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そのあとはもうめちゃくちゃだった。
僕はあのまま四つん這 い――といっても黒いかけ布団のへりに片頬を押しつけ、そのへりを両手でぎゅうっと握りしめてピストン運動の振動に耐えている、すなわちお尻は上がっているが頭は下がっている体勢――で、絶頂のさなかにある過敏なほどの膣内をぐちゅぐちゅと激しくこすられ、ビクビクと痙攣しながら脈打つ子宮をずんずんと容赦なく突かれた。
「ンぁあ…っ♡ っあ、♡ っあ、♡ っあ、♡」
ぱちゅっぱちゅっぱちゅっと僕の濡れている膣口はもとより、会陰やお尻などを無遠慮に殴打するように腰を振っていたハルヒさんは、僕の腰を掴み引きよせながらしばらくそうしていたが、――
……ある程度そうしたのち、突然ぐにゅっと僕の両方の尻たぶを鷲掴みにすると、ぐぱぁ…っとそこをわり開いたなり、ぬちゅ……ぐちゅ……と奥を突かない、緩慢な、しかし幅の広い動きを繰り返しながら、甘ったるい声でこう言った。
「ハヅキのおまんこ綺麗だね…、ピンク色でかわいい…♡ ――こんなにちっちゃくてキツキツなのに、俺の太いちんぽは一生懸命咥えこんで…――俺がこうやって抜け出ようとすると…寂しがるみたいに食らいついて、盛りあがって……エロ……」
そしてぬぽんっ…といよいよ抜け出てしまった彼は、唐突な空虚に困惑し、ひくっひくっとすぼまっては開く僕のそこを、どうもじっくりと眺めているらしかった。そしてこう言った。
「ふふ…、でも、さすがにぽっかり穴空いちゃったね…? 俺のちんぽの形になっちゃってる……」
「……ぅ、…み、見ないで…くださ…ぁ、♡ やめ、っんん…♡ だめ…っ舐めちゃ……!♡」
にわかにべろべろと膣口やアナルや会陰、陰嚢をまで何のためらいもなくなめ回される、そのにゅるにゅる、少しざらざらとした彼の舌が与える快感に、僕は腰をくねらせながらそれを嫌がったが、
「ふァぁ…っ!♡♡」
と悲鳴じみた甲高い声をあげながら、体をこわばらせる。――彼の舌がにゅるんと膣内に差し込まれたのだ。…それもそのままぐちゅぐちゅとそのひとの舌は僕のなかでのたうったり、にゅくっにゅくっと抜き差しされたり、
「ぁ…っ♡ ぁ、♡ あ、♡ やぁ、♡ やめ…だめ、だめっです、♡ は、ハルヒさ…な、舐めちゃだめ…っ♡ なか舐めちゃ……♡ ぁん…♡ き、汚ぃ……♡」
果てにはなかの愛液を舐めとるようにくちゅくちゅ舌を回し、あちこちを舌先で引っかいてくるハルヒさんに、僕は罪悪感と、しかし何かしら甘い背徳的な官能をおぼえ、きゅう、きゅうとなかを締めてしまう。
指や勃起した陰茎やバイブなんかとはまた違う、やわらかく少しざらついた舌を挿入され、それも彼のそれは他とは違う柔軟性をもって僕のなかでうごめき、ましてや本来あまり綺麗な場所ともいえないそこを――また、もはや彼の舌が愛液にひたるほどたっぷりと濡れてしまっているなかを――「舐められている」という背徳的な情報もあっては、僕の全身がぞわぞわと甘くさざめき、こと二つの乳頭がじわぁっと尖ってゆくのを感じる。
が、にゅるん…と舌を抜いたハルヒさんは、
「……は…、…はは、…汚いことないでしょ…、ハヅキのおまんこすごく美味しいよ…――舐めても舐めても薔薇の匂いのあまぁい愛液がたっぷり湧き出てきて、」
と僕の膣口の極近くでその言葉を発し、僕のそこをその吐息で撫でてきたなり、じゅるるるっと僕のひくつく膣口をすすってきた。
「ンぅぅ……っ!♡♡」
僕はビクンッと腰を跳ねさせながら、ぎゅっと肩を縮こませてその快感に耐える。すすられるその小刻みな振動は、敏感になった僕の膣口にしびれるような快感をもたらしたのだ。
……そして身を起こしたハルヒさんはまた何度かくちゅくちゅ、自分の亀頭を僕のそこにこすりつけてから――ずぷ、ずぷぷぷぷ……と、
「んっ…!♡ ぅ、♡ …――〜〜〜ッ♡♡♡」
……僕のなかに勃起を挿入し、そこからは僕の尻たぶを両方ぐにゅぐにゅと揉みしだきながら、ずちゅっずちゅっずちゅっと挿抜を再開する。
「ん、♡ ぁ、♡ …はぁ、♡ はぁ、♡ は、♡」
「はぁーきもちいい、ハヅキのおまんこほんっときもちいい…――ね、オナニーしながら何考えてたの…?」
「……ぇ…? っあ、♡」
しかしハルヒさんはそうして質問をしてきたわり、僕の腰を強くつかむとまた、このちょろちょろと穏やかな水音ばかりの寝室に、パンッパンッパンッとみだらな音を打ち鳴らしはじめる。
「ぁ、♡ ぁ…っ♡ ふっ♡ ぅぁ…っ♡ っは、♡ はるひ、さん、とっ…♡」
眉をひそめ、目をつむった僕は上半身を揺さぶられ、かけ布団についている片頬をずりっずりっとこすられつつも、その振動と容赦のない快感に耐えるべく、またかけ布団のへりをぎゅうっと握りしめながら、
「んん、♡ ん、♡ っは、♡ ぇ…っえっち、したぃ、って、♡ かっ…考えてました、♡」
「…えぇそうなの…? かわいーー…♡」
ハルヒさんはそう嬉しそうな上ずった、猫なで声で言った。だのに、そう甘ったるい声で言いながら、彼の手のひらはパンッと僕の尻たぶを軽く叩 いてきたのである。
「ぁんっ…!♡ ぁ、?♡ …っ??♡♡」
……な、何、♡
僕は困惑した。いや、甘やかすような猫なで声で「かわいい」と言いながらお尻を叩いてきた彼のそのギャップにも困惑したが、何より――パンッというあたかも痛そうな音が鳴ったわり、またお尻を軽く叩かれるといういささかの乱暴を受けたわり、それによる痛みはなんと少しもなかった。
……ただその代わり…まるで子宮をぶるんっと揺さぶられたかのような快感が、その瞬間小爆発的に骨盤のなかで起こり、すると僕の下腹部はビクンッと下に突き出され――僕の腰の裏がへこみ――、…すなわち僕の体はあからさまに、彼のそのスパンキングに「感じて」しまったのである。
「ふ、お尻叩 かれて感じちゃったの…? すごい綺麗な顔してるくせに、ハヅキ、いじめられるの大好きなマゾなんだね…――ほんと興奮する…」
「あっ…!♡ ぁう、ひんっ♡ んぁ、♡ あっ…!♡」
そして、ぐぽっぐぽっぐぽっと奥までの勃起の往来は絶え間ないなか、パンッ…パンッ…とときどきお尻を叩かれると、僕はそのたびそのたびビクンッ…ビクンッと感じながら下腹部を跳ねさせてしまう。
「……ッひぁ、♡ んぅぅ、♡ …〜〜〜っ♡♡」
僕、乱暴にお尻たたかれて気持ちよくなっちゃってる、♡
僕はどうしてか泣きそうになり、顔をしかめた。――これは、いよいよ僕は自分が思うより被虐趣味のあるマゾヒストであったのだと、否応なしに自覚させられるようだった。が、その「自覚」さえ何か甘美な官能を伴っているのだから、いよいよ僕の嗜好はマゾ で間違いないのだろう。
「お尻叩くたび、ハヅキのおまんこぎゅっぎゅって締まるの面白ーい…、ふふ、しかもぐちゃぐちゃうごめいて、俺のちんぽにヒダ絡みつかせてくるし、――このマゾ…♡」
「……ぁぁ、♡ …〜〜〜っ♡♡」
このマゾ…と甘ったるい声で辱 められたのにさえ感じ、声をもらしてしまったその恥ずかしいあまり、僕はかけ布団に顔を伏せて隠した。――が、ハルヒさんはそのあともしばしば僕のお尻を叩きながら、パンパンと猛烈に腰を振りつづけた。
いやしかし、いくら体力・膂力 自慢(の男神シタハル)とはいえ、ハルヒさんのその体力――精力、とも言いたい――は、僕の想像を優 に超えるほどのすさまじさであった。
彼、その後もほとんど休憩なしに腰を振り続けたのである。
それこそ、四つん這いになっている僕の両わきの下から回した手で両肩をつかみ、そうして僕の上半身を起こしたなり、より突きやすくなった奥をぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅと高速で突いてきたり…――。
「ンあ、♡ あ、♡ あ、♡ あ、♡ あ、♡ あ、♡」
イッちゃうイッちゃうイッちゃう…――っ♡♡
「ふふ…♡ 真っ赤なとろ顔のハヅキ、かわいすぎるー…♡」
と、それもその高速の動きのさなかにそう僕の耳に囁きかける余裕まであるハルヒさんは、そのままの勢いで腰を遣いつつ、僕の平たい両胸をうしろから揉みしだき、凝った乳頭を両方つまんでくりくり…――それで耐えきれず、僕が「あぁィく、♡」とうなだれながら眉をひそめたなら、
「イきながら〝夫のちんぽが気持ちよすぎてまたイきます〟って言えよ…」
「ぅ、♡ 〜〜っお、夫のちんぽ、きもちっ…すぎて、♡ は、♡ は、♡ またまんこイきましゅ、♡ ぅう゛、♡ …――〜〜〜っ!♡♡♡」
……なんて言わされながらイかされ…――。
そして後ろから僕のパジャマのシャツを乱雑に脱がせたハルヒさんは、そのまままた四つん這いになった僕の肩を掴みさげるようにし、後ろからパンパンパンと犯し…――。
「ほっそいなぁハヅキ…♡ ほんと綺麗な体……――このちっちゃくて細い体、ずっとこうやってガクガク揺さぶってやりたかった、…――はは、」
「あ゛♡ あ゛♡ あ゛♡ あ゛♡ あ゛♡ っへ、変になっちゃ……!♡ まってだめ、♡ ちょ、ちょっと休ませ、♡ ぁ゛、♡ おかしくなっちゃ、♡ おかしくなっちゃぃます、♡♡」
と僕が泣きながらその猛撃に、せめて少し休ませてほしい、と言ったならハルヒさんは…――。
「大丈夫、俺ももうちょいでイくから。…ほらもうちょっとがんばって……♡」
なんて甘い声で言うので、僕はそれならもう少しの辛抱か、と彼の射精までなんとか耐えたのだ――。
……そしてハルヒさんは僕の肩をつかみ、また僕の上半身を起こした状態――僕の膣口に彼の恥骨が密着し、となれば当然、僕の奥の奥まで勃起をさし込んだままの状態――で射精しながら、後ろから僕のことをぎゅうっと抱きしめてきた。
するとハルヒさんの大きな上半身に包み込まれ、濡れたお互いの熱い肌が密着し…――僕はそれだけで、事後ともあっては身も心も、いや、脳までもがとろぉ…んととろけてしまった。
「は…♡ …はぁ……はぁ……♡」
しかし…彼は僕の耳にこう甘ったるい声で囁きかけてきながら、
「だぁいすき…♡ ほんとに大好きだよハヅキ…♡ とろーんってしちゃって、すごくかわいい……♡ ――俺だけのハヅキ…、俺だけのハヅキ…。こんな美人が俺だけのものだなんて、ほんと幸せすぎ…、うふふ…♡ ねぇ、君はもう一生俺だけのものだからね……? ――他のやつにちゃんと俺との結婚指輪見せつけてよ…? わかった……?」
するり…するりと僕の下腹部――ドクンッドクンッと彼の精液を、脈打ちながらスポイトのようにちゅうちゅう吸い取っている子宮――を撫でまわしてきた。
「は…♡ ぁ…♡ …は…はぃ……♡」
僕は陶然と目を伏せながら、そううつろな返事をした。……僕の子宮はハルヒさんに独占欲をあらわにされると、まるできゅーっと甘く糸に縛り付けられているかのような快感が起こる。――いや…それを起こしている「彼の血」以前に、僕自身も、こうして彼に妄執的な独占欲をねっとりと全身にまとわりつかせられて束縛されるのを、正直恍惚とした気分がより深まるほど幸福に感じてしまっている。
「他のやつの前で可愛い顔とか…儚げな顔とかしちゃだめだよ…? ハヅキ、綺麗なんだから…――君を犯してぶっ壊したい男も、命を懸けて守りたい男も…絶対俺以外にもいるんだから…――ね…?」
「……は…♡ …、…、…」
僕はうなだれ、目を伏せたままコクコクとうなずきつつ、自分の下腹部を撫でまわすハルヒさんの手を左手で止めようとした――キリキリと「血の束縛」に締めつけられながらそこを撫でられては、あわやイきそうになってしまったのだ――が、その薬指に結婚指輪がはまったままの手は優しく捕まえられ、そして喉を撫でられながら顔を彼のほうへ向けさせられる。
結婚指輪がはまった左手同士で指を絡めて手をつなぎ、そのままちゅぷ…と優しく唇を食まれ、吸われ…ハルヒさんのもう片手には喉から鎖骨、胸、お腹とやさしくかすめるように撫で下げられ…――僕がうっとりと目をつむっているなか、彼は僕の唇にこうささやいてくる。
「綺麗だよハヅキ…、ほんとに綺麗…――ねぇわかる…? ハヅキのここに、俺のザーメンたっぷり注がれてるの……」
「はぁっん、♡ クぅ、♡ …〜〜っ♡♡」
不意にぐうっと子宮を押され、うつむいた僕は恥ずかしさから目をつむったまま、しかし快感から眉をひそめつつも、コクコクとうなずく。すると彼はふっと僕の耳もとで笑った。
「ハヅキの子宮は、俺のザーメン受け容 れるためだけにあるの。…つまり…――君は生まれたときから、ずーー…っと俺だけのもんだったってこと…。わかるよね…?」
「……ぅ…♡ は…はい、…はい、♡」
僕は慌ててまたコクコクと何度も首肯 した。
ハルヒさんのその独占欲むき出しの危険な色気を帯びた発言に、僕はその実ドキドキとときめいてしまっているが――とはいえ事実、僕の子宮は彼の精液、すなわち彼の神氣をため込み、それを体内に取りこんでから彼にその半分を分け与える、という目的を主とした器官であるため、冷静に考えてもそのとおり、僕の子宮は「ハルヒさんの精液を受け入れるためだけにある」といっても過言ではないのだ。
が…――。
「…あな、たの…ものです、僕…――生まれたときから、ずっと…ハルヒさんだけのものでした、身も、心も……」
僕自身が何より、ハルヒさんに束縛されるのに異常なほど幸福を感じてしまっているのである。僕にとっては、彼のこの愛執ほどこんなに、体中が震えるほどの幸福に満たされることもないのだった。
僕は「ぁ…」と甘えるような声をもらしてしまった。ハルヒさんがまた僕の顔を横向かせてきたからだ。そのまま僕の予想通り唇を食まれ、…はみ合い…そして彼はとろんとした――しかし暗く鋭い――両目で、じっと僕の目を見つめてくる。
「俺がいなきゃ生きていけないって言えよ…、もう俺に抱かれなきゃ生きていけないって……」
「は…♡ は、ハルヒさんが…いなきゃ、生きて…いけません…――もう…貴方に抱かれないと、僕は、生きていけな…ぁ、♡」
僕はうっとりとした視線で彼に甘えながら、そうおもねたのだが――さなかにとちゅっと奥を突かれてしまったせいで、ビクッと下腹部を跳ねさせながら目を細め、自然眉尻を下げた。
……ハルヒさんは満足そうにその銀の長いまつ毛を細め、僕のその顔を眺めながらとちゅとちゅと僕の奥を突きつづける。
「ぁ…♡ ぁ…♡ は、ハルヒさ…?♡ ハルヒ、さん…♡ だ…だめ、♡ ぁ…♡ ま…まだ、…するんですか…?♡」
僕は嬉しい困惑のなかば不思議であった。
今しがた射精したばかりだというのに、彼の陰茎は勃起のこわばりをちっともゆるませることなく、いまだ僕のなかでその官能の硬質を保っているのである。通常男性は――僕もそうだが――射精したならしばらくは、…そうでなくとも、射精ののちは多少なり勃起がゆるまるもののはずだが…――それもニヤリとした彼は僕の腰をぎゅうっと抱きしめ、またパンパンパンといまだ活力はなはだしく腰を遣いながら、
「まだまだまだまだするよ…? ハヅキもまだ百回イってないし。…」
「ぁ、♡ ぁ、♡ ぁ、♡ ぁ、♡ そ…っな、♡ あぁっ…♡ あぁん、♡ あんっ…♡ あぁぁ…――っ♡♡」
……なんて、僕の奥をずんずん突いてきて…――と彼、とにかく恐ろしいほどの体力があるのであった。
まだ、まだ終わらない…――まだまだ終わらせてはくれないのである。体力も精力もあり余っているようならハルヒさんは…――。
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