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第39話

いや、だって俺と神崎の関係を言葉に表したらそうなるだろ。 兄ちゃんは黙って俯いてる。そりゃあ、弟の口からセフレとかでたらビックリするか。 「…京也なんでもいうこと聞くって言ったよな?」 「う、うん。」 なんか雰囲気がいつもと違う。ピリピリしていてなんだか怖い。 「…俺の性処理してよ。」 「は?」 意味分からない。 目の前に居るのは誰だっけ? 「仲良くしてやるよ。昔みたいに。その代わりだよ」 フフッと兄ちゃんは見たことのない顔で微笑んだ。 「え、む、無理だよ。血繋がってるし、兄ちゃんとはしたくない。」 どうしたんだよ。おかしいよ。 「はぁ?お前がなんでもいうこと聞くって言ったんだろ?」 と言うと兄ちゃんはベットに座っている俺を押し倒し、唇を奪った。 「んっ、にいちゃぁ、、あっ、、、ふぅ、、」 き、キスされてる。なんで。俺ただ仲直りしたかっただけなのに。兄ちゃんの舌は俺の口の中を弄る。嫌だけど気持ちいい。 「ふぁ、はぁはぁ、、兄ちゃん許して。」 唇を離されて息を整えながら謝罪する。 「…お前は何もわかってないよ。」 悲しそうな顔をして兄ちゃんはボソッと呟く。

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