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第28話

良かった。てか、本当に学校来た意味ないよなぁーまぁ、今日の原因は俺の周りにいる2人の腐女子だよな。 「凛ーお前ってクソだよな。」 バスから降りて俺ん家に行く途中の道で凛に文句を言い始める俺。 「はっ?なんでよ!」 凛は元に戻ったらしく反抗してくる。 「普通に考えて、俺は男だから掘られたってバレたらキモイわけっ。分かる?」 しかも、みんなが靴を履き替える下駄箱だぞ。 「京はキモくないよ!普通に女の子よりも綺麗だし、逆に今までよく貞操を守ってきたよね。」 真顔でいうが意味変わらんわ。 「お前さ、オレの事何だと思ってる?」 気になって聞いてみる。 すると、 「妹に決まってるじゃんー!」 と満面の笑みで言ってきた。 終わったよ。人生 女にまでバカにされるってこんな悲しい事ある? 確かに、凛は175cmの高身長でスタイルも良くて顔も整ってるからよく二人で出かけた時は綺麗な姉妹ねって言われてたけど、俺が妹ポジションだったなんて。 ほんの3センチ身長が伸びれば同じになるのに。 「くそっ、でか女めっ。」 と、聞こえない程度に呟いた。 すると、調子に乗った凛はまだ妹ポジの話をしてくる。 「京には力で負ける事はないし、キスなんてされたら母性でるよねー!!本当に昔から可愛くて可愛くちょー大好き。」 ベラベラ楽しそうに話してるが俺は全然楽しくない。むしろ憂鬱だ。 恥ずかしくてあんまり言いたくないけど、俺コイツに腕相撲勝ったことない。ついでに中学でやった体力テストの結果も。俺の倍も握力があるの知ってから怖くなって1週間ぐらい凛避けたこともあった。 「凛はさ俺が無理矢理されたって言ったらどうする?」 いきなりだけど聞きたくなった。 凛にとって妹的存在の俺が無理矢理されてたらどう思うのか。

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