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第2話

 最初は、ベッドの上で恋人同士が戯れ合うみたいに…  身体を手繰り寄せたり。  お互いの服を、掴んだり脱がされたり脱がしたり。  段々と余裕を無くしていって、下着の中に滑り込んできたアキの指先と、手の平が優しくオレを撫でてくれて…  擽ったくて、オレから戯れた延長でキスをした。  思った通りアキは、それに乗っかるみたいに首や耳元にキスを返ししてくれて…  それはもう舞い上がるぐらい嬉しくて、言葉だけじゃ言い表せなかった…    ココは、アキの部屋だから学校の中みたいに誰かに、邪魔はされない。  アキが、時折見せるニヤリ顔が本心でも…  オレを、見つめている優しい瞳もアキの本心だと思いたくて、オレは全てを、曝け出し目の前のアキを受け入れた。       ぎこちない仕草は、相手を探るためだから仕方がない。  でも、互いに触れ合いたい気持ちに嘘はなくて…  快楽的なソレの焦りにも似た身体の動きに対しては、反射的に背筋が仰け反ってしまう。  「あっ…ぁあンッ」  何度も、繰り返されると迫り上がる感覚。  浮かせた下半身を、押さえ込まれる感覚が、腰を圧迫する。  「いつ準備してたの?」  「…ぇッ…ンぁッ」  組み伏せられて、突き動かさせる度に頭が真っ白になっていって、アキの腕の力強さだったり。 思った以上に筋肉質な身体に、うっとりとしかていると、突然またニヤリとされて腰を持ち上げられながらジワジワと、迫られるみたいにアキのソレが、オレの中をまたユックリと抉じ開けてくれた。  熱くて激しく強引にオレを、説き伏せるみたいにアキは、動きを止めない。  その行為が深まるにつれて体温が、急上昇するからオレも汗だく。  一人でスるエッチな事よりも、今の方が断然、興奮しているしアキと繋がれたことは、オレの中では特別、大きかった。  汗だくで、その汗を腕で拭いながら余裕を無くしてそうなアキを見上げるのも悪くない。  オレを、自分のモノにしたいのか、それともオレの外見とか身体に興味があるからこうなっているのか… アキの考えは、分からない。 それでも、こう言う関係になれたことの方が、オレにとっては良いことだった。  「ユキの中、熱い...」グッチュッて音と、行為に反応して「ンぁッんッ」って思わず喘いでしまい息を整えているとアキは、首筋を甜めてくれて、そのままキスをしてくれた。  その動きが、凄く手慣れていて相手が、こうすれば喜ぶって事を知っているらしい。  口のナカの性感帯は、下も含めて攻められれば無防備に近い分、身体から込み上げてくる熱は、半端なくなる。  オレだって、アキからしたら手慣れてるって思われてんだろうな…  お互いに余裕なさそうなのに、そう言う事を考えられるとか、したたかっていうか…  超絶今を、楽しんている。  まぁねぇ…  オレだって、地元ではセフレ相手にコレに近い事してたから…  アキの事は、責められない。    償いって、わけじゃないけど…  行為の最中でも、オレなりに余裕はあるからアキを、煽るみたいに筋肉質な身体の一部に触れたり首に腕を回してみたり。  アキの脚に自分の脚を、絡めてみたりとか…  自分から股を開いて見せる事は、苦痛じゃなかった…  『オレに…お前が、色目を使って見てくるからだろ?』  いつの間にか姿を見せなく(見せられなくなった)元ストーカーが、オレに言い放った言葉。  元ストーカーに対して、色目を使った事はない。  好みそうな身体つきしてるなぁ…と、チラッと見た事はあったけど…  オレ自体が、アキに一目惚れ状態だったから。  そんなチラ見したみたいなヤツは、眼中にない。  アキだけ。    アキ以外のヤツと…とか、もう考えられない。  「…ユキ…」  「…ナニィ?…ぁッ…あンッ!」  「学校で、こんないやらしい声出したりしたらダメだよ?」  「ダメって…今のはアキが、急に動くから…」  アキの言葉に恥じらいながらも、深く繫がったヶ所から広がる充足感を全身に浴びせられながら微かに震える声で息を漏らすオレは、薄暗い部屋の中で唯一近くで認識出来るアキの顔を見つめ、自分も見つめ返されながら互いの存在を、大きく感じられているとオレは、ワガママに貪欲に…  もっと、アキが欲しいと訴える。  「…俺も…ユキが、欲しい」  額に汗を滲ませるアキの動きに合わせて、オレは背中を反らす。  一瞬的に欲が、解放され目の焦点が合わなくなる。  窓の外からは、街灯の光が薄く僅かに差し込むだけ…  オレ達の乱れた呼吸を、淡く歪んで照らしている。  あぁ...凄く満たされてる。    セフレ的な要員でも、アキがオレのナカを好き勝手に突いてくれるのに喜んで、腰を振っているのも、オレだしそれは、オレの本心だもの…  オレは、ずっとアキだけが、欲しかったから。  出会った頃みたいな…  憧れ的な衝動じゃなくて…  強く一緒に居たいと呪うようにアキだけを、見詰めていたなんってヤバい人みたいで、気持ち悪がられるかもしれない。    それでも、願ったわけだよ。  一緒に居られるようになりたい。  まずは、友達からで話せるようになりたい。  挨拶を返す単なる同級生とかじゃなくて、好きって言いたい。  特別だと思わせたい。  叶うなら一つになりたいって…  アキ…  引いちゃうかな?…  「何? そのスゲーやらしい顔...たまんねぇ…」  えっ…  オレ。そんな顔した?  ユキは、一瞬恥じらいだが、身体は更に熱気を帯び始めていた。  吐く息が、小刻みに震え身体が燻りだす。  突き動かされ荒げる喘ぎと息遣いを聞き入るアキは、満足気にユキの頬を撫でる。  「何で、やめるのその顔…興奮したいからまたしてよ…」  そんなアキの言葉にユキは、安堵したふうに羞恥心と快感が、入り混じった表情を浮かべた。  アキの汗ばんだ額から一筋の汗が、ポタポタと流れ落ちユキの頬に伝うと同時に、激しさを増す腰の動きにユキは、絶叫でもする勢いで喘いでしまう。  「ァ…ぁッんぁあッ…」  「……………」  「…アキ…もっと…」  アキの動きに合わせて小さく喘がされるユキは、アキからすると相当やらしい顔していて、その満足気なアキに見下される光景は、ユキにとっても嫌ではなかった。  寧ろ。その方が、気持ちいい。   互いの腰の動きが、止まらず身体もナカも、ベトベトしてヌルヌルとしていて深く入り込んでくるアキのソレが、馴染んできたかと思うと、別な方に動くものだから目の焦点が合わないどころか、チカチカとユキは、目を眩ませた。  「…ぁンァ…アキィ…」  「ん?」  「…ねぇ…キスしたい…」  「いいよ…」  トロトロと身体を伝う体液にそぐわないアキの容姿。  周りは、少し遊んでそうだと口を揃えるが、噂が先行しているから真面目に取り合わない学友もかなりいる。でも実際、相手がコロコロと変わるのは実話だ。  ユキが、入学してからアキに一目惚れし密かに付け狙って追い掛ける途中で、綺麗なコと腕を絡めながらラブボに入っていくのを、ユキが目撃したことは、何度もある。  体格的差は、あまりないが相手が男でも女でも、華奢な容姿のコが多かった。  セフレか本命かは、ソレだけでは分からない。  ただ好みと言う観点で言えば、ユキにも言える事で、相手の容姿が許容範囲でなければ、シない。   それは、大事な事だった。  しかもアキは、来るもの拒まずで別れ方は、かなりあっさりと別れるらしく揉めたりしている所は、みた事がない。  「あぁ〜ンッ…」  それにしても…  アキの攻め方が、ねちっこいとユキは、他人事のように思った。  敏感な所を何度も探っては、必要以上に擦られ焦らされると、急に深い部分に、はめ込むみたいに当たりだす。  腰が浮いた所を、見計らったように一番気持ちいい所を擦られる。  喘ぐ声が、我慢できない。  「ぁんッ…あンン〜ッ!…」絶対、分かっていてワザとしてるんだと、ユキは冷静に思いながらも、アキのゆっくりと焦らされるみたいな動作に目を見張る。  「やッ…」  「嫌だった?」  つられて、目線をアキに移す。  まるで、睨まれているみたいな真剣な目で見られている事に気付く。  「…ユキ…苦しい?……」  「…くる…しくない……」  「うん…」  「あの…絶対に…アッ!…止めないでぇ…」  「…………」  自分の言葉や行動が、乱れ飛んでいるユキに対し何を思ったのか、アキは動きを止めた。  「ぇ…止めないって言ったじゃん。いっぱい動いて……」  ユキからすれば、恥ずかしいだなんって、言っていられなかったのだろう。  「奥が…ムズムズするから動いてくれなきゃオレが、困る!!」  必死なユキに対してアキは、薄笑いの微笑を浮かべると、口を塞ぐみたいなキスの中で、舌先でユキの性感帯に触れた。  「ぁッ…ンンん〜」  喘ぎを、思うように出せないもどかしさと、アキの体温が溶け込んでくる錯覚で、自分から身体をくねらせる。  「淫乱な顔してる…」  「させてるのは、アキだから…」   身体を起こされて、向かい合うようにユキの身体を自分の方に傾けながら跨らせると、そのままユキの身体を静かに下ろさせた。  ヌックと、ズシンッとした重みを、ユキは自分のナカで感じながらアキに全てを委ねる。  「そこ…また擦って…」  もがくみたいにアキに抱きつき耳元で煽ってみせると、ユキのナカでアキのソレは、熱く蠢きはち切れそうになる後ろを、掻き乱すようにまたソレが、違うヶ所へと擦り付け新たな快感に全身が、侵食されていく。  「大きいの好き…もっと…そのままで動いていいから。アキの好きなように動いても良いから…早く…きて欲しい……」  「本当…煽るの上手いな…」  「そんな、こと…なぁ…」  アキの言葉と動きに、全身の力が抜け落ちる。  薄暗い部屋の中だから余計に、二人の肌が触れ合う音とベッドの軋む音が混ざり合いソレさえもが、心地よく感じる。    「ジンジンする…」  「止めとく?」  「ヤダ…もっと強くが良い……」  何よりも、鮮明に感じられるのは、汗ばんだ肌同士が濃蜜に粘着する時の熱さだ。    「…ヤバい。オレおかしく…なるかも…」  「可愛いよ…」  「アキ…」   グチュっッて、音がこんなにいやらしいなんって…  アキの体温と汗と、ほんのりと鼻を擽るエキゾチックなムスクの香りだけでも、軽く何度でもイってしまいそうになる。  強く内側から揺さぶらる度に、お互いの肌が波打つ感覚も、怪しまでに部屋に響き渡る。  アキの本命。  誰だろう?  聴きたいけど、聴きたくない。  オレじゃない名前が、出てきたらと思うと…  「怖いよ…」  「…何が?…」  「アキが、好きだよ」  「うん…」  ギュッと抱き締め合えるオレとアキは、ちゃんと気持ちが通って、こう言う事してるのかな…  一方的とか、性欲の発散だけだったら嫌だな…  学校で、初めてしたキスは、長くて深かった。  互いにその場で、抑えきれなくなるほどで…  あの時、音がしなかったら。あの場でシていたのかなぁ?  どうだろう?  良い所で寸止めみたいに止めさせられて、焦らされながらココに連れて来られたかも知れないって、考えると…  一応どっちも、有り得る事かな…  結局アキの部屋で、今こうなっているわけだし…  オレは、アキの気持ちが知りたくなった。  「…アキ…」  ワザと、耳元で名前を囁く。  強引に引き離されて、首筋から舌で舐められて、耳を甘噛され耳のナカを舐め上げられたオレは、自分の脚をアキの背中にガッチリと巻き付くように絡めつけた。  より濃く密着する身体と体温が、激しく摩擦する。  「…ぁあぁ…ンッ…」  頭の先から足先まで、全部の神経を使いアキを感じようとオレは、更に敏感なる。  オレは、とんでもなく淫乱でアキのでしか、満たされる気がなくて…  アキと、一緒に居たい。  オレを拒まなかったアキ事が、嬉しくて、何も考えられなくなる...  「アキ。好きだよ…」  オレが、アキの汗ばむ頬に手を伸ばすと、その手の平を取りペロリと、軽く甜め上げながら同時に耳元にキスをしてくれた。  「アキ…」  「…ユキの身体にキスマ...付けたい。ダメか?」  「えっ…」  アキの言葉に背筋が、跳ね上げる。  略無意識的にそんな反応を、ずっと繰り返し身体をくねらせる状態が続いている。  部屋の熱気と二人の吐息が混ざり合いオレは、またベッドに組み敷かれると、汗ばんだ肌にアキの唇が触れようとする。  それはオレが、心の奥底から待ち望んでいた光景だった。  「うん...付けて。アキの印、どこでもいいから。いっぱい付けて欲しい」  「本当、どこでもいいの?」  そう言われると、全身が震えるるようになっていきアキの言葉と身体を這う唇に欲望丸出しで、息が荒くなる。  薄暗い部屋の中で、アキの存在だけが鮮明になり。  汗で濡れた肌に冷たい空気が、触れるのを感じながらオレは…  「うん。どこでも良い... アキがしたいところ全部、シて…」と、懇願する。  「じゃ…」とアキは、指先をオレの肌に這わせる。  「...首筋に...肩に... 胸に...脚に...」  順番に吸われ噛み付かれ舌先が、肌を絡め取る。  「ココは…」次にオレの腹の上でアキは、指先を押し当てる。  「もう。突いてるから要らないか?」  アキの言葉に、全身がゾクゾクと震え出す。  今までに触れられた部分が、異様に気恥ずかしくなる。  薄暗い中でアキの唇の感触を感じる度、自分の中でもっとが、強く強調された。  本当に、ワガママな身体だ。  触られなければ、ストーカーまがいな事までするのに…  触れられた一瞬で、喜んでしまえるんだから…  「ンッあ"ぁッ!!」  肌が触れ合うたびに、甘噛のような快感が走り息を乱される。  「いっぱい。キスマ付けられたいけど...」  「…どうしたの?……」  アキの息も、乱れてる。  もっと息が乱れて、普段のアキじゃないアキを見たい。  オレは、アキの手を取り腹の上に乗せる。  「ココ…足りない。もっと突けてもらわないとヤだ…」  もっと、たくさんアキのだって跡を突けて。  とんでもなく淫乱な願いだ。  アキは、呆れてしまうかな?  身勝手なオレの願いにアキは、直ぐに反応した。  オレの後ろを力ずくで押し拡げて、躊躇なくナカへと入っていきさっきよりも、大きくなったアキのソレは、狂気じみていてオレを下から突き上げる。  「やっ…アキの大きいよ…」  ユサユサと腰を掴まれ激しく揺さぶれ摩擦するオレのナカは、最高に敏感になったままアキのソレを受け入れようと必死らしい。  体温と2人の匂いで充満する部屋の中で、真っ正面から組み敷かれ全部さらけ出したオレは、アキのされるがままだった。  「…アキ…もっと…」  「うん…」  汗だくの素肌に吸い付くアキの唇の感触に酔いしれながらオレは、無意識にアキの背中に腕を回す。  「ヤバい。出そう……」と、アキは身体を硬くする。  「えっ……ぁぁンッ!!…」何かが弾けるような……  「…ごめん。少しナカに出た…」  アキのその言葉に、ゾクゾクした。  「いいよ。アキなら…構わないから…早くきて…」  「…クッ…!」  また性懲りもなくアキの耳元で囁く。  「我慢しなくても良いよ。いっぱい出して…アキの好きにして良いから…」  「…ユキ…」  「オレのナカを、アキで満たして…」  歯止めが効かないって、まさにこの事だよね。  最初からゴムが無いって、知らされていたけど…  本当に無かったとか、疑問ではあるけどココまで来て的な感覚は、あったし。  目の前のチラつかされた快楽とか勢いとか、そんな簡単な言葉じゃ説明できないほどにオレ達は、行為を選んだんだ。  「大丈夫?」  「…平気だよ…」  知らぬ間にボタンを、掛け違えた事にも気付かずに遊びに出かけてしまった子供の感覚。  だって半日前までは、ただの見知った同級生同士だったし。  くどいようだけどオレは、多少。気になっていた。  しかも、相手は同性だし。  好意を見せたら嫌われたり距離を取りたらって考えると、知り合い以上の関係は、望めないと分かり切っていたから。  …ドクンッと、波打つみたいなアキのソレは、硬さが増したみたいで、直ぐにドプンッ感触がオレのナカで拡がった。  「いっぱい出た?」  「ユキだって…潮吹き寸前で苦しくないの?」  「あっ、ソレは…」アキが、オレのを握るように掴む。  アキの手の体温が、ジンワリと伝わってくる。  先端を爪で、擦るみたいに何度も、イじられる。  「…前は、あんまり感じない方?」  「普通だ…けど…先っぽ、そうやって…グリグリされるの好き…かも?…」  「へぇ〜〜…」  力強く握られて、爪の先でグリグリされてると、自然に腰が動いてしまう。  「あぁん!」  随分と、久し振りな間隔で潮吹きしてしまった。  ここまで来て恥ずかしいとか、そんな気持ちは既になくて…  キスされて…  舌先や指先で、イかされて…  いっぱい奥にナカ出されて…  嬉しいような…  苦しいような…  もどかしくて、切ないような…  色々な感情が入り乱れていて、もう何も、考えられないぐらいにアキを、感じられればそれで良い。  「アキが…好き…」  何度か好きって、伝えているけどアキは、オレの好きと言う言葉に言葉で返してはくれない。  セフレみたいな感覚で言えば、好きは存在しない。  そんなら事は、知ってる。  少し前の自分もそうだったし。  「ユキ…もう少しキスマ付けても良い?」  「…ドコに?」  「腹とか?…太ももとか…ヤバい所とか…」  そう言ってアキは、オレの足の付根に噛みつき吸い付いた。 下腹部に近い所は、とても刺激に過敏になっていて途端に身体が、ガクガクと震えだした。  「…なに…今のでメスイキでもした?」  下っ腹の震えるみたいな痙攣が、止まらない。  「んぁぁ…ま…待って」  アキは、また攻め立てるみたいにオレのナカの中を突いてきた。  ユックリと拡げながら激しくオレのナカを、揺さぶり擦り突けてくるのと、ねっとりとした舌先でオレの身体を這う度に息を荒げながら、アキの動きに全身が、熱くなり身震いのような震えが止まらなくなっていった。  部屋の大気が、二人の体温で更に上昇するみたいに蒸し返す。  「アツイよ…」  「どっちが?」  汗で濡れた肌が、色濃く密着する感覚に酔いしれながらアキに強くよがってしまう。  「どっちもアツイ…でもココは、熱くてジンジンして…最高に気持ちいい……」  オレが言い終えると、アキは満足しながら舌舐めずりをする。  ドクン。ドクン。と呼吸と一緒に身体が波打つ。  「もっと印付けて…アキが、印を付けたい所どこでも良いから。全部受け止めるから付けて…」  アキが、太ももの内側に触れた瞬間ユキは、小さな喘ぎ声を漏らしながら無意識に脚を開いてしまった。  「スゲー良いカッコウ。ヤバい興奮する...」  アキの声に羞恥心が高まるも、意志とは関係なく腰が、小刻みに震え汗で濡れた肌にアキの肌が重なると、ユキもまたアキを引き寄せて背中に手を回す。  艶めかしくもあって、快楽のような時間が、ずっと続けばいい。  痛みや想いが、快楽と言う一種の幸福感に変わる中で、ユキはアキに対して、アキのためなら、どんな格好でもするからと擦り寄った。  アキからすれば、ユキは可愛くて愛おしい…  その一方で、嫉妬深げに自分を人知れず見詰めてくる厄介な人物としても、映っていた。  自分もそれなり嫉妬深く執着心の塊で、愛情を強く感じていだけで、その場の勢いもあって愛情に似た欲を欲してヤることヤれば、相手は喜ぶし自分自身も強く満たされた。  でも、行き当たりばったりな快楽は、長くアキの中に留まる事はなかった。  気の合いそうなヤツを捕まえては、付き合ったりもしたが、想いや愛情表現が、重すぎると遠ざけられてしまった。  相手に依存して、束縛するからだとは分かっていた。  愛情の押し付けとも、言われた事があるからだ。  そんな時、ユキの物欲しそうな視線に気付いた。  欲丸出しで、潤ませた瞳にユキは、何度か欲情しかけた。  とはいっても、学校以外接点がない相手だった。  声を掛けようにも、ユキは身を引くように居なくなるからだ。  今日こそは、捕まえてやろうかと待ってみたものの…  そう言う日に限って、講義が被らない。   共通の知り合い…何ってのも居ない。  八方塞がりとなりアキは、残念がった。  ユキの見ていない所で、ユキを見詰め続けながら何度、妄想でユキを抱いたか分からない。  シミュレーションみたいな行為は、通常可していき当たり前のようにユキをオカズにを、繰り返してきた。  自分のモノにしたい。  ソレは、ユキだけの想いじゃないのは、ソレはアキが一番理解していた。  何度も執拗に後を付けて、ユキの住む住所と部屋番号を突き止めた。  ユキの住んでるアパートは、一階でドアチェーンぐらいの低いセキュリティで、外観からして古く簡単に入れる印象しかなかった。  あんまりにもポヤポヤしてる印象が強くてユキの帰宅時間を見計らい部屋に押し入る事も、できなくはないくらい。  隙だらけのユキにアキは、面食らうように普通に近付けたらと思ったりもした。  ユキの言動に立ち振舞に、酷く苛立ちもした。  小さくて華奢で…  押さえ付けたらまず抵抗はできないだろうからと、それなりにアキは想像はした。   向こうは、自分に気がある素振りが見られる。  後は、行動とタイミングだろうと思いユキを眺めては、舌舐めずりでもするように艶めかしい想像を、また執拗に繰り返していた。  突然、組み敷いたら泣くか?  逆くに喜んだりして…  早く現実にならないものかと、アキはずっと考えていた。    「シながら。キスしょうか?」  息を切らせながら、汗で濡れた前髪を掻き上げるアキは、潤ませたユキの瞳をじっと見つめる。  二人の濃密な熱で、視界が歪む中でユキは、唇を少し開いてアキに迫った。  「うん、キスしたい。アキといっぱい繋がりたい」  ユキが、ワザとか無意識かナカからアキのソレをギュッと締め付けてくる。  疼くように、ねっとりした圧迫感が、接した箇所を過剰に刺激する。  「…ユキのナカ…熱いな......」  「アキのも、熱いよ…」  「んっ!…」  「…ぁあんッ…また…アキの大きくなったね…お腹のナカ…ヤバいかも…」  ユキは、顔を赤く染め息を整えようとしながらも、 アキとの行為に体が、熱く火照るのを感じていた。  結合部から伝わる快感に背中を反らせ汗で濡れた肌が、シーツで擦れる感触にさえ敏感に反応してしまう。  「アキのが... すごく熱くて、気持ちいい。またそのまま奥まできてほしい...」    ヤバいぐらいに柔らかいユキのナカの麺膜が、アキのソレを包み込むように絡み付いて離してくれない。  「締め付けんな…抜くぞ…」  「ソレはヤダ…気持ちいいから抜かないで…」  あざとい。  アキにはユキが、そう見えた。 「ソレって、わざと?…」 「だって…」  アキの言葉にユキは、頬をさらに赤らめ無意識に腰が揺らす。  「だって…アキも、ソコ気持ちいいでしょ?」  部屋の薄暗い照明の中でアキの表情を見つめながら自分の動きが、彼を喜ばせていることにユキは、嬉しを感じていた。  「だから。わざとじゃないよ... アキに気持ちいいって思われていると、もっと感じちゃって... 自然とこうなるの…」  細かく刻む圧と、色濃い息遣いでアキが、自分を激しく求めてくれている動きがたまらない。  「あっ……ッ。ンぅ…」  「もっと、奥にいくから脚拡げろよ。やらしくてだらしない喘ぎ声出して…俺を受け入れろ…」  アキが、ユキの脚を拡げようと、足の付根を掴み足を上げる。  ゾクッと、ユキは息を飲み込む。  汗と体液で濡れたシーツが、肌にまとわり擦れるたびユキの小さい喘ぎは、吐息に変わる。    「こう言うの…好き…」    身体を脱力させたユキは、震える指先で、自らの脚を広げていく。  「さっきの…もう一回して…」  ユキの言葉に対して、アキの中で霞がかったものが、晴れていき自身の理性が、溶かされていくのを感じながらユキのナカへと力を込めて、入り込んでいく。  「やっぱりジンジンする。ねぇ…アキの全部受け止めたいから... もっと、動いて…」  息を詰まらせながら、甘い喘ぎ声がユキから漏れる。  「やっぱり強欲だな…」  「うん。アキだけにだよ…」  「へぇ…」  「オレのナカで、ココまで入ってきたのアキが、初めてだよ」    ユキは、自分の下腹部を撫でた。  「ココ?」グッと脚の付根に近い太ももを、押し拡げる。  「ァあンッ…」  顔を真っ赤に染め、呼吸が乱れている中で、アキの言葉に小さく微笑むユキとキス交わす。  部屋の熱気と喘ぎが混ざり合う空間で、互いの快感に身を委ねながらユキは、淡々と考える。  やっとアキの前で、素直になれたこと。  一つになれたこと。  繋がれたこと…  全部が、同時に叶うなんって、まるで「夢見てるみたい…」だと思いながら結合させた部分を、ヒクヒクとさせた。    「ぁぁッ…」  どう見ても頭が回ってないようなユキを、アキが優しく抱える。  「これ以上激しく動いたらユキ... またイっちゃうね。何回もイったからキツイよね…」  頬に汗を流し呼吸を乱しながらも、アキの動きに合わせて背中を反らすユキは、燻られる刺激の波に飲まれそうになっている。  窓の隙間から差し込む街灯か、月明かりかのどっち付かずな薄明かりの中で、身体を起こしたアキの姿を愛おしく見つめる。  「アキ…もう一回、イきたい…」    「うん…もう一回な…」  そんな言葉と共に訪れる激しいまでに揺れ動く感覚にユキは、身構えるように小さく頷く。  「あっ…深い。気持ちいい…」  「疲れただろ? ユキは、動かなくて良いよ…」  「ダメ…動いちゃう」  微かに震える声で、そうアキ告げながらユキは、腰を揺らしてしまう。  「…どうせなら。気絶するまで止めないで…」  「どう言う思考だよ? 淫乱なヤツ…」  「あんぁ…ン~ッ…」  一段と激しい快感に全身が痙攣し始め目の前が、チカチカと光る現象に視線を失せた。    アキの言葉に、理性が崩壊していくのを感じながらベッドのシーツを強く握りしめるユキは、汗を手の甲で拭った。  「なぁ…動いていいの? ダメなの? どっち?」  汗で濡れた肌が、冷たなっていく中で、アキが僅かに腰を動かしたことによって、再び熱が蘇る。  「あっ... アキ...今、動いたらダメ…イっちゃう…」  「良いよ。イけって...」  全身を電流が駆け抜けるような衝撃を受け痙攣して目の前が、真っ白になる感覚に包まれると喘ぎ声が、悲鳴のように発せられる。  アキの動きに完全に翻弄されたユキは、濡れたシーツを強く握りしめたままグッタリとヘタリ込んだ。  「...マジで、気失ったの? 寝てる...?」  満足感に包まれて眠るユキの顔は、安らかで薄暗い部屋の中に規則正しい寝息だけが聞こえる。  アキの腕の中に収まるとユキは、擦り寄り始めた。  これが、愛おしいって言うんだろうか…  アキは、眠っているユキに優しくキスを繰り返した。  気持ちが良い。  クスぐたくもあって、ドキドキが止まらない。    眩しい。  ユックリと目を覚ます。  「ん?... あれ、オレ寝ちゃってたの?」  ここ…アキの部屋だっけ?  大学でキスして我慢できなくなって、アキの部屋に来たんだっけ?  まるで求め合うみたいに激しく抱かれて、キスして、アキといっぱいエッチした…  静かに眠っているアキの顔が、近くにあってオレは、思わず小さく『あっ……』と、呟いた。    背が高くて、カッコよくて人気があって、誰とでも直ぐに打ち解けられるアキが、とても近い存在に変わっていく。  まだ身体の中にアキの存在を感じる。  余韻って、やつなのかなぁ?  今までに何度か、こう言う流れで朝、目が覚めた事はあっても、身体に掛かった圧と言うか、重さとか思い返しただけで、身体が疼くことはなかった。  激しいのに甘えさせてくれるようなキスは、オレの中で種火みたいになるから身体が、火照り返してしまう程だった。    爆睡でもするみたいなアキの寝顔にドキドキが止まらない。  自然と胸が高鳴り身体を熱くさせる。  足りなかったわけじゃないし…  あんなに大胆に迫られて、オレも迫って応えたし。  「ユキ。どうしたの?」  「ふぇ?」  「何で…声裏返んの?」  「あっ…お…あはようございますって…」  「うん。おはよう…」  欠伸をしながら伸びでもするみたいにアキは、ベッドから這い出る。    まだ眠気が残る目をゆっくりと開けアキの声を薄暗い部屋の中で探す。  アキは、ユキの前髪を掻き上げながら柔らかい笑みを浮かべる。  その優しい笑顔に心が踊る。    「身体…本当に大丈夫?」  アキの見せる心配そうな表情を見てユキは、頬を緩ませる。  身体の怠さを感じつつも、アキが近くに居るだけで幸せな気持ちでいっぱいになる。  薄い朝日の中での肌が、触れ合う感触にユキは、頭を悩ませる。  アキのベッドは、フカフカでアキの匂いが強く感じられる場所。しかもそのアキが、自分を包み込んてくれている。  また目が覚めたばかりなのに胸が高鳴ってしょうがないと、ユキはアキの胸に顔を埋める。  「…そうだね…大丈夫だけど…ちょっと、ダルいかも…」  「うん…」  「まだ6時前だしもう少しユックリする?」  「うん」そんな単純な答えしか言えない自分の語彙力の無さなで、アキに飽きられないか、心配になった。    窓から差し込む朝日に目を、細めながら枕元のスマホを探して時間を確認する。  ユキのアキに対する腹黒い独占欲は、結果こうなりたいと強く願い続けこうなった。  初めて見た時から欲しくてたまらなかったアキが、今自分を抱き締めてくれる。  ユキ自身も、アキを自分だけのモノにするために主に学校で、アキに声を掛けようとするヤツらに何度も、嘘を吹き込んで一掃したりもしたからだ。  自意識過剰なこの感覚を、アキには、知られたくないと何食わぬ顔でやり過ごそうかと考えたりもしたが、この腹黒い独占欲は、アキに抱かれてもなお消えてなかった。    「ユキって、体温高いのな…」  「えっ…と…うん。高い方かな…もしかして…暑い?」  「全然、平気…逆に俺は体温低いとか、冷え症っぽいとか言われるから丁度いい…」  アキの言葉にまた気持ちが高揚する。  「抱き枕みたいにしてもらっても、良いよ」  「じゃ…遠慮なく」  ギュッと身体に巻き付くアキの腕が、少しヒンヤリしているのは、そう言う理由だったんだと、ユキは納得したと同時に、気持ち良いとは、この程良く溶け合った体温の事で、今だけはアキを独占できる時間が続いていると思うと、不思議な程に安心感を覚えた。  アキの静かな寝息に気付くも、早朝の目覚めに逆らうよう少し自分も、ウトウトしようかと目を瞑った。    どのぐらい時間が過ぎたのか、明るくなった部屋には、まだアキの寝息が響いていた。  アキを起こさないように振り向こうとするけど、ガッチリと抱き締められていて抜け出せそうにない。  アキの少し低い体温と、素肌にユキの肌が擦れる。  「…………」ヤバい!  ドキドキしながら微かに頭を動かすと、アキの寝息が耳に掛かるポジションになってしまったユキは、ドギマギと頭の中で混乱が生じてしまい。  昨夜の感覚が、鮮明に蘇り途端に身体がムズムズとしだし耳元に掛かる寝息に、刺激しないで欲しいと思うものの…  アキを、近くで感じて居たいユキにとっては、どうしょうもなく身体が、つい反応してしまう。    「ん~~ッ…」  モヤモヤしながらどうするか考えていると、アキの唇が耳の後ろに当たった。  「ぁ…ンッ…」と、喘ぐ一歩手前の声が漏れてしまった。  「…ん? あれ?」    一瞬身を固くしたユキに気が付いたアキを、起きてしまい。  「ごめん。起こしたよね!」と、詫び始めるが、アキは気怠そうに伸びをしながら。もうそろそろ起きるかと、優しく微笑んだ。  「そうだね…」  「今、何時?」  「あっ…7時前だよ」  ユキが、アキに応えようと振り向くが「そう……」と、だけアキは、素っ気ない返事をするだけだった。  何気ないアキの沈黙に対して、少し不安を感じながらも、アキの静かな横顔を見つめる。  朝日が部屋に柔らかな光を注ぐ中、昨晩の激しさとは打って変わり穏やかな空気が、流れているから余計に何も無かったような錯覚を、起こさせようとしている。  “ なんか…沈黙が、長すぎない? ”  拭えきれない不安からユキは、アキの顔を覗き込む。    「そう言えば…お前。午前中、講義あるんだって?」  「えっ…あっ…うん…」  そんなも会話していたねとユキは、昨日のアキにぶつかる寸前の会話を、わざとらしく思い出していた。  アキは、どことなく眉をひそませながらユキの顔を見つめたままだが、心配そうな表情になるユキを見てアキは、また優しく微笑む。  「どうしたの?」  「何でもないよ…」  「ならいいけど」  アキのどこまでも落ち着いた声は、昨夜の激しさとは違い静けを身にまとったようにも、感じられ少し怖いとユキは感じてしまった。  「あの…大丈夫。講義は10時からだし…それにその講義は、単位関係ない講義で…少し興味があってさぁ…」  「あぁ…外部講師の先生が来るって…誰か言ってたなぁ…そんなに面白そうなの?…」  「うん。講師の先生が、丁寧に説明してくれるし。内用を深堀りしてくれたり。ちゃんと返答もしてくれるから!」  楽しそうに微笑むユキを見ながらアキは、スマホで大学のホームページを眺める。    " Aホールって式典とかで使う学校で一番デカいホールじゃん。えっと…外部講師として本波 夏実…名前女かと思ったけど…顔写真は、男…… ”  「講師の本波先生ってね。地元の先輩になるんだ。生徒会長とか、部活動の部長さんとか…成績も良かったらしいよ」  「詳しいの?」  「あっ…兄貴の親友! ちょっとした知り合い的な?」  オレが、ヘラッとしながら知り合いって言ったからか…  アキは、眉間にシワを寄せた。  「知り合い?」  「ぁあ…兄貴の同級生たからね。たまに家にきてたりしてたから。勉強とか教えてもらったなぁ…」  「へぇ〜…そうなんだ…」ユキのその返しが、気に食わない。  「本波さん人気も凄いんだよ。文化祭とかあるじゃん? そう言う行事で生徒会長で見回りとかするじゃん? そうするとあきらかに本波さん目当ての女の子達が、学校の枠を越えて群がって大変だって、その度に二人して愚痴ってたから…」  「へぇ……」  「まぁ…同級生で同じクラスだったから。本波さんがよく遊びに来てたのかもしれないねぇ〜だからかな? 久し振りに会うの楽しみなんだよね」  ユキの楽しそうな声が、アキの中で成りを潜ませようとしていた陰湿な嫉妬心を、チクチクと刺激する。  「アキどうかした?」  「別に…それより本当にユキは、身体とかつらくない?」  「えっ……えっと…少し」  「そっか…」  「うん?」  「俺、今日…昼前からバイトあるんだ…もしキツイなら先に風呂に入ったら? 折角の講義…遅れるよ」  「そうだね…じゃお言葉に甘えて…」  「うん…そうしてもらえると助かる…」  あれなんだ? この温度差…  オレ、何か変なこと言った?  疲れたようにアキは、身体をベッドに横たえた。  少し淋しい物言いにユキは、若干、寂しさを感じながらも、アキはアキで、自分を理解しくれたはずだとユキは、思い直すのだが……  朝日が登り始めたのか、窓から太陽が差し込む。  確かここは10階。  カーテンを、開け放てば眺めは最高に良いだろう。  ただ今カーテンを上げてしまうと二人して、略全裸に近いから何事かと思われてしまうかもしれないとユキは、肩を竦める。    それにしても、アキの身体は、程良く引き締まっててカッコよく腹筋だって、くっきりと割れてるからそれなりに、鍛えてるとしか思えず羨ましいと、口から出かけた。  「…何? 人の身体穴開くほど見詰めて…」  「…み…見てないし!!」  慌てるユキにアキは、身を起こして手招いた。    「どうかした?」  こっちと呼ばれて、腰を屈めるとアキはユキを、抱き寄せるみたいに膝の上に乗せた。    すっぽりと収まるユキにアキの体温が、心地良く感じられ密着した二人の肌を朝日が、優しく照ら始める。  「…今日は、どうする?」  「今日?」  何もなくても、表情を変えることのないアキの疲れた表情の中に見え隠れする一抹の寂しさにユキは、ドキリとする。    「えっとね…今日は... 午後の講義はないから、アキのバイトが終わる頃に連絡くれれば、また会いたいかな…」  身体は、キツいけどアキと一緒にいたい気持ちは、全く萎えてない…  「じゃ…どっか行く?」  と…突然、提案してくれた。

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