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第27話
はぁ、来ちゃったよこの人。
俺の学校生活終わったんじゃね。今日からみんなの王子様から、ホモになっちゃうじゃねぇーかぁぁぁぁ。俺、キャラ崩壊してんな。
もう帰ろ。ここに居ても嫌だし。でも1人じゃやだなぁ。そうだ!凛も連れて帰ろ!コイツのせいでホモキャラになるんだから。
「俺帰るわ。おい、凛帰るぞ」
「えっ?私も?」
凛はびっくりしている。
「うん。お前も帰るの。」
と、真顔で言うと
「一人で帰れよ!ウサギちゃんかっ!」と笑いながら断ってきた。
ふふふ、甘いな。俺は凛の耳に口を近づけて、「一緒に帰ってくれたら昨日の事全部話してやるよ。」とつぶやくと、凛は目をキラキラと輝かせながら大きな声で「よっし!帰ろー!!」と言った。
うわっ!こいつもクソちょろʬʬʬ
仲良く凛と帰ろうとしたら神崎に声をかけられた。
「おい、そいつとはどんな関係なんだ。」
はぁ?そんなの幼なじみに、、って、いい事思いついた!設定を恋人にしよっ!そうすれば俺をペットにする事なんて諦めるだろ!まじ天才!
「凛とは恋人同士。俺たち付き合ってんだよ。」
言い終わった後に凛の方を向くと妄想しているのか顔を赤くしてぶつぶつとなにか呟いている。怖っ!でも聞いてないからラッキー!
「はぁ、そうは見えないけど?」
神崎は表情の掴めない顔で言う。
「だぁ、かぁ、らぁ、俺達は愛し合ってんの!」
ぶつぶつと何か言ってる凛に向かって、
「凛、大好きだ!」と大声で言ったら、凛は「私も好きっっっ!」と返事してきた。
コイツ多分俺じゃなくて妄想のカップリングに言ってるんだろ。まあ、コイツは使える。
真顔で立っている神崎に
「て、事でラブラブしなきゃだからサヨナラ。」と、一言いって学校を出た。
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