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 そのあと正常位で僕は何度もイッてしまった。 「…ぁ、♡ ぁ、♡ ぁ、♡ っあぁ…!♡ ちくびだめっ…!♡」  ぱちゅぱちゅぱちゅとすばやい挿抜のさなか、片方の乳首をちゅうちゅうと吸われたり、舌でなめ転がされたり、またもう片方も指でくりくり、ぷにぷに、カリカリと愛撫されて…――僕は後ろ頭をあずけるまくらの端を両方ぎゅっとつかみ、ビクンッと跳ねさせたその腰をぐっと浮かせ、 「イッ…うぅ…〜〜〜っ!♡♡♡」  ……そうしてまたイき…――。  それから上半身を起こしたハルヒさんに両手首をぐっと引かれ、そのまままたパンパンパンと僕の濡れた会陰に恥骨を打ちあてられて…――僕は腰の裏を反曲させ、ぎゅっと眉をこわばらせ、目をつむりながら胸から喉を反らせて、 「ぁ…ッ♡ ぁ…ッ♡ ぁ…ッ♡ あぁいく…っ♡ いくいくいく…ッく、♡ んぁッ、ぁぁ…――っ♡♡」  ぞくぞくぞくぞく…と子宮から背筋を、快感のさざなみがかけ上がってゆく…――つまりまたイき……。  それからいちゃいちゃと唇をはみ合い、舌をなめ合いながら、奥をやさしくとんとんとん…とソフトタッチするように、しかし絶えず責められると…――僕はハルヒさんのうなじに両腕をかけ、目をつむりながら、そのせいで身も心もとろとろにされて……、 「っん…♡ ん…♡ ん…♡ は…♡ ぁむ…♡ んん…♡」  きもちい…♡ きすされながらやさしいの…♡ 奥、いっぱいやさしくとんとんされるの…♡ だめ…♡ いく…♡ いく…♡ ……いって…♡ ――いってる…♡ のに…♡ またいく…♡ いく…♡  ……僕は(とろけた頭でも)困り、唇が離れた瞬間、ハルヒさんにどうしよう…とこう弱音を吐いた。 「ぁ…♡ い、いっぱいいっちゃう…♡ どうしよ…、どうしよぅ…ん…♡」 「…ふふ…ハヅキ、気持ちよくっていっぱいイッちゃうの…? かわいいね……?」  するとハルヒさんは甘やかすようなやわらかい声でそう僕の唇にささやき、鼻先の触れるような距離で、じいっと僕の目を――ねっとりと愛情の炎が絡みついた妖しい真紅の瞳で――みつめてくる。  僕は涙に潤んだ半目開きで見つめ返しながら、コクコクとうなずく。 「は…♡ は…♡ いっちゃう…♡ ぁ…♡ いっちゃう…いっぱい、はるひ…んむ…♡」  しかし唇をはむ…と捉えられ…――それなのにハルヒさんは、また至近距離でやさしく「それで…?」 「ぁ…♡ はぁ…♡ きすしながら…とんとん、だめ…いっぱい…♡ ぼく、いっぱいいっちゃ…♡ ぁん…う、♡ …ん…♡ んんん…――♡♡♡」  そうして…ちょっといじわるに、言葉の最中にあむ…と唇を食べられてしまうのが、何か余計にキュンとしてしまって…――もはやキスをされながら「とん」と一度突かれるだけで、僕はそのたび子宮をぴくぴくとさせて甘イきする始末であった。  それからバックでも…――。  僕はベッドの上で四つんばいになり、ハルヒさんにうしろから腰を掴まれて――なお僕は彼のその大きな手に腰をしっかと掴まれると、何かそうしてくる彼に意外な男らしさのようなものを感じて、最中の快感が余計に増してしまう――パンパンパンと、お尻に激しく恥骨をぶつけられるような挿抜をくりかえされた。 「あっ、♡ あっ、♡ あっ、♡ だめっだめぇ…!♡ はげしいのおかひくなっちゃう、♡ またおかしくなっちゃ、♡ あっ、♡ あぁッもうイっちゃぁ、ぅく、〜〜〜っ♡♡♡」  いや…「繰り返された」とはいえ、挿入しなおされて十回にも満たない回数そうされただけで、僕はまたすぐにイッてしまった。 「あは…イくの早くない…?」 「……は…♡ は、ごめ…なさ…、…はぁ、♡ きもち、よくて……♡ ん、♡」  僕はビクッと肩をすくめながらきゅっと目をつむった。――別に怯えたのではなく、ハルヒさんが僕のうなじの下あたりの汗をベロベロ舐め取ってきたのだ(そもそも「ごめんなさい」と謝ったとはいえ、彼に責められたとも思っていない)。つまり、感じてしまってビクッとしたのだ。 「……ああ…っ!♡ ぁ、♡ あっ♡ あっ♡」  それもそのまま僕のうなじを舐めながら、絶頂の波がおさまりきる終盤にまたずちゅっずちゅっと、彼は挿抜を開始し、 「いっぱいイけてえらいねぇハヅキ…? でも、もっともーっとイこっか……?」  とやさしく言いながら僕の肩を両方つかむと、ぐうっとその肩を後ろへ引き寄せるようにしながら、パンッパンッパンッ…――すると余計奥にしっかりと彼のが打ち込まれる――僕はうなだれながら、空色のシルクのかけ布団を握りしめ、 「あっ…!♡ あっ…!♡ あっ…!♡ それだめっ♡ だめっ♡ ア、♡ 奥っ…奥が、♡ あぁいっちゃう、♡♡ いっちゃういっちゃういっちゃ、♡♡ ゥ…――〜〜〜っ!♡♡♡」  で……またイき…――。  ……我ながら敏感体質も極まれり、というか…――こうして最近の僕は、あるスイッチのようなものが入ると、短い間隔ですぐに、かつ何度もイッてしまうようになっているのだ。    そしてそのバックの体勢から挿入したまま上体を起こした僕の背後、中腰で膝立ちをしたハルヒさんのその太もものあいだに、僕もなかば正座しているような体勢で入り込み、後ろから両方の肩をつかみ引き寄せられ…――ずぷっずぷっずぷっと、…これも奥にしっかりと届く体位なのだ。それも単なるバックとはまた違った角度、斜め上へぐんっぐんっと押し上げられるような感じで、 「あ…♡ あ…♡ あぁこれ…っ♡ これだめ…♡ 奥すごいあたっ…♡ ぁ…♡ ぁ♡ ぁ♡ ぁ♡ ぁ♡ ぁ♡」  僕はうなだれ――逆に気持ちよすぎて声がか細くなり――口を閉ざすこともできないで、結果みっともなく唇からたらーと唾液を、下の空色のかけ布団へたらしてしまうような有り様であった。 「らめ…だめ…♡ はるひ…僕、またおかひくなっひゃ…♡ ぁ♡ ぁ♡ らめまた…おかしく、なっちゃ…だめ…ぁ、♡ また困ら、…〜〜っあぁ…くっ…!♡ っイッ…――っ♡♡」  しかも僕がぎゅっと目をつむり、そうしてまたイってしまったとき――後ろからハルヒさんの大きなからだに包み込まれるように、ぎゅう…とやさしく抱きしめられ、それも耳元でこう……、 「ふふ…愛してるよハヅキ…、いっぱいイッてる君、ほんとうにかわいい……♡」 「ぅ……♡♡ んんぅ……♡♡♡」  ……それはずるかった…――僕の絶頂が何か、その熱いほどの幸福感に深まっていく感じさえあった。  で…その体位のまま、今度はパンッパンッパンッと激しく腰を打ち付けられながら、ぐちゅぐちゅと陰茎をしごかれ、そのうえ片方の乳首までカリカリころころといじくられて、 「ああぁあ、♡♡ ぁ、♡ あ、♡ あ、♡ ぁんっいっしょらめっ…!♡ いっしょ、には、♡ …っだめぇえ……っ!♡♡ おかしくなっひゃ、♡ ううっ…!♡♡」 「だってハヅキのおちんちん、たらたらえっちなお汁垂らしながらぷるんぷるん揺れてて、めっちゃかわいーんだもん。ふふふっ…♡」 「あ゛…っ♡♡ ぐ…――〜〜っ!♡♡♡」  またまたイッて…――。  今度は寝バック…――。  その激しい衝撃と強い快感におもわず膝から下が両方自然と跳ね上がり、それがゆらゆらと揺らぐなか、 「あ゛…っ♡ あ゛…っ♡ あ゛…っ♡ やあ…っ♡ あっ♡ らめッ…♡ こわれっ…♡ ちゃうう…っ!♡ しきゅぅつぶれひゃ、♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ だめイくぅ…ッう゛、♡ …〜〜〜ッ!♡♡♡」  抱きしめていたまくらに顔をうずめて、僕はまたイき…――。  で……あんなに駄目駄目言っていたくせに、僕ときたら、すっかり(また)()()()()なってしまい…――騎乗位、ハルヒさんのお腹に両手をつき、また両膝はベッドについて、――彼のあめ色の平たいお腹の上、奥へ彼のが挿入されるたびとぷっ…とぷんっ…と白濁まじりのカウパー液をもらす、自分のなかば勃起した陰茎をさえ気にもとめないで、――夢中でタン、タン、タン…とお尻を上下させながら……、 「あ…っ♡ あ…っ♡ あ…っ♡ きもちいい…っ♡ もっと…っ♡ もっとほしい…っ♡ あんっイく、♡」  ……とイッたが――自分で、まだ絶頂の反応がおさまってもいないのにまた動き出し、 「は、♡ …は、♡ いやだ…っ♡ いや、まだ終わりたくない…っ♡ もっと…っ♡ んっ…♡ もっとイきたい、♡ もっときもちよくなりたぃ、あっ…♡ あぁきもちいい…っ♡ きもちい…っ♡ あっ…♡ あうっ…♡ んん…〜〜っハルヒのおちんちんきもちいい…っ!♡ おちんちんもっと…っ♡ もっと…っ♡ もっとちょうだい…っ♡ もっとぼくの奥におちんちん当てて……っ♡」 「あは…、は、ハヅキ…? エロすぎ、…いや俺でも…そろそろ、あの、…イッてるキツキツのなかでそんな激しくされると、…ちょっと、ヤバいんだけど……?」 「……あぁ…ん…♡♡ またィ…――っ♡♡♡♡♡」  イッて……イッて……イッて……――。  で……最終的に、…最後はまた正常位…――。 「はぁ、ハヅキ、俺そろそろイくね、?」 「ん…いや…♡ もっとぉ……♡」  と僕はハルヒさんのうなじを両腕で抱き寄せながら半目開きで、彼のその余裕のなさげなタレ目をじいっと見つめ、ふる…と顔を横に振った。――僕が再三懸念していた「またおかしくなっちゃう」とは、まさにこの状態の自分のことであった。 「もっとしてぇ…♡ もっと…♡ もっときもちよくして……♡」 「う、あ、でも、あのね、…えへへ……」  そして僕がこうなってしまうと、ハルヒさんはいつも満更でもなさそうにニコニコとしてはくれるのだが、(今思い出すとあきらかに)眉尻を下げて、…要するに困らせてしまっており…――しかし、この状態の僕は頭がとろとろで冷静な判断能力を失っているため、愛するひとのその困惑に気がつくこともなく……、 「やだ…♡ もっとはるひのおちんちんほしい…♡ はるひが足りないの…♡ ん…♡ おねがい…♡ もっとぉ…♡ ぼく、もっとはるひとえっちしたい…♡ ね…♡ ……もっとしよ……?♡」  ……なんて(弁解すると、本当に悪気はないのだが)微笑みかけてしまう始末で――しかも僕が悪気のないことをハルヒさんもわかっている、からこそ…彼は困りきって、 「わ、わかったわかった…うんうん、わかったよぉハヅキ、でもまた夜にしようよ、ね…? ほ、ほら、そろそろ誰か来ちゃうかm……」 「えへ…♡ いいよ…? じゃあ見せつけちゃおっか…♡ ふふふ…♡」  ……こんな感じで…思い出すと恥ずかしすぎて死にそうになるのだが…――僕がこうして(度重なる絶頂の影響から)ほとんど酔っぱらっているような状態になってしまうと…――ハルヒさんと僕とで、「する」前とは言っていることが逆転するようなことさえ、実はこの一週間一度や二度ではなかったので、…だから僕は懸念していたのだ。…で、 「うーーー綺麗…かわいい…もうむり…――ごめんハヅキ…っ!」 「え…? んむっ…♡」  結局…――ハルヒさんはこうした場合、そもそもこの状態のへらへらした僕相手であるとまともな会話にはならないため、こうして僕の唇を唇でふさぎ、(そうすることでやだやだもっとな僕のしつこいおねだり及び文句を物理的に封じ、)そのまま僕のなかに射精する……というのがお決まりとなっているのだった。  ……まあそうしたわけで…――。  そのまさに事後、僕はこのベッドの上でハルヒさんと向かい合い、またシルクの空色のかけ布団のなかで、彼に腕まくらをしてもらいながら頭を撫でられていたのだ(ちなみに神気補給はもう済んでいる)。が…――僕が「最後までは駄目って言いましたよね」と(我ながら思い返すとどの口が、という感じではあるが、)ちょっとした不満に唇を尖らせると、ハルヒさんは「挿れてって言ったのは君」と、そして僕が「それは……だって……」  で、()()()()()()()()()……頭を撫でられながら目を伏せている僕、その僕をニコニコしながらやさしい眼差しで見つめているハルヒさん――の今に至る。と。 「……でも…」と僕は顎を引いたまま、瞳だけを上げてハルヒさんをつっと見上げる。 「僕…ハルヒさんと一回えっちすると、足りなくなっちゃうんです…――もっと欲しくなっちゃう…、いつも朝貴方とえっちしたあと…一日中、貴方を思い出してはむらむらしちゃうから……」 「わぁ…かわいすぎるぅぅ…、えーー…? おれしあわせぇ……」  そうご満悦なほんわか笑顔を浮かべたハルヒさんだが、僕はムッと眉を寄せる。――これはわりに真剣な悩みなのだ。…ましてや日常生活のうちにそうなるのならまだしものこと、家族で思いっきり楽しもうというこの旅行中に「思い出してはむらむら」だなんて、わりとかなり問題ではないか。 「そうじゃなくて、もう、…違うんです、これ結構深刻な話で……!」 「あはは、だって、でもさぁ……あっ…」  とハルヒさんがここで何かに気がついて目を大きくする。僕は一瞬彼がはぐらかすためにわざとらしくそうしたのかと思ったが、…それにしては彼は今、耳を澄ませているひとの神妙な顔で固まっている。  そして、ややあってからハルヒさんは、 「……、あれ…雨、さぁ…()んだんじゃない……?」 「……、…あ…確かに音、聞こえなく…、……」  たしかに雨音がやんでいる。  僕はおもむろに上体を起こし、脱ぎ散らかした水色のアロハシャツを一枚引っかけては、天蓋から垂れるカーテンを手でかき分け、シャッと少しそれを開いて外を見る。 「――あ……ほんとだ。…雨止んでる……」  するとそのクリーム色のカーテンのすき間から覗かれるこのベッドのほど近く、そのガラス戸の外のバルコニーは今や明るく――それも雨がやんだどころか、すっかり雨雲も去って清々しく晴れた空が戻って――そこには青空が広がっていた。 「…あ、しかも見てハヅキ…!」  とベッドに座ったハルヒさんが、バルコニーのある方向を指差す。  僕はその指差された方向に目を凝らした。 「……、あ…虹…――。」  うっすらとだが…それもよく晴れた青空に、虹までかかっているではないか。  これは吉兆に違いない――いや、通り雨じゃこうして晴れるのはまあ当たり前のことではあるが、その青空に虹までかかっているともなると、それは何かの吉兆と思えてならなかった。  ハルヒさんが僕の肩を抱き寄せてくるので、僕は彼に顔を向ける。 「はは…」 「…ふふ…」  僕らはそうして『よかったね』という笑顔を見合わせ…――そして僕はふと思うところあって、ハルヒさんへ笑顔をうかべたまま小首をかしげる。 「…あの、これは何となくなんですが…もしやコトノハさんとママ、仲直り…」 「ぁやっぱり?」――ハルヒさんが天真爛漫な感じでにこっと笑みを深めながら、明るい声で言う。 「うんうん、俺もそう思う!」 「…そうですよね…! はは…」 「うんっ…、ね、会いに行ってみる? ぁでも、今いちゃいちゃしてたら邪魔しちゃうかなぁ…?」 「…あー確かに、それはちょっと悩みどころですよね……」  しかし…――。  そうして僕たちが安堵の笑みをうかべながら、ほのぼのと会話しているさなか…――。  それはあまりにも突然のことであった。 「うん、やっぱさぁ…邪魔しちゃ悪いしぃ…」 「…そうですね…、もう少しあとにしたほうg…」  ――ドゴオオオォ……ン!!!  ……ザアアアアアアアアアアア…――。 「……へ…っ?」 「……ぁえ…っ?」  と僕たちは一斉にまたバルコニーのほうを見た。 「「……エェ…――ッ!?」」  嘘、だろ……!?  この一瞬でまた、外が薄暗い豪雨の様相に――

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