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 もう我慢できない、と上体を起こした俺は、ウワハルを押し倒そうとした。――でも兄は俺と自分の顔が近づくと嬉しそうにとろぉ…と目を細めて俺を見、俺の長い銀髪に覆われたうなじに両腕を回しては、うっとりと俺にほほ笑みかけながら、ぬちゅ…ぬちゅとゆっくりこの体勢となっても健気に腰を上下させる。 「…はぁ…、は…♡ した……♡ した…♡」 「…ウエ、俺もう自分で動きた……」  そのときだった。 「ウエさま、シタさま、」――この寝室の襖ごし、若い女性の初々しい声、…お女中の一人が俺たちを呼ぶ。  俺は、いや、俺たちはあっと思った。 「お昼ご飯の用意が整いました。まだ寝てらっしゃるんですか?」  この声の主である彼女は、まだ恋仲となりたい相手も見つからないようなほど若い。ちょうど少女と女性との中間くらいの妙齢の彼女は、…多分…()()()()()()()この部屋に来てしまったのだろう。 「……、…、…」  ウワハルが恥ずかしそうな切ない顔をして、ぎゅうっと俺のうなじに抱きつき、俺の耳の横にその顔を隠す。――俺もドキドキして固まっていたが、…兄のなかがきゅうきゅう収縮しているのにちょっといたずら心が芽生えてしまってにやり…俺は心のうちで、…声出しちゃだめだよウエ…? と断ってから、ウワハルの腰の裏と背中の中腹とを抱き寄せつつ、兄のなかをゆっくりとぬちゅ…ぬちゅ…こすり上げる。 「ぁ、?♡ ……ッ♡ ゃ…し、した…♡」  俺の耳元、小声でそう俺をたしなめるウワハルは心のうちで『だめ、動かないで…バレてしま、ぅ…』と言いながらも、依然なかをきゅんきゅん締めている。  俺は心の中でこう兄をからかう。――ね、そう言いながら、ウエのなかはきゅんきゅんしてるよ…? バレちゃうかもって思って、ちょっと興奮してるでしょ……? 「…〜〜〜っ♡♡♡」  ウワハルはより強くぎゅうっと俺に抱きつきながら、『ち、ちが…っ興奮、なんか……』とやっぱりそれは否定する。 「ウエさまー? シタさまー?」  お女中が無言の俺たちをいぶかり、そう呼びかけながら少し襖を開けたのが、この薄い暗闇に射し込んだ一条の光でわかった。ただ彼女から俺たちの姿は見えない。金屏風があるからだ。――するとビクッと怯えたウワハルが見かねて、 「…ぁ、♡ …っ♡ す、すまない…、ま、まだ…ねむり…たい、から…、昼食は…、は…♡ ぁ…あとに、してくれ……」  ……なんて嘘を、精いっぱい平静時の声を装って、でも俺になかをじっくりとこすられつづけているせいで詰まり詰まりの震え声で言う。――それがまた何か背徳的な色っぽさがあって、俺のいたずら心はたちまち満足した。 「…あぁはい…かしこまりました…。ですが、大丈夫ですか…? お声が少し……」 「…ん、♡ っだ、大丈夫だ…、寝ぼけて、いて…っ♡」 「ちょっとちょっとあんた、」――ここでまた別の、中堅のお女中の声がする。 「あんたなんで此処に来たんだい、」 「え…? なんでって…いつも通り、お食事の…」 「若君たちの()()()だろう全く、女中長が夕方までは放っておけと言っていたでしょうに、――し、失礼いたしましたウエさま、シタさま、…おほほ……」  ……なんて、そぉ…っとまた襖が閉められ、その一条の昼の光が消え失せたこの寝室には、また枕もとに置かれた行灯の光のみのほの暗さが満ち満ちる。 「…はは…、……」  やっぱりあの子、いろいろ知らないわまだ仕事にも慣れていないわで、間違えて来ちゃったんだな。  まあ誰にでも失敗はあるし、俺は楽しかったからいいんだけど。――ウワハルがほっと息をついた。 「……、…」 「……、んむ、」  でも、俺はてっきりウワハルがホッとしたなかば、俺のいたずらに気を悪くして、また文句の一つも言ってくるものと予測していた。――ところが兄の唇は文句を言うのではなく、唐突に斜めから俺の唇をはむ、はむ…――『この意地悪め…でも、すき…♡ 正直、興奮してしまった……♡』――それにはなはだ興奮した俺も、()ってしまうような獣の牙の激しさで兄のその唇をはみ返す。 「……ん、♡ っんん……♡」  すると、少し苦しそうにうめいたウワハルの腰がまた縦に動きはじめる。  ぬちゅ…くちゅ…と俺の勃起は、兄の粘度の極高い粘液のような熱いなかにこすられ、にゅるにゅると絡みついてくるそのやわらかい粘膜の締めつけに、みるみると根本に衝動をつのらせてゆく。  ――俺は唇が組み合わさったまま、ゆっくりとウワハルの体を押し倒した。 「……♡♡♡」  するとウワハルは俺のうなじをぎゅう…と抱き寄せて、顎をもっと傾けるなり、俺の唇を食むその唇の勢いを熱情的に強める。  俺は兄の熱くほんのりと甘い口内の奥深くまで舌を差し込み、その舌の裏から彼の力の抜けたやわらかい舌を絡めとる。と、たちまち兄の舌も俺の舌にまとわりついてくる。――にゅるにゅるとややザラつきのあるぬるついた二本の舌が、まるで複雑に絡まりあって容易にはほどけそうにもない二本の紐のようにもつれ合い、絡まりあうその熱烈な運命の愛の(えにし)の離れがたさに、俺は自分のある種の獰猛性を「許された」ようなずるい気持ちになった。  だから力任せにウワハルの片胸を揉みしだく。…女人よりは浅く平坦なふくらみだけれども、けっしてまっ平らでもないその美しい男神の胸を揉みしだくことで、俺は兄に『君は俺だけのものだからね』と示したい気分だった。 「…ん、♡」  俺の身勝手な手のひらの愛撫にビク、とウワハルの体が跳ね、…それなのににゅるにゅると兄のなかは締まりながら俺に絡みついてくる。――『シタの手が…♡ シタの、手がぁ…っ♡ 僕の胸を荒らすように揉んで、♡ …少し痛い…痛いのに、なぜ…♡ きもちぃ…♡ きもちいい…♡ もっと…♡ もっと荒々しくしてほしい…♡ どうして…たからもの…♡ だいじなぼくのからだ、シタに荒らされると…♡ 〝秘め宮〟が、キュンキュンしてしまぅ……♡♡』 「……ふっ…、……」  俺はあえて唇を離し、唇の先だけをウワハルの唇にくっつけ、この間近な距離で兄の両目をのぞき込んだ。――とろーんとしたその半目開きはうるうると潤み、いつもの凛とした捕食者の鋭さなんかまったくなく、むしろこれは()捕食者の怯えたような弱々しい目つきだ…、それなのに――はー、はーと俺のにやけた唇に荒い興奮した熱気をまとわりつかせてくるウワハルの、俺がもたらすその翳りに蒼くなった瞳は、俺の橙色の「捕食者」の瞳をじいっと見つめ、……それでも俺を、俺だけを、…『愛してる…♡♡♡』 「…っはー…♡ っはー…♡ っはー…♡」  ウワハルはもうすっかり許しちゃってる。  ――『好き…♡ 好き…♡ 好き…♡ シタにもっと求められたい…♡ けだもの…♡ けだものの、シタも…♡ ぼく、すき…♡ すき…♡ 貪られても…♡ むさぼられ、たい…♡ 壊され…♡ シタになら、壊され…たい…♡ ぼく、…ぼく…シタなら…むりやり…身も、こころも…(シタ)だけのものにされても、いい…♡』 「ふふ、かわい…――いいのウエ…? そんなに可愛いこと思ってると俺、ほんとにけだものになっちゃうよ…?」 「……、…」  ウワハルは怯えたように眉尻を下げたけれど、…その美貌ににじみ出ているそのか弱い恍惚は、怯えているのに俺に「喰われる」ことを、いっそのこと骨の髄までしゃぶり尽くされることを、どこか密かに――それも切実に、願うように――期待しているようだった。…俺はぐうっとウワハルの奥を先端で押し上げた。「うぁ゛、♡♡」と苦しいくらい感じたウワハルが顔をゆがめ、逃げたそうに腰の裏をぐっと浮かせる。  ……でも俺が更に迫るのなんて容易だ。ぐうっと更に奥へ亀頭を押し込む。 「…〜〜〜っ!♡♡♡」 「ね…いいの…? ウエ…、ウエ……」  俺はあふれる『一番大好き』という気持ちをたっぷりとこめた甘く濡れた声で兄の名を呼びながら、トントンとウワハルの奥を突き始める。 「ウエ…? ほら、いいの…? ウエ…」 「ふぁ、♡ …っあ、♡ っあ、♡ っあ、♡」  すると、少年みたいな甲高い声をあげるウワハルは眉尻を下げたまま、切なくその涙目をきゅぅ…と細め、でも俺の目をじっと見上げてくる。けれど、またぐうっと腰を強ばらせて浮かせるウワハルは、 「アぁい…ッ♡ ぃ…いく、♡」とイきそうになって眉を寄せ、なかをぎゅーっと締めてくる。 「いく…っしたっ…♡ いっちゃぅ、♡ いっちゃ…ッ♡ あぁした、した…っ♡ ぁッあぅ、♡ もっとおく、っおく突いて…っ♡ もっとぉ…っ♡」  ……その実こう涙声で言うウワハルはただ――俺がでっちあげた――「決まり」を守っているだけなんだけれども、それにしたってこう言われたらたまんない。…可愛い…でも俺は意地悪をして動きを止め、ウワハルの片胸を握りしめるように揉みながら、そのやわい唇を丸ごと唇で絞りとり――二つの唇のあいだで俺の舌先に絡みついてきたその舌先も、だめ、君の舌もぜんぶ俺だけのもの、その先端だけでは足りないと根本から先まで、根こそぎ引き抜くような強さで何度も絞りあげる。 「んっ…!♡ っんぅ、♡ …〜〜〜っ♡♡♡」  すると、まるで仕返しみたいに俺の勃起を根本から先まで纏縛(てんばく)するウワハルの膣内だけれど、しかしそれは仕返しなんかじゃなくて、…ただウエが悦んでいるだけなんだって、俺はさっき知ったばかりだった。――俺は揉んでいたウワハルの胸についている、その小さい(しこ)りの先をカリカリと爪先で引っかく。と、 「ンうっ…!♡♡」  ビクンッと腰を跳ねさせるウワハルは、「は…♡」と顎を引いて俺の唇から逃げ、弱々しい半目開きで俺の目を見つめてくる。――でも俺はじいっとウワハルのその涙に濡れた蒼い瞳を見つめながら、敏感になっている兄の乳首をカリカリとしたり、つまんだ指先でこね回したり、そうして乳首への愛撫をやめない。 「ァ゛…っ♡ ン゛、♡ し、したぁ…っ♡」――するとビクンッ…ビクッ…ビクッと時々腰から上を跳ねさせながら、ウワハルは泣きそうな顔をする。  ――『桜の…なんだっけ…、ち、ちくび…♡ ちくびだめ…♡ 〝秘め宮〟…♡ し、子宮が…♡ もどかしいそこが、キュウキュウして、♡ なんだか、なんだか、じれったいぃ…っ♡』 「なぁにウエ…? へへ…乳首、きもちぃ…?」 「…〜〜っぉ、おくぅ…っ♡ おく、突いてぇ…っ!♡♡」  ウワハルは切羽詰まった声でそうおねだりしてくるけれど、俺は「やだ」と余裕綽々(しゃくしゃく)ににっこりと微笑んだ。 「だって俺…これでもっとウエの奥突いちゃったら、けだものになっちゃうよ…?」 「…け…けだ、もの……?♡」  ウワハルはぽーっとしながら、その言葉をふわふわした頭で理解しようと繰り返した。――俺は「そう…」と答え、ウワハルの首筋をベロベロと舐める。すると顔を横へ向けて、俺に自分の首筋を差し出してきたウワハルの、 「…は…っ♡ …〜〜っ♡♡」  その細身がぞくぞくぞく…とわななき、俺の舌や唇に触れているそのなめらかな肌がざらりと粟立つ。  俺は次にウワハルの繊麗(せんれい)な鎖骨を舐めながら、またその片胸を――今度は反対側を――力強く揉みしだく。 「……ぁ…っ♡ …は、…はぁ…♡ した、♡ したぁ…っ♡」  俺の後ろ髪の根本あたりをきゅうっと掴んでくるウワハルは、くちくちと俺のをわずかにこするように腰を揺らしている。『腰…かってにうごいちゃ…♡ 奥…♡ 奥にほしい…♡ シタが奥にほしい…♡ ほしい…♡ ほしい…♡ ほしい…♡』――俺は唇でその長い鎖骨の横向きの道をつつつ…とたどり、…青紫の衿が二の腕までずり落ちてあらわになっているその真っ白な肩、その肩の丸みに――少し強めにガリッとかじりついた。 「…ひぁ…ッ!?♡♡♡」  ピクピクピクッとウワハルの下腹部が痙攣しているのが、俺の勃起越し、その膣内のキュキュキュ、という素早い痙攣でわかる。――『やっどうして、♡ やだ…♡ やだ…♡ 噛みつかないでぇ…♡ や…♡ いや、なのに…♡ ぼく、シタに噛みつかれて…♡ 感じて、しまってる、♡』 「……、…」  それでも俺、ウエを壊したくなくて――ウエの綺麗な肌に傷をつけたくなくて――顎の力を加減してあげたのに、…そういうこと言われると、……でもだめ、  ……俺は上下の歯を浮かせて、ウワハルのその俺の歯型に浅くへこんだ肩を舐めまわしながら、心のうちでこう兄に話しかける。  ――ウエ…けだものになっちゃった俺も好きなんでしょ…? じゃあ早く『けだものになっていいよ』って俺に言わないと、…奥にあげないから…。  でもウワハルは泣いているような上ずった声で、まだこんなことを言う。 「……ゃ…♡ で、でも…だって…は、母上が…、流されちゃ、だめ、だって……♡」 「ふ…、もう流されかけてるくせに…、……」  さっき心のうちで『けだもののシタも好き、むしろ大好きなシタになら荒々しく貪られて、無理やり身も心も(シタ)だけのものにされちゃいたい』なんて思っていた時点でもう駄目でしょ。  ……早く素直になっちゃえばいーのに…――俺はウワハルのツンと凝結した乳首を、ざらついた乳輪ごとやわい上下の唇で包み込みながら、その先端をチロチロ、さりさりと舌先でくすぐる。  もう片方は指先で軽くすりつぶしたり、先っぽをカリカリ、すりすりとしたり、乳輪からこね回したり…――ウワハルはビクッとしながら、 「…あ…っ♡ っうぅ、♡ し、したぁ…っ♡」  と俺に甘えているみたいな甘い声で、俺の名前を呼ぶ。――ほんとかわい……俺は軽くウワハルの乳頭を前歯で噛み、ぢゅーっと強く吸い上げながら先端をさりさりと舌先で舐め…――もう片方もやや強めにもみ潰す。  するとウワハルはビクンッ! と腰の裏から背中を反らし、 「……ッ!?♡♡ …ッ!♡♡ …〜〜ッ!♡♡♡」  ……なんでだろ…、ぶるぶる震え、ビクビクしながら声もなく――というか声も出せないほど、とにかくものすごく感じてしまってるらしい。  ――『ちくび、♡ こ、こんな…っ?♡ なんで、ちくびだめ…っ♡ だめっ…♡ ちょっと痛…なんで、なんで…っ?♡♡ かまないで、そんなに強くすわないで、いや、♡ ちくびつぶれちゃぅ、♡ なんで、それなのになんで、♡ なんでこんな…きもちぃいの…っ♡♡ ぼくの子宮おかしくな…っいく…っ!♡ いっちゃぅ、♡ いくっ…♡ いくいくいく…っ!♡♡♡』 「…〜〜ッぃ゛…ッ!♡♡♡」  ウワハルの腰がビクウッ! と大きく跳ね、ぎゅうぎゅうと俺を呑み込んだままの膣内が痙攣しながら収縮する。…俺は目が覚めるような兄の絶頂に興奮し、笑いながらすかさず腕を立て、ウワハルを見下ろした。 「…――〜〜っ!!♡♡♡♡♡」  ウワハルはビクッ…ビクッと弾む腰からうなじ下までの背を浮かせるほど、その上体を弓なりにのけ反らせ――俺が今さっきまで愛撫していたその真っ赤な小さい乳首を、そのあわいさくら色の胸板を突き上げるようにしながら――顎を上げてその喉仏をも俺に無防備にさらし、口元には片手の甲をあてがって、ぎゅうっと目をつむっていた。…色っぽくひそめられた黒い秀眉の端を下げたまま、真っ赤な顔をして、…すがるように掴んだ俺の腕に、爪を立てながら…――乳首だけで、イッちゃってる……。 「……はは、……」  乳首に塗ったらしい媚薬のせい…かな…?  それとも…俺たちが運命られた夫夫神だから…?  ――なんしても、…なんかいやらしい……まさか乳首だけでイッちゃうだなんて、なんて最高の肉体、俺のウワハルはなんて最高の夫なんだろう…――俺はきゅう…きゅう…と食いしばる力が弱まってきたウワハルのなかで、ずりずりと勃起をこすりはじめる。と、ウワハルは、 「ぁ゛…っ♡♡ ぁ、♡ ゃ、らめ…らめした、♡ ぼく…っ♡ ぼく、今うごかれたら、おかひく…っ♡ おかひくらっひゃ……っ♡♡」  とろーんとした泣き顔で俺を見上げながら、自分のわきの下あたりに立っている俺の両腕を制止したげに掴んでくる。 「へへ…、なんで…?」  でも俺はぬちゅ…ぬちゅとややゆっくりながら腰を動かすのを止めない。…するとウワハルはぽろぽろとそのツったまなじりから涙をこぼし、 「あ゛…っ♡ あぅ゛…っ♡ ぼく…っだめな子になっちゃ…っ♡ あっ…♡ あっ…♡ ながされる、っだめな子に、…わるい子に、っなっちゃうぅ…っ♡♡」  とか、母上のお言い付けを守れない「悪い子」になっちゃう、なんて――イッたばかりの敏感ななかをこすられたら気持ちよすぎて、だめよって母上に言われたのに、けだもの(シタハル)の勢いに流されちゃう…――けだもののシタを悦んで受け入れちゃう、乱暴なくらい自分の体をけだもの(シタハル)に貪られることを、いよいよ許しちゃう……。 「あぁっ♡ あんっらめ…っ♡ そんらの…っ♡ そんなのだめ、♡ あ…っ♡ あ…っ♡ だってぼく、…っぼく、ずっと〝いい子なお花ちゃん〟なのにぃ……っ!♡♡」 「……はは、…」  ――でもそんなのだめ、僕、いつもいい子だね、さすがだね、さすがお花ちゃんだね、ってみんなに褒められる「いい子のお花(ウエ)ちゃん」なのにぃ……っ!  ……なんかこの状況でそれ言われると俺めっちゃ興奮するんだけど、なんでだか…――

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