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キミなしでは、もう生きられない・第3話-6

kiss(キスして?)」 「んっ……。半藤、なかふ……じぃ……。いっぱいチューしたいよぉ」と熱に浮かされたように蒼真は半藤の唇に自らの唇を重ねた。挟むように、舐めるように半藤の唇がテンポよく呼応してくれる。 「……阿方さんって、キス大好きなんですね。ぜんぜん止まらないや。なら、もっと感じるようにしてあげる」  半藤の舌が歯列の間に割って入り込み、上あごを舌で舐められた。 「んぅ……んっ、あぁ、そ、そこダメ」 「ダメって言わないの。気持ちいい、でしょ?」  強く舌を吸われて、息ができないくらいに唇が塞がれる。するりと半藤の指が下半身に触れて「いまラクにしてあげますから」と腫れた先端を指の腹で円を描くように弄ばれた。 「あぁ! さ、先、弱いからぁ!」  言葉すらうまく話せない状態の蒼真は抵抗も許されない。いくらやめてと言っても手を止めるはずなどない半藤に自らの硬いものを蒼真のものに擦りつけられる。 「阿方さん、ボクの握って」  手を伸ばして掴む。他人のものを触ったことがなかった蒼真は慣れない手つきで上下に扱く。 「すごく大きい……半藤の」 「だって大好きな阿方さんがボクの言うことを聞きながら勃起してるんですよ? そんなの妄想だけだと思ってたんですから。ボクだって反応しちゃいます」 「俺のこと、大好き……なの?」  半藤の瞳を試すように覗く。そこには余裕のかけらもない半藤が蒼真を睨みながら「阿方さんだけしか好きになったことない」と蒼真の唇を噛むような仕草をみせた。 「阿方さんと初めて話した日からずっと好き。阿方さん以外、ボクは目に入らないから」  低い声で耳元へ半藤に囁かれてから、手の中で握られている蒼真のものは激しく擦られた。 「大好きです、阿方さん。大好き、大好き、好きっ、好きだよ……!」

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