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7.クソビッチ…のはずが(★)※レイ視点

「ほらよ、お待ちかねのブツだ」 俺は膝立ちのまま、それを突き出した。 先っぽの方は赤く、根元に向かうごとに黒くなっている。 月明かりを浴びた俺のそれは、狂気じみた輝きを放っていた。 「……っ、さいこー……」 「ちゃんと咥えろよ。根元までしっかりとな」 「ん゛っ」 ヤツの口に――真っ黒なそれを押し込む。 「んっ……ふぁ……っ!」 3分の1程度咥え込んだところで、ぶつかった。 ――が、構わず押し込んでいく。 「っ!? ……ふぅっ……!!」 「下向くな。……おらっ」 チョコレート色の髪を掴んで、無理矢理に上向かせる。 息苦しさからか、それとも恐怖からか、ヤツの萌黄色の瞳から涙が零れ落ちた。 ……ケッ、ざまーみろ。 「んん゛!! んん……お゛ぇっ……んん゛っ!!」 上向かせたことで、途端に挿れやすくなった。 一気に押し込んで、根元まで咥えさせる。 「ふー……ふー……ふー……っ」 「へえ?」 ()め付けてきやがった。 涙と唾液塗れの顔で。 俺の下で、チンコを咥えさせられたままの状態で。 「『獅子殺しの剣聖』も、これじゃ形無しだな」 嗤いながら、ヤツの頭を掴んだ。そして。 「ん゛!? ん゛っ!! んんんん!!!」 腰を前後に揺すって――ヤツの口を、喉を犯していく。 「……チッ」 悪くねえ。 唇は見た目以上にやわらかい。 ふわふわでとろとろだ。 舌なんてベルベットみてえだ。 なめらかでクセになる。 はっ、流石……自慢するだけのことはあるな。 「おい……っ、はぁ……下、自分で解せよ。」 「……っ」 後ろでカチャカチャと音がする。 ベルトを外す音だ。 振り返れば――ヤツのオリーブ色のズボンは地面の上に。 M字に開かれたクソ長い脚の間で、ヤツの指がいやらしく前後に動いていた。 「はっ、素直じゃねえの」 「ん゛、ふぅ……」 「褒美だ。一発くれてやる」 「っ! う゛うん!! ~~っ!!!」 吐き出してやった。ヤツの喉奥で――たっぷりと。 久々に感じる充足感。けど、まだまだ。 「ガハッ! ゴホッ……っ! ん゛ぁっ……」 腰を動かしていく。 植え付けた子種を、奥に押し込むように。 「んっ、んっ……んぅ♡」 ヤツの白い顔は真っ赤に。 雄々しかった萌黄色の瞳は、雌になりかけている。 「いい(つら)だな――って、おい。手ぇ止まってんじゃねえか」 「あっ♡ ふぅンっ♡」 「……ったく、しょーがねえな」 野郎の口からペニスを引き抜いて――四つん這いにさせる。 ヤツは無抵抗だった。地面に片側の頬を預けて、激しく咳込んでいる。 「おいおい、何やってんだよ」 ヤツのケツマンは、処女みてえにガッチガチだった。 「解しとけって言ったよな?」 腹いせに、ヤツの小ぶりなケツを平手打ちにする。 「んっ」 ケツと一緒に、股の間のそれもピクリと跳ねた。 俺のとは全然違う。 白くて桃色な――赤ん坊みてえなチンポだ。 「お上品なこって」 嘲りながら、ひくつく穴に指を這わせて――ぐっと押し込む。 「あ゛っ!」 「力抜け」 野郎はコクコクと頷いた。 だが、体は依然強張ったままだ。 奥歯をキツく噛み締めて、手も血管が浮き出るぐらい強く握ってる。 まるで余裕がねえ。まさか。 「テメェ……処女じゃねえだろうな?」 「っ、残念でした。18のときに学校のセンセーと経験済み♡」 「……あっそ」 やっぱ『あの親にしてこの子あり』だな。 ……この色狂いが。 手元で青色の魔方陣を展開させる。 水魔法の術式だ。 指に意識を集中させて――放つ。 「っ!!? なっ、何――」 「大人しくしてろ」 ヤツのケツに水を流し込んだ。 コップ1杯分ぐらいか。 「苦っ、し……」 「そりゃ良かったな」 指を引き抜いて、今度は氷魔法を展開する。 「挿れた水、全部出せ」 「……は? ははっ……あ~、そういうこと。賢者様のエッチ♡ ――あっ!!!」 野郎のケツを叩くと、ぴゅーっと音を立てて水が出てきた。 俺はそれを氷の盾で受け止める。 「きったね~」 「魔術師って、……ンッ……やっぱ変態、なんだな。……性癖、歪みすぎ……あっ!」 「無様だな、ほんとに」 水の出が緩くなってきた。頃合いだな。 「ん゛……!」 野郎のケツに指を差し込む。 ……まだまだだな。 今挿れたら、間違いなく切れるだろう。 けど、構うことはねえ。 コイツは、なんだからな。 「っ! ぐっ……」 真っ白なケツに、黒光りしたそれを押し込んでいく。 「このっ……デカちんが……んん゛っ!」 「褒め言葉として受け取っておくぜ」 ケツが切れて、血が滴った。 強張る体、吹き出す脂汗(あぶらあせ)、そして――苦悶に満ちた喘ぎ声。 愛なんて欠片もねえ。酷く暴力的な行為だ。 安らぐぜ。心底な。 「んっ! あぁ゛っ!! やっ……あっ! あう゛っ! あぁ……!!」 ヤツの血を潤滑油に、ガンガン掘り進めていく。 ガッチガチのキッツキツ。マジモンの処女みてえだ。 抱けたもんじゃねえ――はずなのに、俺の腰は止まらない。 「あんっ♡ あんっ♡ い゛っ、大きっ……硬っ……あぁ! ゴリゴリってぇ~♡♡♡」 皮肉な話だ。 この上、相性抜群とはな。 「んっ……」 「んぅ♡」 ナカに挿れたまま正常位に。 互いに腰を打ち付け合いながら、貪るようにキスをする。 「痛い。(ひげ)()れよ――んンっ!」 誰が剃るか。 黒い髭を一層強く擦り付けながら、深く口付ける。 「ん゛っ」 「ハァ……ハァ……♡♡♡」 野郎は反撃とばかりに舌に吸い付いてきた。強く、それはもう強く。 「んぅ♡ んぐっ、ぐっ、ふふっ……♡♡♡」 ヤツは搾りたてのエールでも口にするかのように、俺の唾液をゴクゴクと美味そうな面して飲み干していった。 血といい、ザーメンといい……コイツ、体液フェチか? 「なぁ……見ろよ」 「何を」 「回り。ンッ……ははっ、血の海だ」 「……っ」 ヤツの言う通り、周囲の森は紫色の血で染められている。 人間のものとは違う、少し苦味を帯びたにおい。 そのにおいは、自然と戦場での記憶を思い起こさせて――俺を(たかぶ)らせた。 「コーフンするな」 「一緒にすんじゃねえよ」 そう。これは本能だ。 生存本能が悪さをしているだけ。 俺にはどうしようもねえことだ。 「図星、だな――あぁんっ!!!♡♡♡」 浅く掘ってヤツの急所を擦り上げる。 ヤツは頭を振り乱して、だらしなく(よだれ)を垂らしていく。 「あぁんっ♡ いいっ……もっと、もっとぉ~~♡♡♡」 「ッチ、この淫乱が」 「……ふっ、……はははははっ!!」 「……何だよ」 「やっぱアンタだな」 「あ゛?」 「その調子で頼むぜ。……からな……」 不意に野郎が大人しくなった。 目を閉じてる。 「気でも失ったか? っは、男冥利に尽きるね~」 「……?」 ヤツの目が開いた。 瞬きをして――眠たそうな目でこっちを見てくる。 凄まじい違和感を覚えた。何だ? この感覚……。 「えっ? あっ…………っ!!!?? ちょっ……なっ、何、してるんですか……?」 「……は?」 何言ってんだ、コイツ。 意識と一緒に、記憶まで飛ばしたのか? 「……ひどいです。こんな……っ」 萌黄色の瞳は、強い失望感と悲しみで満ち満ちている。 「はっ、泣きてえのはこっちなんだがな」 「……」 ――頭を過ぎる。 『レイモンド様は、そんなふしだらな人じゃない』 真っすぐな目で俺を庇った、ウィリアムの姿が。 「……ケッ……テメェの方から誘っておいて、よく言うぜ」 「~~っ、そんなことするわけないでしょう!! 僕は(あのひと)とは違――んぅ!!??」 うるせえ。 頬を掴んで、強引にキスをする。 「んんっ! んぅ!!!」 だが、ヤツは――堕ちなかった。 首を左右に振って、激しく抵抗し出す。

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