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 ちなみに今ハルヒさんに口移しされている僕の精液は、ほんのりと薔薇の香りがする、熱い温度のほの甘い粘液であった。――甘いとはいえ特段おいしいとは感じられないが。  なおそれに対する驚きはない。  性に対する好奇心が旺盛な僕は、漫画の参考にと、これまでにも自分の精液を飲んだことがあったからだ。  もちろん最初は一般に聞くそれではないその香味をいぶかったが、ネットで調べたところ、生まれつき体臭が薔薇などよい匂いの人がまれにいる、という情報に行きついたので、まあ要するに自分はその「まれな人」のうちの一人なんだろう、ということで――漫画の参考にならないことにはがっかりしたが――それきり何をいぶかるでもなかったのだ。  が、ちなみに僕が先ほどハルヒさんの精液も甘い匂いと味がする、というのにもさほど驚かなかったのは、要するに僕たちが神であるから薔薇やら白檀やらの体臭を有しているのであるし、またつけ加え僕たちが運命られた夫夫神であるから、お互いのその体臭がよりかぐわしく、またそれの味もより美味なものと感じられるのだ、との「記憶」を昨夜すでに思い出していたためである。  ……それで…――僕の背中に覆いかぶさってきているハルヒさんが、僕の乳首の先をカリカリとしながら、口移しで精液を、…というよりか僕のその粘液を、お互いの舌に塗りこみあうようにゅるにゅると舌をなめ合っている今、 「ン♡ んァ…♡ ァぁ…♡ んく…♡」  僕は自分の精液をいやらしいキスで飲まされている、という悦ばしい被虐に頬を熱くしながら、ぽーっとした半目開き、夢中で彼の舌をぺろぺろ、にゅるにゅるとなめ返す。――こくん、とときおり唾液とともに、ほの甘い精液を飲み下しながら…――ただここで、僕の下唇から垂れてしまった唾液と精液とを、彼は「もったいない…」とつぶやきながらじゅるる…とすすり、舐め取ってくる。 「ぁ……♡ はぁ…♡」  自分のザーメン…もったいないと言われるの、なんか…うれし……♡ 「…ふふ…かわい…、……」 「…ん……♡」  それからちゅぷ…と唇をやさしく吸われると、胸のキュンとした切ない締め付けがそこを起点に波紋となり、体中に甘く響いて、ぞくぞくと感じてしまう――それはぐるぐると響く、喉や鼻腔の振動のせいもあるだろうが――。  そしてふと唇をはなしたハルヒさんは、やさしくも妖しい微笑をうかべながら、こう僕の唇にささやいてくる。 「ハヅキの精液も〝神氣〟なんだから、ちゃんと飲まないと…――それに…何よりさ、君がせっかく出してくれたものを無駄にしたら、もったいないでしょ…?」 「……♡ …♡ …♡」  僕はぽーっとしながらコクコクとうなずき、…しかし腰をくねらせながら、「もっと……」 「もっと…♡ もっとイきたい…♡ 足りないにゃあ…♡ はぁ…はぁ…♡ ハルヒのおちんぽで、もっと僕をイかせて…♡ もっときもちよくしてぇ……♡」 「はは…もう、かわい…。そうだよね…? いまは気持ちよくなることとか、えっちなことしか考えらんないよね…、…ふふ、いいよ…? もちろん…、……」  と、やさしく微笑したハルヒさんは上体を起こし、僕の腰を掴んでくる。 「……ぁ…♡」  僕の腰がぴくっと反応してしまった。  正直、ハルヒさんの大きな手に腰を掴まれるの、すき…♡ なぜともわからないが、何か支配や凄まじい快感の予感に期待してしまうような、なぜかそれに彼の「男」を感じるような、理由はよくわからないのだが…――とにかくこうされるの、好き……♡ 「……ぁ…っ!♡」  そしてまずはまたじっくり、ずちゅ……ずちゅ……ずちゅ……と膣内をやや幅広くこすられ、奥をぐ、ぐ、ぐ、と押し上げられる。 「…ぁ…♡ …ぁ…♡ …ぁ…♡」 「きもちいい…?」 「はぁあ…♡ きもちいぃ…♡ にゃぁ…♡ あぁ…♡」  だが…気がついたら僕は、つかんだソファの背もたれを頼りに、彼のその動きにあわせて自分でも腰をゆら…ゆらと縦に動かし、そのひとの勃起をなかでしごくように――いや、そのひとの勃起の硬さや太さ、その構造がもたらす快感を堪能するように――、ぬちゅ…ぐちゅ…と、するとそのうちその快感に耽溺(たんでき)しはじめ、…もう……、 「ぁ…♡ ぁ…♡ おちんぽきもちぃ…♡ きもちいい…♡ すき…♡ すき…♡ ぼくのなか、はるひでいっぱいになってる…♡ ぁ…♡ ぁん…♡ きもちぃい…♡ ぁ、あ…♡ すき…♡ すき…♡ すき…♡ はるひのおちんぽだいすき…♡♡」 「……、…、…」  いつの間にか動きを止めていたハルヒさんにも構わず、ぐるぐると喉を鳴らしながら、またチリンッ…チリンッと三つの鈴をゆらし、鳴らしながら、ぬちゅ…ぬちゅ…ぬちゅ…ともう腰を止められない。――きもちよすぎる……でも、足りない…、もっとイきたい…♡ イきたい…♡ もっと…♡ もっと…♡ もっと…♡ 「すき…♡ すきぃ…♡ はるひ…♡ はるひ…♡ だいすき…♡ だいすき…♡ はるひぃ…♡ もっと…♡ もっと奥突いてぇ……♡ だいすきなはるひのおちんぽで、もっともっとイきたいんだにゃあ…っ♡」 「………ぐ、かわいすぎる…っ」 「んァ、?♡」  ぱちゅんっとハルヒさんの恥骨が僕のお尻にぶつけられ、奥をずんっと深く突かれる。――そのままぐんっと彼に男らしく腰を引き寄せられ、ぱちゅぱちゅと間断なく責め立てられると、僕の後ろ頭がうしろへかたむき、首輪のまかれた喉が反れてしまう。 「…あ、♡ あ、♡ ぁ、♡ あ、♡ ぁ、♡ まっ…!♡ まって、♡ あっ…!♡ だめ、だめぇ…っ♡ そ、そんな、はげし、♡♡」  また迫ってくる絶頂にカーッと全身が熱くなる。  ぐちゅぐちゅぐちゅ、パンッパンッパンッという音に合わせ、チリッチリッチリッと首輪とニップルクリップの鈴が鳴っている。 「自分からあんなにかわいいことしたくせに何言ってんの、あんなの俺を煽ったのも同然でしょ、」 「は、♡ ぁ、♡ あっ…♡ あおってなんか、♡ にゃ、…ァあィ、♡ イく、♡ ィ、♡ …――〜〜〜ッ!♡♡♡」  僕は顔をゆがめ、奥歯を噛みしめる。また、…僕の下腹部全体がイッている。奥とも膣内とも陰茎ともわからない、とにかく下腹部全体が痙攣し、ツーンとした快感がじわぁーっとそのすべてにひろがってゆく。  ……のに、…僕はもはや不断の渇望に泣きながら、また腰をぐちゅっぐちゅっと動かしはじめる。 「っだめ、だめなの、♡ っもっとしてぇ、♡ もっと…っ♡ 足りない、♡ だめ、足りないの、♡ ぼく、おかしくなってる……っ♡」  絶頂も収まりきらないこのときにさえ、もうなかも子宮も陰茎も、たちまちその全部がまたうずきはじめているのだ。足りない、足りない、足りない、全然足りない、と、腰が止まらない――。 「はは…、すっごいえっち、ハヅキ…――俺のやらしい花嫁猫ちゃん…? かわいいよ…、……」  するとハルヒさんは満足げにそう言いながら、またパンパンと僕のお尻に恥骨をぶつけ、僕の渇望している奥をぐっぐっと突き、なかをずちゅずちゅこすってくれる。 「あっ…!♡ ぁ、♡ あ、♡ ぁ、♡ きもちぃ、♡ きもちいい…っ♡ もっと…♡ もっとぉ…っ♡」  ここでハルヒさんが腰を絶えず使いながら、その手で僕の両肘をつかみ、後ろに引く――僕の腰の裏をへこませ、胸板を突き出させる――と、彼が亀頭を僕の奥に突き入れるそのたび、より彼のそこは僕の奥にぐんっぐんっと強く、深く押しこまれるようになる。  ……またそうしてバチュッバチュッバチュッと激しく打ち込まれると、僕のニップルクリップの鈴がチェーンごと揺れ、チリンッチリンッと音を立てるのだが、その揺らぎが乳頭に与えるゆるい刺激さえきもちよく、また何かそれは背徳的な悦びをも僕に与えてくる。 「あぁ…っ♡ あっ…!♡ きもちぃ、♡ あっ…!♡ あんっ♡ きもちいぃ、♡ ぁあィく、♡ ぁィ……っちゃ、♡♡ ――っは、!♡♡ …〜〜〜――ッ!♡♡♡」  イく、♡♡♡  ……思っている間にまた僕の腰はビクンッビクンッと痙攣し、もはや骨盤のなか全体に絶頂のツーンとした快感がはじけて、 「ぁ…♡ ァ、♡ ぁーー…♡♡♡」  うなだれた僕はビクビクとしながら、開けっぱなしの唇からだらしなくよだれをつー…と垂らし、チカチカとする視界のなか…――それでも……、 「は、♡ ……たり…な……♡ …たりなぃ……」  何度イッても満たされない…――足りない…。 「もっと…♡ もっと…♡ もっとぉ…♡ もっと♡ もっと……ん♡」  ……僕はハルヒさんに真横へ顔を向けさせられ、そのまま唾液まみれの唇をにゅるにゅると食まれ…――もっと…♡ もっと…♡ もっと…♡ ――僕はとろんとゆるんだ半目開き、彼の陰った色っぽい両目を見つめながら、こう求める。 「んぅ…♡ はるひ…♡ もっとぉ……♡」  するとハルヒさんは僕に向けて、優しくも、少し困ったような笑顔をうかべた。 「…ごめ…、でも、そろそろ俺もイきたいから…――えっと、もう満足していいよハヅキ……」  ……すなわちハルヒさんのその「満足していいよ」というのは、僕のこの「満たされない絶頂」の終焉を意味していた。つまりもうその「呪い」は解けたのである。――だが……。 「……はぁ…はぁ…、……ぃゃ…」  僕は頭の片隅でそれを理解してはいても、なぜだか途端に寂しくなって、眉尻が下がった。 「いやだ…足りない……、イッちゃだめ……」 「……えぇ、ふふ、…かわい…」  するとハルヒさんはいよいよ困ったのだろう、眉を寄せて笑うが、僕はぐるぐると喉を鳴らしながら彼の唇をぺろぺろと舐め、「だめ…♡」 「はぁ…♡ もっとえっちしよう…?♡ イッちゃだめ…♡ 僕、ハルヒともっとえっちした…んっ♡」  ……ハルヒさんは困惑にかげった微笑のまま、僕の唇をまたふさいできた。――そんなこと言われても、と、このキスはあえて「わかった」だの「いいよ」だのという返答をにごすためだろう、とは、今の僕のふわふわした頭でも直感された。…でもいや…♡ もっと…♡ もっと…♡ 「……んぅう…♡」  もっとはるひとえっちしたい……♡  ……でも…――♡ 「んっ…!♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」  唇、はむはむされて…♡ ぺろぺろ、されながら…♡ 奥がんがん突かれるの、とろけちゃ……♡♡  ……でも、いやだ、いや、 「んっ…♡ は、♡ だめ…♡ だめ…♡ イッちゃだめ…っ♡ ぼく、はるひともっとえっちしたぃ、♡ あぁだめ…っ♡ だめイッちゃぅ…っ!♡ あ、♡ あ、♡ ぁ、♡ あん、♡ だめ、だめぇ…っ♡ なかに出しちゃだめ、♡ いやっ…♡ なかに出しちゃいやだ、♡」  と僕は――自分もイきそうになりつつ――泣きそうになりながらハルヒさんの射精を必死に嫌がるが、…彼は悲しそうなくらいつらそうな顔をし、 「ごめんハヅキっ…ごめ、俺、…」 「……んむっ…!♡♡ ――〜〜っ!♡♡♡」  中出しながらキス…するのは、…ずるい……♡  ……ハルヒさんは僕の唇をふさぐなり、僕の奥に射精した。――僕もイッてしまったが、…どくどく出ている…、イッてる奥があたたかく満たされるの、ものすごくきもちよくてしあわせ…――でも、悔しい……と僕は眉をひそめる。  もっと…もっと…ハルヒが、欲しいのに…――

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