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第11話
神崎said
侑平に連れられてネオン街の中にあるボーリング場に来た。
侑平は幼なじみで良く遊んでる。
ここのボーリング場は柄が悪いけど昔から来たりしていて結構な常連客だ。
「雅〜今日なんかいつもより賑やかじゃない?」
確かに今日はいつもより人も多いし、うるさい。
「何かあるのか?」
「ん〜ないと思うよぉ?」
まぁ、どうでもいいけど。
「お前カラオケ行くだろ?」
「うんっ!かわいい女の子たくさんいるしね〜雅参加って言ってあるし!」
今日は乗り気じゃなかった。侑平が合コン一緒に行こうと言って無理矢理連れてこられたからここに居るが早く帰りたい。
「俺さ、ダーツしてていい?」
カラオケで女といるなら一人でいた方が楽だ。
「別にいいけど、つまんなくなったら来いよ?」
と笑って侑平は言った。
ココのボーリング場の中は入ってすぐボーリングコーナー、その奥がダーツ、隣にカラオケコーナーと繋がっている。ダーツは特に柄が悪い奴らが多くカラオケに行こうとする女を捕まえて無理矢理シてたりと結構危ない。
俺はココで絡まれた奴をボコしたらそれ以来誰も近づいて来なくなったから侑平に無理矢理連れてこられた時はいつもここに居る。
「あっ!神崎さんっ!来てたんですね〜」
声をかけてきたのは、ボコしてた所を見てた中坊の不良で、俺の事を慕っているらしい功大。
「…おう。お前いつも居るよな。」
毎回俺が来る時はここに居て話しかけてくる。
「はいっ!!神崎さんに会いたいんで来れる時は毎回きてます!!」
何か犬みてぇ。
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