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Ⅱ、止まらない劣情

私がセイヤに抱き付くと、セイヤは驚いたように離れて顔を赤く染めた。 ベッドへ誘う事は躊躇わないのに、抱き締められただけで頬を染めるとは、大胆でいながら恥じらう様子が愛らしい。 私はいてもたっても堪らずセイヤを再び抱き上げ、ベッドへと直行した。 早く交わりたい。 セイヤがどんな風に喘ぐのか、この目で見てみたい。 毛布の上にセイヤを下ろしてそのまま押し倒す。 私の昂りを押し付ける様にして上に覆い被さり、そのまま顔を寄せ口付けた。 唇を密着させるだけの、幼いキス。 しかしセイヤは物足りなかったのか、直ぐに口を開いて私の舌を誘った。 私もその誘いにのって舌を挿入し、セイヤの口内を堪能する。 歯列をなぞり、舌を絡め、唾液を舐め啜ると、セイヤは可愛らしく喘いだ。 「ンッ……、フ、……」 セイヤの喘ぎ声をもっと聞きたくて、夢中で口付けを深めれば、気付くとドンドンと胸を叩かれていた。 苦しかったのかもしれない。 私は口を離し、セイヤの両手を片手で一括りに掴み上げ、頭の上に上げさせた。 真っ赤な顔をして息を乱すセイヤのペニスを刺激するように膝を割り入れると、セイヤは目をぎゅう、と瞑って横を向く。 可愛らしい唇の代わりに、目の前にあるセイヤのぷるぷるした耳たぶをぱくりと咥えて舌先は耳の穴に滑らせた。 「モ、モット……」 その時セイヤはか細い声で絞り出すように、私に催促した。 思わずピタリ、と私が動きを止めると、セイヤはそろりと私の表情を伺う。 どうやらセイヤはさっさと先に進んで欲しいらしく、私は焦らしてしまったようだ。 私はセイヤの服を夢中で剥ぎ取り、彼を素っ裸にさせる。 セイヤは私を煽っておきながら、羞恥心が芽生えたのか、膝を抱えて縮まった。 しかし、大事なところは隠してはいるものの、私を受け入れる為の穴は弄って欲しいのか、私に見せびらかすかのように丸見えだ。 私は勿論その期待に答えようとして、自分の人差し指を咥えて涎をまぶす。 セイヤの後ろの穴に指を這わせ、ひくつくそこに、にゅぷ、と突き入れた。 「モット! モット!!」 セイヤは私の指を掴み、激しく揺する。 どうやら私の妻は、欲しがりやの淫乱な一面があるようだ。 喜ばしい事この上ない。 私はセイヤが確実に気持ち良くなれるようにと、彼のペニスを咥える。 そのまま頭を動かし、彼の半勃ちのペニスがしっかりと勃起するまで顎や舌を使って喜ばせた。 セイヤは「モット……」と言いながら喜悦の涙を浮かべている。 じゅぼ! じゅぼ! セイヤのペニスは遠慮なく口内で扱き、彼の慎ましやかなアナルは私の指で開拓していく。 双方の刺激を受けてかセイヤの息子はあっという間に元気になり、アナルは徐々に拡がって私の指を二本咥え込むようになった。 「आप मजाक कर रहे हो……नहीं! नहीं!!」 セイヤは自分の身体の変化に戸惑っているのか、顔を覆って恥ずかしがる。 私はもっと気持ち良くさせたくて、セイヤのペニスは手で扱き、今度は可愛らしい乳首に吸い付いた。 「モット……!!」 「全身で感じて、可愛いな」 「चित्र……」 私が可愛いと言えば、セイヤは戸惑った様な視線を投げ掛けてくる。 そう言えば、可愛いという言葉はあまり男性には使わない褒め言葉だったのかもしれない。 けれども、自信を持って欲しかった。 私の愛撫に悶えるセイヤは間違いなく、愛しい存在で。 「可愛い、可愛い」 私がそう繰り返すと、セイヤは「नहीं、モット……」と嫌がる表情を浮かべながら、言葉は甘えてくる。 私はセイヤのアナルを弄くり倒して、ペニスを扱き上げ、一度射精を促した。 涙を流して顔をぐしゃぐしゃにしながら、私の施しにセイヤは耐える。 我慢すれば我慢する程、達した時は満たされるからだろう。 私はそんなセイヤがどこまで堪えるのかを観察しながら、彼の身体中を舐めた。 しばらくすると、彼の袋がきゅうきゅうと収縮し始め、そろそろ限界だと教えてくれる。 「आहイク、बहुत जल्द ही……っっ!!」 セイヤは熱い息を吐きながら、私の手の中でとうとう勢い良く射精した。 はぁ、はぁ、と荒い息をしながらイった余韻に浸るセイヤの頭を撫でる。 次の段階に移るため、セイヤの放った精液を私のペニスに擦り付け、ぐちゃぐちゃと自慰をしながら、私はセイヤに「可愛い」と繰り返す。 セイヤは赤面しながらも頭を撫でた方の私の手を振り払い、睨み付けてしっかりハッキリと「モット」と叫んだ。 子供扱いされたのだと勘違いしたのかもしれない。 私は申し訳なく思いつつも、笑顔で頷く。 大丈夫だ、きちんと大人扱いしている。 それを私は態度で示した。 セイヤをひっくり返してうつ伏せにさせ、ずっと我慢しっぱなしの私の肉棒を可愛らしいすぼまりに密着させる。 亀頭で菊門の周りを擦れば、先程まとわりつかせたセイヤの精液がくち、くち、といやらしい音を奏でた。 「挿入す(いれ)るぞ」 私はそう宣言して、先端を押し進める。 ずず……ずず、ずぷんっ!! 私の目の前で、セイヤの後孔に私のペニスが吸い込まれていく。 セイヤは身体を固くして、何かを叫んでいた。 恐らく、未開発の穴だったのだろう。 初めては痛いと言うし。 そう思うと気分が非常に良くなり、私は会ったばかりのセイヤに独占欲を抱いているのだと自覚した。 それにしても、セイヤのナカは気持ちが良すぎた。 ふわふわとした肉の圧力が、私のペニスを包み込む。 少しでも急いで先へ進もうとすれば抵抗するのに、ぐりぐりと壁に馴染ませるように押したり引いたりを繰り返せば徐々に侵入を許してくれるのは、なんとも言えない征服欲を満たしてくれる。 抵抗する力が抜けるのを見計らいながらゆっくりゆっくりと奥へ奥へ先へ進めば、最終的に私の太いペニスはずっぽりとその全てをセイヤに埋め込む事に成功した。 しかしそこまで埋めれば流石に、セイヤは頭を毛布に押し付け身体を震わせて下半身を襲う痛みを必死で堪えているようだった。 「堪らなく気持ち良いな……」 私だけが気持ち良くなるのは申し訳ないと思いながらも、ポロリと本音が漏れる。 しかしセイヤの為に、動くのはもう少し待とうと思ったその時だ。 「ツ、突イテ……!!」 セイヤは涙を流しながら、私に懇願する。 私は一瞬動きを止め、思わずセイヤの顔を覗き込んだ。 とてもじゃないが、平気そうには見えない。苦痛に耐えているような、苦悶の表情にしか。 「本当にいいのか?」 動いても大丈夫なようには見えず、私は何度かセイヤに確認した。 しかし彼は、その度に頷いた。 少し悩んだが、結局彼の意向に沿うことにした。 始めは痛いかもしれないが、最終的にセイヤをよがり狂わせれば良いと思い直して。 ずちゅ!! ばちゅ、ばちゅん!! どちゅ!! 「नमस्ते……っっ! ……突イテ!! モット……っ!!」 「セイヤ、可愛い」 私は容赦なくセイヤの後孔を犯した。 セイヤは何度も何度も「突いて」と懇願し、私を煽る。 私の目の前で私のペニスが何度もセイヤの身体に飲み込まれ、私が身体を引く度にしっとりと壁は吸い付いてきた。 セイヤのアナルは間違いなく私を歓迎し、そして出ていくのを嫌がると錯覚しそうに成る程、まるで剣と鞘の様にすっぽりと私を包み込んだ。 夢中で腰を何度も叩き付けると、始めは狭さを感じたセイヤの穴が、一生懸命私の形に合わせようとするのが意地らしい。 私のペニスの形に馴染むまでみっちり拡げられたセイヤのアナルに促され、私は堪らず自分の欲望を勢いよくその穴へと流し込んだ。 ぽっかりと拓かれたセイヤの穴からとろとろと子種が流れるのを見れば、直ぐに私の肉棒は元気を取り戻す。 すかさずその穴に栓をし、私はネジが外れた人形の様に何度も律動を繰り返した。 ばちゅん! どちゅ!! ずっちゅ! ずっちゅ!! 「……ぁ、ぁあん! ひぃん!!」 ペニスが出入りする度、掻き出された私の精液がセイヤの太腿をいやらしく伝い、毛布に染み込んでいく。 私がセイヤを犯し続けていると、そのうち彼のペニスは触れもしないのに勃発する。 初めてのセックスでセイヤのアナルに快感を植え付けられた事は幸いだった。 「そんなに締め付けるな、セイヤ……!」 セイヤのアナルが私のペニスをぎゅうぎゅうと締め付け、私のペニスが一回り大きくなる。 「……ぁあ……っっ!」 「……っっ!!」 どぷどぷ、と何度目かわからない私の精液を身体で受けた後、セイヤはとうとう意識を手放した。

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