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2 (悪魔side) 「ライラ…すごく厭らしい顔…」 呟きながらその短い銀髪をポンポン、と優しく撫でた。 すると、ライラは潤んだ瞳で俺を見上げてくる。恍惚に染まりきった表情で眉を八の字に下げながら、真っ赤に染め上げた顔はじっとりと汗で濡れている。 じゅぷっ、じゅぽっ――…と、淫らな水音を立てながらその頬を窄めて、平生の堅苦しいライラからは想像も付かないほど情熱的に俺のペニスをねっとりとしゃぶりあげていく。 反り勃った男根に唾液の跡を残しながら、根元から筒先まで丁寧に舐め上げ、鈴口から溢れ出した粘液をさらに吸い出すように、その割れ目へと熱い舌先を差し込んでくる。 「んぅ"…、はぁ……♡」 恥ずかしそうにその睫毛は小刻み揺れて瞳を伏せながらも、涎で妖しく濡れた唇は再び大きく開かれていく。ざらついた舌が昂りに淫靡に絡みつき、柔らかく熱い咥内へと、ライラは躊躇いもなく、その喉の奥まで全てを咥え込んだ。 「んぶ…っ♡…ぅっ…、…んぐっ…」 ライラは自ら頭を上下させて、苦しさと快楽の入り交じった悩ましい喘ぎ声を鼻から漏らしていく。敏感な筒先が咽頭へ押し当てられながら、ピッタリと吸い付かれたライラの唇から唾液が溢れていく。 「っ…はぁ…、…気持ちいい……」 呼吸を乱しながら、思わず腰が浮いてしまいそうになる…。 優しく頭を撫でながらため息混じりに呟くと、ライラは俺の言葉に敏感に反応した。熱心に上下させていた頭から僅かに顔を上げて、丁度上目遣いの角度で、まるで媚びるような熱っぽい目付きを俺へ向けてくる。 「ふぅっ…、…はぁっ…はぁ…っ…♡」 チュプンッ、と亀頭に吸い付くように圧をかけて摩擦を与えながらその唇は漸く離された。ライラはうっとりとした表情で鼻先を俺のペニスに押し当て、唇を当てる。 その表情を見て、俺は妖しく微笑んだ。 ライラが望んでいることが分かる。自分から口に出して素直にオネダリできないライラのために、俺は淫らな引導を渡す。 「…ライラ…どうしたの…?、して欲しい…?」 ライラの額に張り付いた短い前髪を指で掬い上げながら、ニヤリと笑って尋ねた。 「…して…欲しい……、ベルブので…息、できないくらいに…っ…♡」 ふふ…。やっぱり、そうだった。 「…好きだね、ライラ…。いいよ…」 そう言って、ゆっくり両手を伸ばしてライラの短い髪に指を埋める。しっかりと頭を掴むと、ライラの体はもう興奮を抑えきれないかのように震えていた。 そして、その腕に力を込め…乱暴に扱われるのが大好きなライラのために、その頭を何度も上下に揺さぶり始めた。 「ン、ごぉっ♡…んぶぅ…っ♡…ん"っ、んんっ…♡」 「…ねぇ、腰振ってる…可愛いね…。喉奥まで悪魔のペニスで犯されて気持ちいい…?」 ライラはガクガクと腰を震わせながら、喉の奥まで埋め込まれた俺の昂りで碌に返事を返すこともできない。 苦しげに噎せ返るような喘ぎを漏らすのに、その声は確かに甘い悦びを秘めていた。 「…はぁっ、ライラの口の中、気持ち良すぎて……出ちゃいそうだ…」 低い声で呟くと、ライラはその言葉にさらに淫らに反応を示した。ライラは左手を自らの臀部へと伸ばし、震える肩でモゾモゾと左腕を動かしている。 「ん"っ…♡…ぁ"……っ、ん!…ぐぅ……う♡」 苦しくて反射的に引きそうになる体の力を必死で抜こうとしているのが分かる。荒々しい俺の手の動きに身体を預けながら、その左手は自ら後孔を掻き混ぜているのだろう。 「…はぁ、…っ……」 額から汗を流しながら、グッと歯を食いしばる。強くライラの頭を股の間へと押し付け、喉の奥へと熱く滾る白濁が勢いよく放れた。 「ん"ぷっ…♡…んっ!…んぅううっ♡」 ライラは必死に喉を上下させて精液を飲み干しながら、同時にその腰がガクンッ!と激しく揺れる。ライラの蕩けた瞳が潤んだまま宙を見つめ、俺の射精と共に絶頂を迎えたその体で、1滴残らず搾り取るように最後まで吸い付いてくる。 「っふ…、…はぁ……ライラっ…」 敏感な熱を丁寧に舐め取られて、思わず腰がピクリと跳ねる。 ライラは漸く唇を離すと、急に恥ずかしさが込み上げたのか、顔を伏せながら身体を震わせている。 優しくその頭を撫でたら、ライラはまだ欲望を燻らせた瞳で躊躇うように俺を見あげてきた。 「…ベルブ……っ♡」 「分かってるよ、下の口も疼いてるんでしょ…?」 「っ……早く、欲しい……♡」 真っ赤に染め上げた顔でライラは呟く。汗で濡れた腕を掴んでこちらの方へとその体を引き上げ、汗ばんだ熱い肌を重ねて密着させた。腰に腕を回して引き寄せる。 ハァハァと息を荒くしたライラは、素直に俺の腕の中で身を縮こめるように背を丸める。まるで甘えるようにその頭を俺の肩に埋めて、その筋肉質な両腕が俺の首に回された。

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