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第48話

痛くてだるい身体にムチを打って学校へ行く準備をする。 「京ちゃんおはよう!ずいぶん早起きねぇ〜」と、母ちゃんはニコニコしながら朝ごはんを出してくる。 「なんか目が覚めちゃったから。」 確かに今は6時で、7時半にいつも起きている俺からすれば早起きな方だ。 「おぉ!京也ぁぁぁ!今日も相変わらず可愛いなぁ。」 父ちゃんも、スーツを着て食卓に座った。 朝からこんなにテンション高い親父って居るかぁ? 「うっせぇー。…てか、俺のトマト食べて!」 と言って、嫌いなトマトを父ちゃんのお皿に入れた。 「もぉ!いつまで経っても子供だなぁ〜」 と、嬉しそうに食べている。 「京ちゃんっ!またパパにトマトあげて。パパも喜んでないでちゃんと京ちゃんに食べさせて!!」キッチンではトマトをあげる行為を見ていた母ちゃんがプンプン怒っている。 「ごちそうさま」 出されていたのはスクランブルエッグとサラダと食パン1枚だったがあまり食欲がなく。スクランブルエッグをふた口とパンを半分食べて終了した。 父ちゃんはあまりにも食べない俺に心配したのか「お前ちゃんと食べないと本当に骨と皮だけになるぞ」と言ってきた。 「大丈夫、大丈夫。」 「京也、今日は俺が学校送っていってやるよ!」 突然言い出した。 「えっ?まじ?」 正直ラッキー!今日は腰痛いからバスの揺れは結構辛いと思ってた。父ちゃんの運転はめっちゃ安全運転であまり揺れないから助かる。 「おう!7時に出るぞ」 「はーい!」

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