20 / 53
4ページ目
4
(悪魔side)
「べ、ベルブ…っ…も、ソコ…っ…や…」
「気持ち良くなってきた…?」
ライラの前立腺を執拗に責め続けると、ライラは次第に蕩けるような甘い声を上げ始めた。涙を溜めた瞳が俺を見つめ、真っ赤に染めた頬に汗を流している。
「ぁ…っ、気持ちいい…奥から…っ、気持ちよくて…っ…」
膨らみを押し上げる度に腹や脚の筋肉が隆起して、ギュッとその入口を締めつけてくる。止めろ、と口では言うくせに、跳ねて揺れる腰は、まるで自分の弱点を俺の指へ押し付けるように動いていた。
「ヤラシイね…悪魔に掘られて感じてる…」
「ぁ"っ…言うな…っ、そんな…こと…っ」
快楽と屈辱を浮かべながら表情が歪み、縋るような泣き顔で俺を見つめてくるから堪らない。今直ぐにでもめちゃくちゃにしてやりたいが、もう少し慣れさせたい。
「ほら…もっと広げないとね…俺のペニスは入らないよ」
「う"ぅ…っ、広げる…っ、からぁ…っ…」
「いい子だね…」
ライラの泣き顔に背筋がゾクゾクと痺れ、恍惚を浮かべながら覗き込む。ライラは必死に俺の手を握り、与えられる刺激に耐えていた。
ライラのペニスはずっと勃起していて、先走りが腹の上で糸を引き、小さな水溜まりを作っている。中を押し広げるように指を動かす度、充血した昂りがヒクンと跳ね上がり、トロリとした雫を飛ばしていた。
「も…ぉっ…、焦らす…な…」
「可愛いな。焦らしてる訳じゃないよ…痛いのは嫌だろう?」
「痛くなぃ"っ……早く…っ、欲しくて…ヘンになりそうだ…」
ライラはそう言って切なく身を捩らせる。ここまで来ると彼のプライドも何もかもが崩れて、随分と素直になってきたらしい。
そんなに欲しがられたら、俺だって我慢できなくなる。
「…ふぅ、…じゃあ…そろそろかな」
妖しく微笑みながら熱い吐息が漏れる。ライラの体から手を離し、汗ばんだ肌にまとわりつく髪を掻き上げた。
チラリとライラを見れば、息を荒くしつつ、瞳孔が開いた瞳で俺の一挙一動に釘付けになっているようだった。
ライラに見せつけるようにしながら、纏っている衣服を妖艶に脱ぎ捨てる。
「べ…ベルブ……っ」
俺の全身を舐めまわすようにその瞳が揺れながら動き、ゴクッと唾を飲んでいる。腫れ上がった男根を晒し、ライラの視線を奪った。
「ライラ…1つになろうか…」
「っ…はぁ…っはぁ……」
ライラは呼吸をさらに荒くして、広げた脚を震えさせる。先程まで指で解していた後孔はヒクヒクと蠢き、全身に淫らな期待を帯びていた。
腰を落としながら筒先を尻肉の間に這わせると、ライラは喘ぐ様な吐息を漏らした。
「ン"ッ……」
「…ライラ、奥までいっぱい可愛がってあげる。いいよね…?」
「はぁ…っ…ぁ"……早く…っ…、ソレで犯してくれ…っ、欲しい…っ」
媚びるような甘い喘ぎ交じりの声でそう言うと、自ら両手で尻を掴んでその穴を押し広げてくる。
扇情的なライラの態度を見ると、ニヤリと零れる笑みが止まらない。ゆっくりと体を沈めながら、ライラの中へ挿入し始めた。
「あ"…っ…あぁ…っ!」
ライラの体はビクンッと跳ね上がりながら、喉奥から抑えきれないような卑猥な喘ぎ声を漏らす。痛みよりも快感が凌駕し、ライラは悩ましい表情で舌を出しながら淫らに喘ぐ。
ライラの中は俺のモノをギチギチと締め付け、柔らかく熱い内壁が絡みついてくる。
「はぁ…っ…ライラ、…力抜いて…」
「むっ…ムリ"ッ…勝手に…っ、体が…ぁ…っ」
「っ…」
蕩けるように熱く締め付けてきて、思わず息が上がる。インキュバスよりも淫らな動きで内壁が蠢き、奥へと誘い込むようだった。
理性を保ちながら彼の脚を掴み、角度を付けて前立腺を狙って腰を打つ。
「あ"ぁっ…!ぎ…もちぃっ…!ベルブ…ッ、俺のナカ…壊れるぅっ…!」
「可愛いね…、ライラ。…もっと気持ちよくなろう…」
ライラの濡れたペニスを握り、腰の動きに合わせながら扱き始める。
「ぁ"あ!…それ…っ、直ぐイグッ…!」
途端にライラの腰がガクンと跳ね上がって、昂りから濁った体液がびゅるっと放たれる。
「っぁ…!…はぁ…っ」
ライラが果てても腰の動きを止めず、快楽で蕩けたナカへとさらに腰を深く埋めた。ズプッと勢いよく最奥まで貫く。
「ひ、ぃ…っ…!おぐっ…ぅ…♡…駄目っ…奥ダメ…っ」
「奥好き…?気持ちいいね、ライラ…」
「あぁ"…っ♡ベルブのが…っ、奥までキてる"っ…俺っ…こんなの戻れない"っ…♡」
ライラの表情は涙や汗や涎でぐしゃぐしゃになり、恍惚を浮かべた淫靡な瞳が俺を熱っぽく見つめている。
「ほら…っ…言ってよ、俺のこと好きかい…?」
腰の動きを加速させながら尋ねた。肌と肌がぶつかり合う音と結合部からの卑猥な水音が響いている。
「あぁ…っ、…ベルブ…言えなっ…い…、俺っ…エクソシストなのに…ぃ"っ…」
「へぇ、まだ駄目…?」
それならばと、腰をグッと引いて、ズルリとペニスが抜けてしまいそうな程まで引き抜く。ライラのナカはキュンキュンと締め付けてきて、切なそうにヒクリと入口が痙攣する。
「ん"ぁ…っ…!抜くな…っ、奥…っゴリゴリして…ぇ♡」
「あぁ…意地悪してゴメンね…。好きって言ってくれないと動けないな…」
低い声で悪魔の囁きを耳元に落とすと、ライラの体がビクンと跳ね上がった。
「ぅっ……うぅ…、…すき…好きだっ♡ベルブ…好きなんだ…っ、俺のこと…もっと壊してくれっ…♡」
可愛いな。やっと言わせてあげられた。そうやって強情で意地っ張りなところも愛おしい。
「ククク…俺も好きだよ、ライラ…」
愉悦に浸りながら囁き、再びズブズブと深く腰を押し付け、前立腺を擦り上げながら最奥へ埋める。
「あ"ぁぁ♡イグッ…イックゥ…!悪魔のモノで…っ、俺が…ぁ…っ」
ライラの腰はガクガクと跳ねて、全身の筋肉を強ばらせながら背中がグッと反り上がる。ライラの左手は俺の腕をギュッと掴み、ビクビクと体が激しく痙攣した。
「ぁ"……っ、…イってる…っ、壊れる"っ…♡」
「っ…、は……すっごい締め付け…。俺のザーメン搾り取られそうだ…っ」
「っ…はぁ…、ベルブ…!待っ…てくれ…っ、ナカには…っ」
顔を真っ赤にしながら、拒絶の言葉を口走るライラの表情は、恐怖と快楽の狭間でせめぎ合っているように見えた。
「ふっ…ライラは俺のものだ…」
囁くと、ライラの脚を担ぐようにしながら激しく腰を打ち付けた。
「あ"ぁっ!…だ、駄目ッ…♡ナカ…っ、出されたら…っ!」
「一番奥で全部出してやるよ、ライラ…」
「ん"っ…ぁぁあ!また奥っ…当たってる"っ…♡イグッ…イッちゃう"ぅ…♡」
「…ぐっ、…ぅ」
あられもない声を上げて喘ぐライラを熱っぽく見つめながら、いちばん深くにペニスをねじ込み、抑えていた射精感を解き放つ。ビクビクと己の昂りが脈打つと共に、ライラの腸壁がキュウキュウと淫らに強く締め付けてくる。
「っ…はぁ、…ホントに…搾り取ってくるね…」
長く続く射精の快感に耐えながら、ニヤリと笑う。腰を深く突き立てながら、 ライラが逃げられないようにその脚をしっかりと掴み、一滴残らず注ぎ込む。
「ぁあ…♡ベルブ…ッ…どんだけ出すんだよぉ…っ…おかしくなりそうだ…っ」
「言っただろ、人間とは違うって…。女なら確実に孕んでる」
息を整えながら妖しい声色で囁くと、ライラは喘ぐ様な吐息を漏らしてピクリと跳ねる。
しかし、すぐに顔を真っ赤にして俺を睨みつけ始めた。
「この…悪魔め…っ。俺以外にも…こんなことしてるんだろ…!悪魔に、それも男に犯されて、中に出されるなんて…屈辱だ…!」
あぁ、また始まった。繋がったまま怒る奴が居るか?ロマンチックなムードも甘いピロートークもできない無い男だな…。
でも、ぐちゃぐちゃの泣き顔で怒ってるライラが面白くて、クスリと笑う。
「ライラ。信じてくれないかもしれないけど…」
ライラの脚を肩から下ろしながら、上半身を倒して顔を近づける。
「悪魔でも本気で恋をすることはある。ライラ、好きだ。今はライラ以外には興味が無い。」
そう宣言すると、ライラの顔は真っ赤な林檎のように赤くなった。
ともだちにシェアしよう!

