2 / 3

盗賊村のダークエルフ王子は生き別れの弟と快楽に喘ぐ

「ああっ、村長! 村長のクソ穴気持ち良すぎるぅ!!!」 「んお゛おぉッ!! いいぞぉ……お前は立派になったな……今日の略奪でもよい働きをした……すっかり一人前だ……一人前のチンポ……おおッ♡」  村の広場で煌々と燃え上がる大きなかがり火。パチパチと飛び散る火花の音をかき消すように、男たちの淫靡な喘ぎと身体を打ち付ける淫らな音が響いていた。  若い村人に後ろから肛門を掻きほじられ腰を打ち付けられている青紫の肌のダークエルフ。彼こそがこの村の村長、地下ダークエルフの一国の元王子、ラザヴェイルであった。  地下ダークエルフの戦争に敗れたラザヴェイルは逃げ出した地上で怪我をして動けなくなっている所を盗賊の双子、ユボラとサスラに拾われる。そして彼らに凌辱され、肛門快楽の虜になった結果二人と義兄弟の契りを交わした。そして今は三人で作り上げた盗賊村であるラズリ村の村長になっているのだった。 「んう゛ぅ~ッ、ぐッ、なかなか、筋がいいなッ……的確に……イイところを突きまわしてくるじゃないかッ♡ おおッ♡ イかされるッ♡ 若造チンポで肛門イくッ♡」 「村長、村長~ッ! もう出るッ、出ますッううッ!!」 「出せッ♡ ううッ、イくッ♡ イく~ッ♡♡♡」  ラザヴェイルの肛門の締め付けに耐えられず、年若い村人はその青い窄まりの奥にドクン♡ と射精する。中に解き放たれる若い熱さを味わうラザヴェイルは、自分の両の乳首を指先でぎゅうとつまんで引っ張りながらビクビクと痙攣して絶頂した。しかし彼の青黒い陰茎からはとろとろとした先走りが垂れているだけで射精はしていない。肛門快楽に慣れ切ったラザヴェイルは射精なしで何度でも絶頂を繰り返すことができるようになっていた。 「村長! 次俺お願いします!」 「ああ、お前は妻が出産したばかりだったな。相手してもらえなくて辛いだろう。俺のクソ穴で思う存分ぶっぱなしていくがいい……」 「よ、よろしくお願いします! ふうっ、ああっ、なんてほぐされきってとろとろの穴なんだぁッ!」 「お゛ッ! い、いきなりぶち込む奴があるか、俺でなかったら裂けていたぞ……こんな不躾なチンポ、確かに産後の女には手に余る……ッ、んお゛ぉ、ごりごり来るぅ……♡」  ラズリ村には男ばかりがいるわけではない。無理やり連れてこられた者やもともと夫婦だった者など、数人の女もいた。女性上位のダークエルフ国で育ったラザヴェイルはそんな女たちが略奪後の興奮しきった男たちに力任せに犯される前に、一旦その昂ぶりをすべて受け止めてやることにした。それが彼が村長兼性欲処理係である理由だが、村の女たちはそのそのおかげで安心して夫婦生活が営めると彼の行動に感謝をしている。  ラザヴェイルが村人たちの相手をしている間、ユボラとサスラは村の周囲を見回るのが日課だった。そしてラザヴェイルが何人もの男にさんざん犯され余韻に痙攣しながら脱力したころに帰ってきて、絡み合うようなキスをしながら緩んだ肛門を二人がかりでじっくり責めるのが常であったのだが……今日戻ってきた二人は、予想外の土産を持ってきたようだった。 「兄貴ぃ~、こいつなんか外でこそこそしてたから連れてきた~」 「ラジィの知り合いっぽいよ~」 「何……どういうことだ……」  何度目かの腸内射精を受けて息を切らしていたラザヴェイルは、秀でた聴覚で双子が帰ってきたのはわかったものの、少し疲労していたので目を閉じたまま横たわっていた。しかし二人の言葉を聞いてその内容をいぶかしみながら目を開ける。  後ろ手に拘束された若い男が一人、双子に小突かれながら連れてこられていた。青い目に銀色の髪のその男はさらに青黒い肌に尖った長い耳を持った、ラザヴェイルと同じダークエルフだった。悔しそうに目を伏せていたその青年はラザヴェイルの顔を見ると一瞬呆けたような表情になったが、続けてその姿が男の精にまみれた裸体であることに気が付くとすぐに取り乱し始めた。 「あ、兄上ッ! ラザヴェイル兄上ではありませんか! どうしてあなたが盗賊の村になど……その醜態はどういうことなのですかっ!!」 「お前……カザライトか? 生きていたのか……!」  その男は、なんとラザヴェイルの弟であったのだ。あまり兄弟同士交流することのないダークエルフの王族の中でもカザライトはラザヴェイルを尊敬し慕っていた。敗戦のさなかにはなればなれになった兄弟はお互いもう二度と会うことがないだろうと思っていたが、まさかこんな形で再会を果たすとは……。 「カザライト……その恰好、傭兵か日雇いの冒険者といったところか。どうしてこの村の周りにいた?」  カザライトの装いが、猟師や杣人そまびと、一般の町民のそれではなく、戦いで糊口をしのぐ者のそれであることにラザヴェイルはすぐに気づく。弟とはいえそういった者が縄張りの周りをうろついているのは見逃せなかった。 「……道に迷っただけです」  カザライトの返事を聞いて、嘘だ、とラザヴェイルは直感的にわかった。おそらく何か目的があってこの村の様子を伺っていたに違いないと思う。 「お前が俺を欺けると思うのか」 「そんな……欺くだなんて」  実際、カザライトは目的があってこの村を斥候していた。  ラザヴェイルとは別のルートで地上世界に出てきたカザライトは特に大きな怪我などせずに脱出を果たしたが、言葉もおぼつかず、地上では見慣れない種族であることもあって当初は人間に警戒されてまともな生活をすることができなかった。なんとか試行錯誤を繰り返して冒険者になった彼はこのあたりで略奪を繰り返している盗賊団……、ラザヴェイル率いるラズリ盗賊団の討伐依頼を受けた。他の冒険者と数人がかりで計画を立て、夜目が効き魔法が使えるカザライトがまず斥候役になり、連絡をしたあとから他の仲間が攻め入る手はずになっている。  単身のダークエルフが人間にここまで信用してもらえるようになるまでにカザライトは様々な艱難辛苦を舐めた。その努力を台無しにしたくない彼は、再会した兄の言葉に返事をせずに唇を噛んで黙っている。 「こいつ、急に黙っちゃった」 「ラジぃ~、こいつ拷問していい? ラジィとおんなじで綺麗だからあんまり傷物にしたくないけどなあ~。てかこいつ誰?」 「これは俺の実の弟だ。お前たちが拷問すると指がなくなったり火がついたりするだろう。それは困るから俺がやる。しばらく見てろ」 「……兄上……」  裸のままのラザヴェイルは双子の側からカザライトを引き寄せると、さっきまで自分が男と交わっていた敷布の上に押し倒した。 「兄上! 一体何をッ……!」 「まあまあ、久しぶりの再会ではないか。少し落ち着いて交流でも深めよう。ほら、ここは俺と深い仲になりたがっているようだな。おお、すっかり大人だ……」 「いけませんッ! 我らは兄弟なのですよッ!」  ラザヴェイルは慣れた手つきでカザライトの下穿きの前を寛げ、中から若いダークエルフ陰茎をほじくり出してしまう。口では拒否しているカザライトだがその陰茎は湯気が出そうな勢いで固くいきり立ってしまっていた。  ラザヴェイルの陰茎もそうだが、カザライトのそれも人間離れして長大だった。祖国にいたころ男同士で性的な戯れを持つことはあったものの尻を許すことはなかったので興味がなかったダークエルフの陰茎が、男に尻を犯される悦びを知ってしまった今ラザヴェイルにはどうしようもなく魅力的に見える。 「兄手ずから快楽拷問を施してやる。嫌ならさっさと隠していることを話すことだな」 「ぐ……何も……隠してなどいません……。ああ、駄目です、こんなものを素手で……兄上ッ……」  男の手にも余るほどの長い竿を掴んでラザヴェイルはそれをいやらしく扱き始める。興味津々に覗き込む双子に見られながら、カザライトは尊敬する兄による強制手コキ拷問に耐えなければならなかった。 「あああ、兄上、やめてください、どうしてこんな娼婦のような姿になってしまったのですか……うう」 「俺が娼婦か? 言ってくれる。じゃあこんなにチンポを硬くしているお前はなんだろうな」  カザライトの若い昂ぶりの先端で赤紫のプラムのような亀頭がはちきれそうに膨らんでいた。敬愛していた兄に再会できた嬉しさ、討伐しようとしていた盗賊村の長がほかならぬその兄であった驚き、村長であるにもかかわらず娼婦のようなことをしていることへの困惑、それらの感情がないまぜになってカザライトの心を襲い、結果彼の陰茎は信じられないほどの隆起を見せていた。鈴口から透明な粘液がぷくりと染み出し、とろとろと流れるとラザヴェイルの手指に絡んで扱きあげる乾いた音をぬちゅぬちゅと湿らせていく。それが滑りを手伝って背徳的な快感はカザライトの理性をとろ火のように炙った。 「ふふふ、ダークエルフのチンポか。自分以外のを見るのも触るのも久しいな。つやつやと張りつめて旨そうだ。このまま食べてしまうか……嫌だったら隠していることを話せ、弟よ」 「食べ……!? い、いえ……。何も隠していることなどありません……だからもうやめて……あっ、えっ!? うわっ!! あっ……ふああぁぁッ……♡」  ラザヴェイルの男らしく引き結ばれた形のいい唇が大きく開いてカザライトの亀頭を包み込んだ。ぬるりと熱い粘膜の感触にカザライトはたまらず甘い声をあげてしまう。ユボラとサスラに仕込まれ、村の男ほぼ全員の陰茎を口で絶頂させることができるようになったラザヴェイルの口腔内は唾液がいっぱいに満ち、抵抗なくカザライトのダークエルフ陰茎を呑み込んでいってしまう。鼻だけで器用に呼吸を維持しながらも食道の奥まで使ったディープスロートがカザライトを襲う。じゅるるるる、じゅぼばッ!! ぶぢゅっ! と下品な音を立てながら頬をすぼめて根元まで咥えこんでしまう兄の顔を見て、カザライトは興奮しながらも青い顔をさらに蒼白にした。 「そんな……兄上がこんな無様な顔で男の一物をしゃぶるだなんて……こんなこと許されない……」  カザライトが絶句し息を呑んでいると両側からユボラとサスラが覗き込んでくる。 「おいおい~、いくら兄貴のおしゃぶり顔が無様でブッスいからってそんなに否定することないだろ~?」 「そうだぞ~。ラジィのブス顔フェラ、気持ちいいだろ? ほら、またチンポ太くなった、素直になっちゃえよ~」 「おお゛むッ! むッ!! ぶぼぼッ!!」 「ああああ、やめてぇえ! 兄上やめてくださいぃ!!!!」  ブスブスと連呼する双子を睨みながらラザヴェイルは舌と喉を駆使してカザライトの陰茎を扱きあげる。じゅぼじゅぼと激しい刺激にカザライトは足をバタバタさせながら仰け反って呻いた。  カザライトは童貞ではない。王族である彼はラザヴェイルと同じように高位の女を相手したことはあるし、男同士の慰め合いで口淫を施されたこともある。しかし今行われている実の兄による丸呑みフェラはその少ない経験を軽く凌駕するきつい刺激だった。 「兄上ぇ! いけません、口から出してください! 達してしまいます! 兄弟の口の中に射精するなどしてはいけないことです! 兄上ッ! うああっ、さらに締め付けがすごくッ!! 出るッ、出てしまうッ!! イくぅッ!!! イッ……、えっ……」  口の中でカザライトがびくんびくんと痙攣するのを察知したラザヴェイルはカザライトの望み通りに口からずるると陰茎を引き抜いてしまう。こぽ……と音を立てて解放されたカザライトの亀頭とラザヴェイルのねばついた舌の間に白く泡立った粘液が太い糸を引いていた。 「あ……兄上?」 「ふう……どうした? やめてほしかったのだろう? 俺の口の中に実弟ザーメンを排泄するのが嫌だったのだろう? 兄はお前の願いを聞いてやったぞ。おや……しかしお前のチンポはずいぶんとビクビク痙攣しているな? 本当は出したいのではないか?」 「そ、そんなこと……」  図星だった。エルフもそうだが、ダークエルフの陰茎は長いため尿道の中を精液が走り抜けて鈴口から解放されるときの快感は人間とは比べ物にならない。射精の経験のあるダークエルフはその快感を知っているので、一度射精を期待してそれが寸前で止められることはとても苦痛を伴う。実際カザライトの表情は兄の口腔内に射精しないですんだ安堵よりも、期待していた射精の瞬間がもたらされなかったことへの落胆のほうが強く出ているようにラザヴェイルには見えた。 「我が弟ながらいやらしい男よ。そんなに兄に射精させてほしいか。よし、やり方を変えよう。ここからは寸止め拷問だ」 「あ、兄上ぇ……ッ」  ラザヴェイルはカザライトの興奮が落ち着くのを待ってから再び口淫を開始した。今度は喉奥を使わずに亀頭をレロレロと舐めまわす責め方に変える。先ほどの変形した顔ではなくもともとの凛々しい顔のまま見上げてぬりょぬりょと舌だけくねらせるラザヴェイルは官能的で、視覚的にもカザライトの性感を煽った。 「うああっ……兄上ッ……出、出る」 「ユボラ、右足」 「ほいよ、オラッ」  ドカッ!! 「ぐあああッ!!」 「出したいよな。何を隠している。言え」 「な……何も……」 「ふん……ではもう一度舐め舐めしてやろうな……」 「ああっ、ひいッ、それ気持ち良すぎるッ! 兄上……ッ、すぐ出ちゃう……ッ」 「サスラ、左足」 「はーい。せいッ!」  ドカッ!! 「うあああッ!!」  ラザヴェイルはカザライトが射精しそうになると、双子に命じてカザライトの腿を殴らせた。打撃の痛みで射精を引っ込まされるのは辛かったが、カザライトはまだまだ耐えた。陰茎は先走りでドロドロ、殴られた両腿はどす黒く腫れあがり、半泣きの状態でも口を割らない。  ここしばらく責められるばかりの性生活を送っていたラザヴェイルは、弟の泣き顔を見ていたら胸がドキドキと高鳴ってきた。ダークエルフは本来残虐性のある種族だ。弟をいたぶっているうちにそれがラザヴェイルの性欲をくすぐり始めている。しかしすっかり肛門快楽の虜になっている彼の衝動は、足の間で勃起している陰茎よりもその奥でひくつく窄まりのほうに欲求が偏っていた。 「なかなか強情だな。俺の口だけじゃ用が足りんか。では今度はこっちで搾り取ってやろう……」  居丈高な態度は崩さずに、しかしラザヴェイルの声は興奮に上ずっていた。彼は震える弟の上にまたがると屹立した陰茎の上にゆっくりと腰を落とし、指で拡げた肛門に亀頭を当てる。 「……うう、いけません……。兄と弟がまぐわうなど、いけません……」 「そう言うな。俺のクソ穴はとても気持ちいいと村中の評判なのだぞ? お前も兄の名器を味わうがいい……」  ぬぷ……ぬるる……ぬずずぅ……♡ 「兄上……うう、兄上……」 「お……ぐ、深い……っ」  ラザヴェイルは自重に任せてカザライトを呑み込んでいく。そして村で一番陰茎の大きい双子が奥まで打ち込んだ時に届く場所で一度動きを止めた。 (……長いな。これ以上は俺も受け入れたことはないぞ。考えてみれば俺もダークエルフのチンポをクソ穴に入れるのは初めてだったな。ここからはゆっくりいかないと危険だ……)  ラザヴェイルのこめかみを汗が一筋伝っていく。弟の陰茎の長さに一瞬でもおののいたのを悟られたくない彼は途中で止めたままカザライトに笑いかけた。 「はは……大きくなったな弟よ。どうだ? 兄のクソ穴は。このままこの中に射精したくはないか? きっと信じられないほど気持ちいいぞ? 隠していることを今話すなら一番気持ちいい射精をさせてや」 「なんで奥まで入れねーの?」 「ちんたらしてて飽きたわ」  ずっぼおおおおおおおおおッ!!!!! 「お゛ッごおおおおぉぉぉぉッ?!!?!???!!!! ぼおおッ!!」  腰を浮かしたまま時間を稼いでいるのを見ていてイラついたらしい双子に肩を掴まれてぐっと下に押されたラザヴェイルは、そのまま腰をカザライトの上に落とし込まれ、まだ誰も入ったことのない腸内の深い所をぶち抜かれて汚い悲鳴を上げた。目が上にぐるんと周り、先ほどの乱交で飲んでいた村人の精液を少し吐き戻す。 「あ、兄上ぇえぇ!!」 「お゛ッ、おッ、おおぉ……」 「わ~全部入った~」 「アルラウネの根っこでオナってるときすっげー奥まで入れてるから好きだと思ってたよ、ラジィ」  がくんと仰け反り力が抜けたラザヴェイルを双子が支える。一瞬気絶したラザヴェイルだったがすぐに意識を取り戻し二人に文句を言った。 「よ……よけいなことを……するんじゃないぃ……」 「ごめんごめん」 「ほら、まだ拷問おわってないよ~」  けらけら笑う双子がさっきから何の疑問もなく暴力的な行いをするのを見てカザライトは恐怖しながらも困惑した。ひょっとしたらこの盗賊村の支配者はこの双子の方で兄は担ぎ上げられているだけではないのか。 「お前たち……、兄上に乱暴をするな……、僕はいい……兄上には……」 「乱暴なんかしないよ、遊んでるだけだよ」 「そうそう、おれたちは仲良しの兄弟だから」 「兄弟? その人は僕の兄上だっ……人間がッ……うっ!?」  拘束されたまま動けない身体で双子に食って掛かろうとしたカザライトは、兄の中に入りっぱなしの陰茎がきゅうにぎゅっと締め付けられてうめき声をあげた。 「はあ……はあ……チンポ……奥まで届くダークエルフの長チンポぉ……♡」  さっきまで淫らな行為の中でも理知的な問いかけを欠かさなかったラザヴェイルが正気を失ったような上ずった声で腰を揺らし始めたのだ。あまり大きく抜き差しせずに小刻みにぱちゅぱちゅと尻を打ち付けては奥をとんとん突かれる感触を楽しみ始めているようだった。 「わ、兄貴トんじゃったわ」 「ラジィ、長いチンポ気持ちい?」 「気持ちいいッ、奥のすごいとこまで届くチンポ気持ちいいぞッ♡」 「こうなったらもう拷問とか関係ないかもな」 「だからおれたちがやるって言ったんだよ~」 「しょうがない、兄貴が満足するまで犯されといて、弟くん」 「何っ、そんな、あっ、ああッ、熱い、ナカが熱くて、あああっ……」 「んおおおぉぉ、チンポぉ♡」  ラザヴェイルの動きは次第に大きくなり、カザライトの陰茎を引き抜いてまた突き刺す距離もだんだん長くなってきた。ラザヴェイルの尻とカザライトの腰がぶつかる音はパンッ! パンッ! と激しく広場に響き渡る。  弟の上で身も世もなく腰を振りたくるラザヴェイルの姿は淫らで美しかった。湧き上がる射精感の中で、汗にまみれた美しい兄の姿にカザライトは思わず見とれてしまう。そのせいで射精しまいと堪える気持ちを彼はすっかり忘れてしまった。 「うああっ、兄上ぇぇッ!!!!」 「んお゛おぉッ♡♡♡ イぐぅうぅッ♡♡♡」  我慢しきってどろどろに渦巻いていたカザライトのダークエルフ精液が長い尿道を割って勢いよく発射され、ラザヴェイルはそのすべてを腸内に吐き出されて歓喜の声をあげた。まだカザライトは何も話していないと言うのにラザヴェイルの快楽に蕩けた頭は途方もない満足感を覚えていた……。 「ふう……、まったく。まだ途中だったというのに、もうすこし黙って見ていればいいものを……」  絶頂の余韻が収まり落ち着いたラザヴェイルはカザライトの陰茎をずるりと抜き、その場をヨロヨロと離れようとした。 「兄貴どこいくの? こいつは?」 「身体が冷えて催した。便所に行ってからまたやる」 「え? うんこ?」  カザライトが来る前にすでに何発も腸内射精を受けていたラザヴェイルはぐるぐると鳴く腹を抑えていた。これ以上何かしたら粗相をしてしまいそうだった。 「もったいない、ここでしなよ」 「なっ、おい! 離せ」  よたよたとした足取りのラザヴェイルをユボラが捕まえ、向かい合う形で抱え上げた。バランスを崩したラザヴェイルは咄嗟にユボラの首っ玉にかじりついて落ちないようにしがみつく。  ユボラは凌辱を受けてぐったりと目を泳がせているカザライトの上にラザヴェイルの尻を突き出させるようにして固定した。 「おい! こら! ユボラ! 何をするつもりだ! 俺はそこまでする気は……そこまでするつもりはない! やめろ!」 「弟くーん、兄貴のうんこ浴びたくなければ秘密喋って~」 「ほら出るよ、もうすぐ出るよ。クソ穴ひくひくしてるでしょ。ラジィのうんこすごいからかぶり付きで見なよ」  ユボラの言う通りさんざん突きまわされて緩んだラザヴェイルの肛門は、奥から出てくる汚泥を堰き止める力が弱そうだった。次第に強くなる獣の匂いの中、目の前でそれをまざまざと見せられたカザライトは犯され尽くしたショックも相まって、もう完全に意志が折れてしまっていた。 「わ、わかった! 話す! 話すからもうこれ以上兄上に恥ずかしいことをさせないであげてくれ! 僕はこの村の討伐依頼を受けた冒険者の一人で、僕が先に斥候を……」  カザライトが全て話し終わるまでラザヴェイルは声を出さずに必死で便意に耐え、カザライトの言葉を聞き漏らさないように耳をすませた。一言でも喋ったら脱糞してしまいそうだったからだ。その間にも腹痛と肛門を突破しそうな質量に苛まれる。涙を流しながらすべての独白を聞き終わったラザヴェイルは弟の上から尻をどけてくれるようユボラに懇願しようとして顔を上げ、いたずらの最中に目を輝かせる子供そのもののユボラの表情を目の当たりにした。 「兄貴うんこ我慢できて可愛いね、ちゅッ♡」 「んも、ん゛むうぅうぅぅ~ッ♡」  ユボラに甘くねちねちとしたキスをされ、ラザヴェイルの我慢は限界を迎えた。カザライトの目の前でひくひくと開閉を繰り返していた肛門を押し広げ、へちまのように太い糞が飛び出した。 「わあぁ!!! わああああ!!! うぶッ!! ぶぶぶぶ……!!!」  酷使し緩み切った肛門から生み出された一本糞は途切れることなくびしゃびしゃとまみれた精液の飛沫を飛ばしながら全てカザライトの上にぶちまけられる。それを見てサスラが手を叩いて爆笑していた。 「んちゅ……んふっ……んんぅ~ッ♡」 「あはははは! すっげえうんこ! 今までで一番太くて長いんじゃね? 大丈夫、ラジィクソ穴閉じる? 駄目だ、開きっぱなしでめくれてる! じゃあせっかくだしうんこしたてのほかほかの穴、おれがもらうね~」  ぬぢゅんッ!! 「んも゛おッ♡♡♡」 「おれらが仕事から帰ってきたのにねぎらいもしないでこいつと遊んでるから、よくないよね。おれらがどれだけラジィのこと好きか今からゆっくりわからせてあげる。弟くんにも見てもらおーね」 「お……あ……兄上ぇ……」  糞便にまみれたカザライトの頭上でユボラに抱え上げられたまま、ラザヴェイルは緩み切った肛門をサスラの陰茎でぬちぬちとほじくり回される。 「ぷは、サスラが終わったら次オレね。またしょんべんの穴痺れるまでアルラウネの媚薬漬けにしてぴいぴい泣きながら射精おねだりさせてあげる」 「ひいぃぃ……♡♡ ごめんなしゃい、ゆるしてぇ……♡ それやられると俺狂っちゃううぅ♡」 「あに……うえ……」  気絶したカザライトが次に目を覚ました時、ラザヴェイルは昨日の痴態が嘘のようにきっちりと衣服を着こんでてきぱきと村人に指示を出していた。 「女と子供は先に移動させておけ。父親たちが護衛として先に。残りは村を守るふりをして交代で地下道に財産を運び込む。斥候役からの連絡がなかった場合三日後に攻めてくることになっているようだ。それまでに移動をすませる。日持ちしないものは置いていけ……、起きたか、カザライト」 「兄上……」  木の檻の中に閉じ込められていたカザライトは新しい服に着替えさせられ髪も肌も綺麗に直されていたが、髪からは石鹸の匂いに混じって兄の臭いが残っており、昨日のことは夢ではなかったのだと思った。 「もともと村人が増えたし、ここいらの集落は奪い尽くしたから移動の準備をしていたところだった。それが早まっただけだ。お前は俺の弟だから殺したりはしない。このまま置いて行く。お前の仲間が本当にお前を信頼していれば信じて助けてくれるだろう……」  日の光の下で見るラザヴェイルはカザライトの記憶の中の強く聡明で気高い兄のままだった。形はどうあれ、ラザヴェイルが自分の居場所を作り、守って大きくする王の素質を失っていないのだと思ったカザライトの目から一筋涙がこぼれる。 「兄上。僕も連れて行ってください。僕は兄上と一緒にいたい。兄上の国を作る手伝いをさせてください……!」 「……カザライト。お前も奴らの信頼を得るための努力をしたのだろう。お前はそれをなかったことにして裏切ると言っているのだぞ。それでもいいのか」 「それでもいいです。僕は兄上と一緒に生きていきたい……。この地上に数少ないダークエルフ同士、身を寄せ合って歩いて行きたいです……!」 「……そうか。ユボラ、サスラ。兄弟が増えてもいいだろうか」  ラザヴェイルが武器の手入れをしていた双子に声をかける。 「いいよ。もともと兄貴の弟なんだろ、そいつ」 「おれらより年上かもしんないけど後からきたからお前が弟な~」 「兄貴のほんとの弟だからって兄貴独占したら許さねえから」 「兄弟が増えるのうれしいかもな。村の移動がすんだらまたお祝いちんぽしよ~」 「だ、そうだ。もう後戻りはできないぞ。カザライト」 「はい……ありがとうございます、兄上……」  ラズリ盗賊団はダークエルフが率いる、その時代に悪名高い盗賊村であった。その日からそこにダークエルフがもう一人増え、彼らは新天地でさらに勢力を増やして大きくなっていったという。

ともだちにシェアしよう!