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第8話
久しぶりに夢を見た。
兄ちゃんと楽しくゲームしてる夢。
俺はほんとに楽しそうに笑ってる
あぁ、あの頃に戻りたいな…
「…おい。起きろ」
ん、、、?何か声が聴こえる。
この声って、助けてくれたイケボ?
眠くて思い瞼を開けると顔の前にイケメンボイスの顔があった。
「…うわぁぁ!?」
近すぎてびっくりした俺は声を上げた。
「うるせぇなっ。」
と、俺から離れて煙草を銜える。
よく見てみると顔はものすごくイケメン。
涼しげな切れ長の目を中心に顔の全てのパーツが整っているし、顔に似合っている男らしい黒髪の短髪。芸能人?身長は180cmを余裕に越していそう。手足は長いし、煙草を吸っているのが良くあってる。
「…てか、あんた何で俺の名前知ってんの?」
も、もしかして、、、
「ストーカーとかっ??」
すると間髪をいれずに
「ちげーよばかっ!」と否定された。
「じゃあ、何で?」
なんか怖っ。
「いや、お前を学校で知らない奴なんて居ないだろ。」
がっこう??この人高校生なのか?同級生には居ない気がする。
「俺、品田高校の三年生。」
「えーーーーっ!品田高校って、俺が行ってる高校じゃん!」
「てか、煙草を吸って良いの?あんた未成年じゃん」
「もう18だし。」
「いやいやいや、2歳足りなくね」
なんかイケメンなのに変な奴だな、
「成海お前後輩だろ?敬語使えよ」
「はっ?誰が使うか」
助けてもらったけど、初めてあったヤツに敬語なんか俺が使うかよ
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