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第17話 【ヨギ視点】もう大人だってば
「ああ、もう、そんなに擦り付けるものではない。お前はまだ幼いというのに、獣人という種はなんとも情熱的なことだ」
「おれ、もう大人だってば」
「体は大人でも、まだまだ年若い幼い命だ」
「聖龍様に言わせたらそこらのおっちゃんやおじいちゃんだって幼い命じゃないか。ムッキムキのおじいちゃん冒険者にだって『幼い命』って言ってたの、おれちゃんと聞いてたんだからな」
「ふふ、それはそうだ」
ぷくっとほっぺたを膨らませたら、聖龍様はすっごく楽しそうに笑ってくれた。
「もう幼い命、って言ってもムダだから。聖龍様、おれの番になって」
「ん……あ……そんなに、擦り付けたら」
「すっげぇ勃ってきた!」
「本当に、困った子だ……」
はぁ……って色っぽいため息をついて、聖龍様はおれの頬から髪までをゆっくりと撫でてくれる。
おれの目をまっすぐに見つめてくれる目の縁がちょっと赤くなって銀の瞳もうるうるしてるから、なんかたまんなくなって聖龍様の目の縁をそっと舐めた。
聖龍様の肩が震えて、また、はぁ……ってため息が聞こえる。
見た事ないくらい、聖龍様の肌が桜色染まってて、肌がしっとりしてる。ものすごくえっちだ。さっき目の縁を舐めた時、聖龍様の体がぶるって震えて体がいつもよりももっとあったかくなった。もしかしたら、聖龍様も興奮してくれてるのかも知れない。
聖龍様をじっと見たら、唇がいつもより赤くて震えてて、吸い寄せられるみたいに口をくっつけていた。嫌がられないのが嬉しくて、そのまま聖龍様の唇をはむはむして、舐めたり吸ったりしてから、おれは初めて聖龍様の唇の中にべろを突っ込んで舐めた。
「ふ……んぅ……」
驚いたみたいに、聖龍様の喉が鳴る。
おれはかまわずに聖龍様口の中を一生懸命に舐めた。聖龍様のべろが逃げ回るのが面白くって、追いかけてちゅうっと吸う。大好きって言いたくてべろを絡めて吸ったら、聖龍様の喉が苦しそうにくぅ、って鳴った。
その音におれはハッとして、絡めていたべろを解放する。
聖龍様を見たら、はぁはぁと荒い息をして、おれをけだるそうに見つめてきた。めちゃくちゃ色っぽいけど声を出すのもつらそうで、ちょっとムリさせちゃったんだっておれにだって分かったから、今度はゆっくりと口の中を舐めることにした。
すぐにだって舐めたかったけど、しっぽをパタパタさせながら聖龍様の息が整うのを待つ。
だってカーマインが言ってた。
口の中を舐めるみたいな『オトナのキス』は、自分勝手にやっちゃダメなんだって。
「相手の様子をちゃーんとよく感じ取って、こう……ピクン、って体が跳ねたとことかをいっぱい舐めてやるんだよ。気持ち良いこといっぱいしてあげたら、聖龍様、きっともっとヨギの事大好きになってくれると思うぜ?」
カーマインの教えをもう一回しっかり思い出して、おれは聖龍様の唇をゆっくりと舐めた。
聖龍様が気持ち良さそうか、一生懸命に様子を窺いながら、口の中にべろを差し込んでいく。
さっきまでよりかずっと、ゆっくりゆっくり聖龍様の口の中を味わって、上顎を舌先でさわさわとなぞる。歯の裏側に近いところをチロチロと撫でたら、聖龍様が鼻先から抜けるようなため息を漏らした。
「ん……、、、」
ここが気持ちいいの?
確かめるみたいにおんなじところを少し強く舐めたり、触るか触らないかくらいに優しく舌先を這わせたりしてたら、聖龍様の喉から、甘い吐息が漏れるようになってきた。
「……ふ……、ん……」
聖龍様、気持ちいいんだ、と思ったら嬉しくて嬉しくて、しっぽがファサファサ揺れるのを抑えられない。
唇の裏をじっくり舐めてから聖龍様のべろを吸っておれの口の中まで引っ張り込む。犬歯で軽く甘噛みしたら、聖龍様の体がびくりと震えた。
その瞬間、カーマインの教えが頭の中にもう一回浮かび上がった。
聖龍様がピクンってなったこと続けてあげると、もっとおれの事好きになってくれるんだった……!
逃げようとする聖龍様のべろをちゅうちゅう吸って俺の口の中に捕らえたまま、おれは何度も軽く、甘く、歯を立てる。思う存分聖龍様のべろの感触を味わってから、じゅうっと音をたててきつく吸って、おれはやっと聖龍様のべろを解放する。
「……」
聖龍様は、トロンととけたみたいな顔になっていた。聖龍様の口からつばが溢れてたから舐めとってあげたら、それだけでもうピクン、と体が跳ねる。
ちょっとだけ体を離して見てみたら、聖龍様の乳首もちんちんも、今まで見たことないくらいに元気よく勃ちあがってた。聖龍様から匂ってくる甘い桃みたいな香りもいつもよりもずっと濃い。
気が付いたら、聖龍様の喉に吸い付いていた。
「あ……っ!」
小さな悲鳴があがるけど、気にしていられない。聖龍様の白い喉を吸ったり舐めたりしながら、両手で聖龍様の乳首を弄っていく。たぶん、指先でくりくり捏ねたり、押しつぶしたり、色々したと思う。なんかもう夢中だった。
聖龍様の乳首を虐めながら喉を散々吸って、少しずつおれのべろは下の方へと移動していく。鎖骨を舐めて、胸を舐めて、乳首までたどり着いたら今度はちゅうっと吸ってみた。
「ああっ、ヨギ……!」
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