23 / 59

第23話 隣の部屋

満月が学校で勉学に励んでいる頃、美月は北白川組の屋敷に呼び出しを食らっていた。 父親の北白川組組長北白川 大樹(キタシラカワ タイキ)は美月の頬を殴った。 「借金の取り立て先にお前がいたんだ?……しかも借金の立て替えだと?!」 大樹の義兄弟がどうらや満月の母親月夜に弱味をつけ込んでモノする計画を立てていたと今朝田中から聞いたのだ。 美月は腫れた頬を手で抑えることなく涼し気な微笑を浮かべて言った。 「取り立てに来た下っ端が既にママに手を出してましたし、あんな女じゃなくてもオジキにはもっと相応しい女が他にゴマンといるんじゃないですか」 「お前が判断するんじゃねぇ、美月。これは義兄弟の問題だ」 「組長(オヤジ)、すみませんでした」 「隣の部屋にいる。……自分で責任とってこい」 大樹が美月に命令すると、そのまま隣の部屋に入った。 その部屋には父親の義弟が偉そうに座っていた。 美月は座り、頭を下げた。 「オジキ、すみませんでした」 「わかってるんだろ、美月。裸になって竿しゃぶれや」 美月は言うとおりに身につけていたものを脱ぎ、イチモツを口内に入れた。 しゃぶりながら考えた。 『自分は極道(ヤクザ)に向いていない』と。ハッキリ言ってしまうと、北白川組の収入源は美月の経済力が半分を占めていた。 自分の収入を組の稼ぎ入れるために今は存在しているような役割をしていた。 こんな狸ジジイどもの下の世話など面倒くさいし、したくない。 だが自分はこんな家に生まれたが故、仕方なくしていた。 いつか辞められたらいいのに、とそう思いながらイチモツを自分の尻の中に押し挿入()れた。 「ああっ……んっ」 こんな狸ジジイのイチモツさえこんなに快感を拾えるのだ、満月と交われたらどんな快感を味わえるのだろうか。 そう思いながら、美月は腰を振った。

ともだちにシェアしよう!