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第27話 汚れた制服
『制服、汚れたら明日着られなくなる』と、その名目で尻穴への挿入ではなく、フェラチオに変わったのだが、美月の口内に精を放ちたくなかった満月は必死に耐え堪えていた。
そして美月のほうは口に加えるだけじゃ刺激が足りないのかと思い、一旦口を休ませてから亀頭や鈴口、イチモツの裏筋を舌技で攻めた。
今にも爆発しそうな竿が愛しく思い、美月は攻めながら片手で自慰も始めた。
美月の自慰行為にも気付いた満月は目を見張る。
好きな人が自分のイチモツを攻めながら自慰をしている、その視界の破壊力は凄まじいものだった。
車内に響く荒い息遣いに、双方ともに興奮を隠せない。
「っ早く、……イケよ」
先に音を上げたのは美月だった。
これ以上触れたら先にイッてしまいそうなので、自慰すら手を止める。
「俺も美月さんの身体に触れたい」
こんな汚れた身体でも触らせたら満月は絶頂を迎えるのだろうか。
気になり始めた美月は、学制服を汚させてもいいかと再度彼の膝に乗った。
「好きなだけ触れば?」
すると満月の飢えた目つきは更に力を増す。
それを確認したと同時に噛みつくようなディープキスをされて美月は内心驚く。
『コイツ本当に童貞か?』と疑いたくなったが未成年に主導権を握られたくない美月は満月と自分の竿を両手で擦り合わせた。
「ああぁっ……!!」
「………うぁっ」
間もなく美月は精を放つと、それを見た満月も数秒の魔を置いて絶頂を迎えた。
余韻を残しながら吐く息遣いは十数秒経っても乱れたままだった。
抱きしめ合って口付けを交わす行為をしてから美月は運転席に戻って乱れたスーツを正し始めた。
見習うように満月も制服を正すが、二人が放った精は学制服とスーツを汚した。
「満月、お前明日学校に何着て行くんだ?」
美月はそう言って満足そうに笑うと、満月はその笑みにつられ唇を重ねた。
「ジャージですかね?」
「ははは……、お前だけ浮くな」
声に出して笑う美月はどこか寂しそうに見えた。
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