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「もしかして、ハルヒさん…――」  と僕は、真剣な顔をしているハルヒさんに小首をかしげる。 「…僕に…、…嫌われたく…ない…?」 「うん」  即答だった。それもハルヒさんは不安げな顔でこくんと頷いたのだ。 「そう。そうなの…嫌われたくないの、俺、大好きなハヅキに……ハヅキに嫌われたくない…――ハヅキとずっとラブラブでいたいし…、ウエのことはいくらでも知ってるけど、ハヅキとしての君のことは、まだまだ知らないこともたくさんあるから……」 「…可愛い……」  思わずつぶやいてしまってからハッとした。ハルヒさんは本気で葛藤しているのである。――ということで改めて、僕は一応真剣な気持ちでこう彼に言う。 「いや、わかりますよ…――僕もハルヒさんに嫌われたくないですし…、ずっとラブラブでいたいです…。だから…遠慮しちゃったり、我慢しちゃったりしたんですけど…、…ふふ…♡ ……」  僕は斜めからちゅぷ…とハルヒさんの唇を食み、それからそのたくましい両肩をつかんで上体をやや立てると――くちゅ、くちゅ、とお尻をあさく上下させる。 「ん…♡ …っはは、……」  そうしながらはにかんで目を伏せ、しかし微笑しながらこう打ち明ける。 「もう、我慢できない…、もう今はしたくないんです、我慢も、遠慮も…♡ 大好き…だからこそ…♡ は…♡ んん…♡ 今はもっと…えっちしたい…♡ ――足りない…♡ ハルヒさんが足りないの、ハルヒさんともっとえっちがしたい、もっと…♡ もっともっとえっちしたい…♡ もっと欲しいんです、♡ いっぱい…いっぱい欲しいの、大好きな貴方が……♡」  そして僕はきゅっと目をつむり、タンタンとテンポよくお尻を上下させはじめる。 「ん…っ♡ ん…っ♡ ッぁ、♡ あなたと、もっと気持ちよくなりたい、もっと…っ♡ もっと…っ♡ ――それに、あっ…♡ ぁ、♡ きっきもちよく、してあげたい、♡ んんっ…♡ かなうなら、もっと…っ♡ 僕の、だいすきな旦那さんを…っ♡ ――僕の…ぉ、おまんこで、♡ いっぱい、貴方のおちんちん…っ♡ 僕の愛する旦那さんのおちんちん、いっぱいいっぱい、♡ 気持ちよくしてあげたいんです、♡♡」 「…かわいすぎ、るし、えろ、すぎ、…っハヅキ、――そんなこと言われたら俺、…」 「……は、…ふふふ……♡」  僕はハルヒさんの「可愛すぎ、エロすぎ」に胸が悦びでいっぱいになり、ちょっとしたサービス精神から背後、ハルヒさんの膝の上あたりを両手でつかむ。  そしてソファに着いていた膝を立て、僕の膝上十五センチ丈の白ストッキングをまとった両脚を大きくM字型にひらいて…――そのまま大きく縦に腰をうごかす。…すると言うまでもないことだが、僕は今白レースのクロッチレスショーツを穿いているため、この縦の動きにゆらん…っゆらん…っと揺らぐ僕の、このやや上向きに勃起した陰茎を、あえてハルヒさんの眼前に(さら)しているような状態になる。  ……ハルヒさんが興奮してくれるなら、と、僕はそれを彼に見てほしい気持ちがあってこの体勢になったわけだが、実はさらに、下腹部から恥骨をほんのちょっとだけ彼のほうに突き出していたりもする。 「あっ…♡ は、♡ ぁ、♡ ぁ、♡ 喜んでほしい、♡ ハルヒさんが喜んでくれるなら、僕、どんなに恥ずかしいことでもします、♡ ――み…っ見てにゃあ…♡ ハルヒのことが大好きすぎて、こんなになっちゃった僕のおちんちん、見て…っ♡」  件の「呪い」が、今の僕の助けになっているのは言うまでもない。――普段の自己肯定感も地を這うような僕というだけでは、なかなかこんなことを口にすることはできなかったろう。  しかしあの「呪い」のおかげで、今僕はこんなに大胆なセリフを――言ってハルヒさんを喜ばせたい、という本心から――ためらいなく口にすることが叶っていた。  ……そして僕のそれは奏功している。 「……っ! は、ハヅキ、…こ、こんな、…こんなの、…だめ、ちょっと、…」  ハルヒさんのその余裕のないたどたどしい言葉の真意は、男の僕には手に取るようにわかる――それは最高だ、と理性を揺るがされるほどの興奮のあまり、批判的になった男のそれだった。  それにはぐちゅっぐちゅっぐちゅっと、僕の腰の動きがさらに調子づく。 「あっ…♡ あっ…♡ 貴方の前でだけは、大胆になれちゃうんです、僕、♡ はあ…っ♡ ハルヒのおちんぽ気持ちいい、♡ 僕の奥、僕の子宮に当たってる、♡ ぁん、おっきい…っ♡ きもちぃい…っ♡ きもちいいです、♡ ハルヒさん、こんなにおちんちん硬くしてくれて…っ♡ ぁ…♡ ありがとう…っ♡」 「ぁ、あ、ありがとう、? こ、こちらこそ…、…ぃ、いろんな意味で、?」  可愛い……ハルヒさん、動揺している。  ただ僕もつい癖で「ハルヒさん」と呼んだり、彼がきっと喜んでくれるだろうなと「ハルヒ」と呼んだり、なかなかそれを統一できないくらいには、今冷静じゃないのだが。  だって…――気持ちよすぎるし、楽しすぎるし、幸せすぎるから……♡♡  僕はまたソファに膝をつき、ハルヒさんの唇を斜めから食みながら――腰からお尻だけを上下させるようにして、彼の勃起したものをくちゅくちゅとしごく。 「んぅ……♡ ん…♡ …は…、…」  そしてお尻を動かしながら、至近距離でうっとりとハルヒさんと見つめ合いつつ、思わずはにかんで微笑する。 「はぁ…♡ はぁ…♡ 旦那さんとのえっちが…♡ 旦那さんのおちんぽが大好きな…♡ 淫乱…♡ はぁ…♡ 恋猫花嫁の僕は、お嫌いですか……?♡」  こんな恥ずかしいと、何言っているんだと自責しそうなセリフさえ、今の僕には――あの「呪い」のおかげで――甘ったるく言えるのだった。  するとハルヒさんは余裕なさそうな険しい眉目で、しかし照れ臭そうな笑みを浮かべながらこう答える。 「いゃき、…らいなわけ、ないよね…? むしろ、好きすぎてヤバい、…俺、そんなハヅキも大好きです、…ヤバいほんと、…大好き、…」 「…ふふ…♡ うれしいにゃぁ…♡ 大好き…♡ 大好き…♡ ん…♡」  僕はちゅくちゅくとやはりお尻を動かしつつ、そのひとの耳に唇を寄せ…その小さな穴を舌でぐちゅぐちゅとほじくり舐め、ちゅるる…とすすり…――両手の指先ではそのひとの乳首をくりくりと愛撫する。  ……そして彼の耳にこう吐息たっぷりにささやく。 「はぁ…♡ 僕のおまんこ…気持ちいい…?♡」 「きもちいい、…し、いろいろヤバい、…」 「…何が…やばいんだにゃあ、ハルヒ…?♡♡」  今僕は――あの「呪い」をかえって使いこなしているというか――楽しくてしょうがない、ノリノリの状態なのだった。  するとハルヒさんは僕の腰の裏に両手を回しながら、愚直なまでに精いっぱいこう答える。 「ぇ、えっと、ん、…は、ハヅキが…えっちすぎて、可愛すぎて、…あと美人すぎて、愛しくて、…それとハヅキのなかきもちよすぎて、…えっと、…とにかく、ハヅキが、やばい、もう、…」 「ふふ……♡ 僕のご主人さまは、ほんとうに可愛いにゃあ…♡ 大好き…♡ ん…♡」  ちゅ、とハルヒさんの耳にキスをする。  するとやり返したくなったのか、あるいは「お返し」がしたくなったのか――ハルヒさんの両手が僕の腰をするりと撫で、する…とまた腰の裏からお尻へ、そしてあたたかいその手のひらで僕の尻たぶを両方包み込み、ぱちゅぱちゅと上下しているそこをふにふにともんでくる。…ので、僕はわざとハルヒさんの耳に唇をつけたまま、甘ったるい嬌声をこうささやいた。 「ぁ…♡ ぁん…♡ ハルヒのおっきな手におしり揉まれるの、僕だい好き…♡ きもちいいにゃん…♡」 「…〜〜っほんと、いい加減にしとかないとハヅキ、…俺、理性無くなっちゃぅ、…」 「理性…? んふふ…♡」  僕はハルヒさんのお耳から頬へ唇をすべらし、顎、それから首筋を唇ではむはむと食んで、ぐるぐると喉を鳴らしながらぺろー…と舐めあげたり、ぺろぺろと甘える猫のグルーミングのように舐めたり…――。 「理性なんか、なくなっちゃえばいいのににゃあ…?♡」  なんて焚きつける意地悪なこともさなかに言いつつ、彼の鎖骨にちゅう…と吸いついて、更に下――彼の粒だったこげ茶の乳頭をちろちろと舌先でころがしながら、ぱちゅ…ぱちゅと緩慢ながらもちろんお尻の動きも止めない。 「……ぅ、……はぁ…ハヅキ、…大好きだよ…?」  するとハルヒさんはそう言いながら、自分の胸もとにある僕の頭をベールごとなでなでしてくれるので、僕の喉のぐるぐる音は余計に大きくなる。 「…へへ…嬉しすぎて、もっと…♡ いっぱいいっぱい…♡ ハルヒを気持ちよくしてあげたくなっちゃうにゃん……♡」  僕はそう言ってからその気持ちのまま、ハルヒさんのろっ骨あたりに両手を着き、膝を起点に、大きく体を縦に揺らす。  するとニップルクリップについた鈴のチェーンがゆらんっゆらんっと縦に振れ、チリンッチリンッと音を立てるのだが、それがまた何とも今の僕の高揚感をかき立てる。――そして僕は快感を堪えているばかりに眉尻を下げ、細めた両目でハルヒさんを見下ろしながら、 「あっ…♡ あっ…♡ あっ…♡ ハルヒ…っ♡ ハルヒ…っ♡ 大好き…っ♡ お願いハルヒ、♡ 僕のいやらしく発情したこの体で…っ♡ 僕のこのぐちょぐちょに濡れたえっちなおまんこで、いっぱいいっぱい気持ちよくなってにゃあ…っ♡」 「俺……」  と……ハルヒさんがぼーっとした顔――寝室で見た、あの胡乱(うろん)げな「欲情した顔」――で上下する僕を眺めながら、ぼそりと言う。 「君のこと…このままじゃぶっ壊しちゃいそう……」 「……っ、…いいよ、抱き潰して、♡ 僕をぶっ壊して、♡ ――むしろ僕っ…貴方にならそうされたいんです、♡」  すると僕は触発されたのだろう。気がついたら、泣きそうな声でそう打ち明けていた。――それももう止まれず、僕は腰を振りながら目をつむり、こう続けた。 「優しいハルヒさんも好きっ…♡ もちろん好きです、でもほ、本当は僕、さっき、ぁ、♡ ぁ、♡ た、たまにでいいから…〜〜っ壊されたい、♡ 貴方になら無理やり犯されたい、♡ 乱暴にされて、♡ 無理やり貴方の腕の中に閉じ込められて、朝までいっぱい、気を失うまで、本能のままの獣みたいな貴方に求められたい、♡ ――噛み付かれて、縛られて、いっぱいなかに、何度も何度も出されて、♡ ――ボロボロになっちゃうくらい、ぁ、貴方だけのものだって、身も心も全部縛り付けられて、刻み込まれるような、――っそういう激しいえっちがしてみたいって、…さっき、考えてました、から…僕、……貴方でオナニー、しながら……」  はぁ…と僕は嘆息する――言ってしまった、といささか後悔しながら止まり、そっと目を開けて伏し目になる。 「僕…多分…マゾ、なんです……、すみません…ハルヒさんは僕のことを想って、優しくしてくれ…っ」 「ふぅん…」とサディスティックに鼻を鳴らしたハルヒさんが、ぐっとリードのつけ根をつかみ、そうして僕の首輪を自分のほうへ無理やり寄せた。  僕は何かぞくっとして目を伏せ、彼の顔が見られない。ただその珊瑚色の唇にうかんだ微笑は、何かとても妖しい。 「…そこまで言われたら俺…――もう無理…。はぁ…はぁ……もう無理…無理…――知らないよハヅキ…、俺、我慢してたのに…、ずっと我慢して…、ちゃんと我慢しきれてなかったけど、でも俺、必死に……もう知らないから、俺、…俺、それに我ながら、君に対してだけは絶倫なんだから……」 「……、…、…」  ……ごく、とつばを飲み込みながら恐る恐る目を上げる。そこにあったハルヒさんのその冷たい微笑はしかし、僕への侮蔑ではなく――直感する――かえって僕への重たすぎるほどの愛情に、翳っていた。  そしてその鋭い睨みつけるような両目は、じっと僕の目をとらえて離さない。 「俺の理性をぶっ壊したのは、君だからね…――?」

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