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第40話

冬也side 俺たち兄弟は昔は仲が良かった。 俺も弟が好きだったし、弟も俺が好きだった。いつから弟として見れなくなったんだろう。 昔から俺達は近所で有名だった。 出来のいい優秀な俺と男と思えないほど綺麗な容姿をした京也。 小学生の時はあまり同級生と遊ばずに俺と遊んでいた。 「にーちゃん!!ゲームしようよぉ!」 「うん!いいよ!」 俺も小さな弟と遊ぶのは楽しかったし良かったが、京也が小四になった時、俺は中三で思春期真っ盛りの健全な男な訳で、女より綺麗で可愛い京也に何回も欲情した。 両親のお陰で容姿は整っていて、昔からモテた。童貞も中二で捨てたし、去るもの追わずで付き合って別れてを繰り返していた。可愛い子に告白されても京也と比べてしまう。京也が好きだと自覚したのは中三の夏だった。 表面上はカッコイイ優秀なお兄ちゃん でも、裏の俺は弟が好きな変態野郎。 それから月日が流れ、俺が高校三年生の冬。夜遅く塾から帰ってくると京也がソファーで無防備に寝てた。風呂に入った後らしく色素の薄い髪が濡れていて色っぽい。中一の癖にこの色気は何だよと思いつつ、ここで寝たら風邪ひくと京也を起こす 「おーい、京也〜起きないと!風邪引くぞ?」 「、、ん、、」 …可愛い。 俺のお下がりのトレーナーとジャージのズボンを着ている。京也が着るとダボダボしていて可愛い。 寝返りを打った時にダボダボのトレーナーから見えた赤い跡。目を疑った。 「…キスマーク。」

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