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キミなしでは、もう生きられない・第3話-9
目が覚めると半藤に抱き締められたままベッドで寝かされている。
「あれ……俺……、たしか服を脱いで……」
服を脱げとコマンドを言われたあたりから記憶がない。口のなかはすこし粘ついているものの、甘い味は続いていた。
半藤になにをされたのだろうか。
臀部を触ったが、とくに痛みもなく、どちらかというと唇が腫れているような気がした。
「あ、阿方さん、戻ってきたんですね」
「えっ? 俺、どこか出歩いてた? こんな格好で?」
「いいえ、阿方さんはボクとプレイしながらサブスペースに入ってました。優しいコマンドばかりでしたが……。キスをおねだりするからすこし焦らしたら、気持ちよくなっちゃってましたよ」
「き、キスをおねだりしたの? 俺が?」
「はい、サブスぺ入ってしまうと記憶がなくなってしまうのが惜しいです。ボクのこと好きだって叫びながら、たくさん精液出ちゃってましたよ。溜まってましたか?」
微笑みながら半藤は蒼真の髪を撫でおろす。
「ちょっと、待って……俺、好きとか言ったの? 半藤のことを?」
「ボクのことなのか、ボクがするプレイなのかは分かりませんけどね……好きって言われてボクも阿方さんの口のなかに出してしまいました」
「はぁっ? 俺が半藤のを舐めたってこと? 嘘だろ?」
「妄想じゃないですから。しっかりとボクの飲んでくれたから、もう嬉しくて」
蒼真は口のなかに広がっている甘い味が半藤のものだと気づくと身体の奥がきゅっとせつなくなる。
Subの本能だ。
半藤のもので満たされたい欲求がひとつ叶ったからだろう。
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