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第7話

ー1ヶ月後ー ママンからの返信。 『いつもお世話になっています。私、ついに決意しました。この度、看護学校入学に向けて勉強に励むことに致しました。やっぱりお金は、自分の力で稼がなくちゃいけないと思ったんです。学校に行って看護師になって、しっかり稼いで、そのお金であの子を迎えに行きます。その日まで、どうぞよろしくお願いします』 その日はちょうど、ボンが初めて立った日だった──。 ー三ヶ月後ー 「ほら、あんよは上手! あんよは上手! パパたちはこっちでちゅよ〜!」 手を広げて待つアニキの胸に、ボンがぼふんと抱きついた。 「やったー! 十歩も歩けたっス〜!」 「うちの子は天才だぁ〜!」 ー1年後ー 「どうも、今日からお世話になります。ボンは保育園は初めてなもので、どうぞ宜しくお願いします」 「はい! 私たちが責任持ってお預かりします。お父さんもお父さんも、お仕事がんばってきて下さいね!」 ー四年後ー 「ながいようで、みじかかった、ほいくえん!」 「ほいくえん!」(合唱) 「うぅ……ボン……立派になって……」 「アニキのお陰っすよ……」 「何言ってんだ、ヤスがいてくれたからだろ……」

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