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4 「お前…デカすぎる…っ…」 ライラは顔を真っ赤に染めあげ、震える唇が彼の本音をそのまま発していた。 「当たり前だ、人間とは違うよ。」 フッと微笑み、恥ずかしげも無くペニスを見せつけながらも…ライラの反応を観察する。 ライラの震える指先は恐る恐る、といったように俺のモノに触れようとしている。 ビビってるのか? いや、それとも、胸が高鳴りでもしてるんだろうか。 その表情は抗えない欲望に駆り立てられて、確かな劣情を色濃く滲ませていた。この男はきっと他人の男性器など触れたことも無いのだろう…。 そんな彼が、俺のモノを見て明らかに興奮している。ハァハァと呼吸を荒らげて、唾を嚥下する喉仏がゴクリと揺れていた。 「ぁ…、…熱い…。俺のせいで…こんな…」 小さな喘ぎ声を漏らしながらライラがポツリポツリと呟く。慎重に触れた手は今やその硬さと熱を確かめるようにイヤらしく動き、昂りの輪郭に沿って隙間無く握られていた。 「…っ…、はぁ…」 ライラは吐息を漏らし、官能的で甘い雰囲気を纏い始める。行為に熱中するように手を動かし始め、自分の手の中で更に反応を増すペニスを凝視していた。 「あぁ…まだ、こんなに…硬くなる…っ」 ライラは熱っぽくそう呟き、さらに淫靡で大胆な手付きに変わる。そんなふうに扱かれたら、流石に… 「っ…はぁ…」 甘ったるい吐息が思わず漏れていく。 充血した男根の筒先から透明な雫が溢れた。 「気持ちいい…のか…?」 ライラの声がして、落としていた視線を上げて彼を見つめ返したその時。 「…っ」 ライラの姿を見て、息を飲む――。 彼の目元は蕩けたように垂れて赤く潤み、表情は淫らな恍惚に染まりきっている。開かれた唇の奥で、唾液に濡れた舌が糸を引く。先程果てたばかりだというのに、ライラのペニスは興奮のあまり再び勃起していた。 あぁ、あまりにも扇情的過ぎる… そんな顔をして、俺が何もかもを耐えられるとでも思っているんだろうか――? 今すぐに全て奪い去ってやりたかった。 例えば、好きだとその口でハッキリ言わせて、認めさせたい。 俺が居ないと生きられないほどに、この男を堕落させてしまえ… これほどまでに陶酔した人間を堕とすことなど、赤子の手を捻るが如く容易いことだった。 なのに… 俺は… 何を恐れてる…? いや、今はそんなこと、どうでもいい――。 考えるのを止めるように目の前の彼に集中する。 「ライラ…。気持ちいいよ…」と、目を細めながら伝えた。ライラの瞳は歓喜で揺れ、媚びるように俺を見つめ返す。 この男はまだ俺を煽るのか…。 その頬に手を当てながら、彼の艶やかな唇に、ふにゃりと親指を押し付けた。 「ぁ…、 」 うっとりと口を開き、眉尻が悩ましげに下がる。その手に力をゆっくりと込めて…ライラの顔を引き寄せる… ライラは俺の意図を理解したようにその瞳を一瞬、見開いた。彼は震える上半身を次第に折り曲げていく、その呼吸はますます荒くなっていた。 「はぁ…っ、…はぁっ…はぁっ…」 熱く湿った吐息がペニスにかかる。ライラは躊躇う素振りを見せながらも欲情に抗えず、溢れる唾液を溜めた口の中へソレを咥えた。 「んぅ…、…ふ…」 濡れた舌と唇が震え、淫らに粘膜同士が触れ合った。ライラの腰はカクカクと僅かに痙攣し、彼の勃起した昂りを揺らしている。 男同士の口淫に慣れてもいないはず、ライラの行為は決して上手いとは褒められないものだった。それでも、俺は酷く興奮している。 そうして最初はそんな調子だっだが…。手解きをする必要も無いと直ぐに分かった。 「ん…ふっ、…ぁ…」 ライラは声を漏らしながら、濡れた舌を大きく見せつつ、根元から丁寧に舐め上げる。舌の膨らみや上唇、鼻を昂りに当てながら、筒先まで上へ這い上がると、蜜を吸い取るようにカウパー液を舐め取り尽くした。 じゅぷっ、じゅぷっ、とイヤらしい水音を意図的に鳴らしながらしゃぶり上げている。欲望のままにその口を大きく開きながら、貪欲に限界まで咥えようとしていた。 「んぐっ…ぉ"…」 気管を異物が塞いで生理的な涙を溜めている。ビクンッと体を跳ねさせながら、喉の奥へとペニスを埋めていく。 涙と汗でぐちゃぐちゃになった表情を歪ませ、喉奥に亀頭を押し付ける度、ガクガクと体が震えていた。腰を淫らに揺らしてくねらせ、ヘコヘコと浅ましく振っている。 「ライラ…」 息を乱しながら彼の名前を呟く。 「ん"っ…ふ…っ、ぐぅ…」 俺の腰に腕を回し、嬌声交じりの苦しく甘い声を上げながら、俺のモノを離そうとはしなかった。 まさに体の底から打ち震えるような悦びを全身で感じているようだ。淫らな奉仕をしながら、腫れ上がったペニスから透明な体液が糸を引き、ピクンと跳ねる度に地面へ零れ落ちている。 俺は、どこまでも屈辱的に蔑まれる行為が彼を燃えるように興奮させるのだと実感していた。 ライラの短く白い銀髪を粗暴に掴む。 「はぁ…っ、ふぅ…っ…ふっ…」 エクソシストのプライドさえも甘美に蕩けた表情で、何かを懇願するような、熱く焦げつくような眼差しが向けられた。 あぁ、分かってるさ…。 こうして欲しいんだろう? 両手で掴んでいたライラの頭を激しく上下に動かした。喉奥を塞がれながら押し潰され、卑猥な水音が繰り返される。 「んぶっ…ぐぅっ、ん"っ…ぉ"…!」 時折咳き込むような喘ぎ声を上げながら全身が痙攣する。苦しげな声が漏れる度にその体は反射的に身を引こうとするが、それは直ぐに緩められていた。 ライラが努めて全身の力を抜こうとしているのことが分かる。上下する頭の動きに合わせて腰を振りながら喉の奥まで蹂躙し続けた。 己の胸板が膨らんでは沈み、呼吸が段々と荒くなる。ペニスは熱く充血し、血管が浮き出て反り返る。 「もう、出そうだ…っ」 普段の余裕ぶった声色も出せなくて、切迫し、息の詰まった声で告げる。それでもライラは抵抗を寸分も見せず、欲望のままに扱われるのを望んでいるようだった。 「っ…、ぅ…」 眉を顰め、低く唸るような声が漏れる。びゅくびゅくと男根は脈打ち、ライラの口の中へ全てを吐き出していく。 「ン"ッ…!…ぁ…、ぐぷっ――…」 ライラは俺の腰にしがみついたまま、快楽に侵された泣き顔で見上げながら喘ぎ声を漏らす。必死にペニスに吸い付いて離れようとはせず、ゴクッと喉を鳴らしながら飲み干そうとしていた。ガクガクと彼の腰は痙攣し、揺れるペニスはびゅるりと白濁を飛ばす。 「…すごいね。しゃぶりながらイッたのか?」 髪を掴んでいた手を緩め、優しく頭を撫でる。その顔はさらに泣き出しそうな表情に歪み、ペニスを咥えた唇からは涎を垂らしている。 ゆっくりと彼の口からモノを抜くと、 ライラは羞恥心が蘇ってきたのか、俺の太腿に額を当てて顔を隠そうとする。 俺は膝を曲げてしゃがむ。俺の腰から緩慢に離れていこうとするライラの腕を捕まえて、その手を握った。 「ライラ…」 耳元に唇を寄せて、甘く囁くように話しかける。 「知っておいて欲しい。俺の名前は…ベルブだ」 自らの名を明かすと、ライラの体がピクリと震えた。 「ベルブ…」 ライラの上擦った声が俺の名前を呼ぶ。口角が上がり、彼の耳元で自然と微笑んでいた。 「…そうだよ。また会いに来るよ、ライラ。」 重ねていた手を解きながら、ライラの逞しい左肩に残る古傷の跡を撫でながら、姿を消していく。 今日は…少し度が過ぎたかもしれないな。エクソシストに自分の名前を明かすなんて…。 自らを嘲け笑いながら、自分の根城を目指した。

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