13 / 16

第13話

「あの部屋に人をいれたの 君が初めてなんだよね」 そう言うと、相手は静かに目を瞬かせた。 「割とテリトリーは守りたいタイプなんだけど」 「君は平気みたい」 相手はまだ少し驚いたままこちらを見ている。 「それに…」 言いかけて そのまま距離をつめて、相手を抱きしめた。 「ちょ…!?」 一瞬、戸惑ったように身じろぎしたけど 逃げるほど本気では無いのがわかる。 「こうやって抱きつくのも、あんまり得意じゃないんだけど」 「君は別かも」 言い終わる前に もう腕はほどけなかった。 -ああ 返事待たずにハグしちゃったな。

ともだちにシェアしよう!