムズムズとし続けるちんこの先から垂れ流してたガマン汁が白濁してる。
ケツの中気持ちイイのに集中してたら、時々ガクッ♡ ガクッ♡ って抑えられない震えが来る。
もうただ喚いてるような自分の喘ぎに、これはレイプされてるんだって自覚してる。
――ダメ♡ だめ♡
レイプされてると思ったら、また頭おかしくなりそう♡
なんで俺、レイプされて興奮してんの?
彼氏と彼氏の父親に押さえつけられて、俺なんでこんな心臓ドクドクしてケツのなか気持ちイイの?
「あっ! あっ! なんか……クる! またイく! またイく♡ イくからぁあああ♡ 藍玖 ……ヤダ、見ないで! ケツでイくの藍玖に見られたくない! やだ!! やだぁー!! 見るな……見るな!! 見るなー!! ~~ッあ"あ"あ"あ"あ"あ"♡♡♡ お…ッきィの、クるうぅゔぅぅぅーーッ♡ イぐ! イぐ! イぐ! イ"ぐ! イ"ぐイ"ぐイ"ぐイ"ぐぅうううううーーッッッ♡♡♡」
俺は痙攣しながら涙を吹き出して、押さえつけられてる身体をのけ反らせ、視界も頭のなかも真っ白になって――絶頂 した!!
息をする度に身体がビク♡ ビク♡ と震え、真っ白だった視界がちょっとずつ戻ってくる。
だけど足先まで強張る痙攣はまだ止まらないでいる。
「弥涼 くん、上手にメスイキ出来たよ♡」
藍玖 の笑顔にも、俺の涙は止まらなかった。
ずっとイキっぱなしになってるみたいになかなか現実感が戻って来なくって、最後にはメスイキ嬉しい♡ ってなってた自分を認めたくない。
だけど藍玖がベロチューしてくれたらまたホワホワと幸せになっちゃって、藍玖にメスイキ見られちゃったの受け入れられないまま静かなパニック続いてた。
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