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第39話 シャドウキャプテンお披露目会。(4)

「ったく本当にお前は馬鹿だな。船の居場所くらいお前が喋ったって、俺の船は捕まったりしねぇし、俺が死ぬわけねぇだろう」 カインと闘ったセシルは、レイズナーを引き摺っているにも関わらず、尋常ではない早さで切り抜けた。 きっとレイズナーを引き摺っていなければ、セシルはカインを殺していただろう。 「キャプテン・セシルは俺よりも強い。次に会ったとき、あんたはセシルの扱いに気を付けたほうがいいです」 そのまま待ち構えていた小型の船で逃げた。 カインはセシルを追いかけることはしなかった。 そのままセシルとシルビー、仲間達は数人欠けただけで、ブラックシャーク号に戻ってきた。 「セシル……。その、すみません」 レイズナーは簡単に鞭で打たれた傷を手当され自室のベッドに入った。 「あー、なんだ。お前にシャドウ(影武者)やらせてるから、お前はこんな怪我を負う羽目になったんだし。……俺こそ悪かった」 「いえ、弱くて。……俺情けないです」 レイズナーはいつになく弱気で、セシルは面食らった。 きっと自分がハッキリしないから、レイズナーも弱気になるんだとセシルは思っていた。 だから伝えなければいけない、こんなときだからこそだ。 「こんなことがあったから理解したこともある。……俺はお前が好きだよ、レイズナー。お前を失い欠けたから自分の気持ちに気付けた」 「……」 レイズナーは嬉しい反面、こうセシルの気持ちに何かあった事に気付き、黙っていた。 「けど、俺はお前以外に俺を抱いた幼馴染みも好きなことも同時に理解した。……お前には俺の過去を話す、レイズナー聞いてくれ」

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