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キミなしでは、もう生きられない・第4話-11
「Kneel(跪け) 」
「あぁっ!」
鋭い眼差しに変わった半藤に蒼真は瞳孔が開く。もっと欲しい、命令が欲しい。
仁王立ちしている半藤を見上げ、ふるえる両脚で膝立ちをすると、目の前に服の上からでもくっきりと分かる屹立したものがあった。
「阿方さんのせいで、ここ苦しくなっちゃいました。とはいえ、デート中から半勃ちでしたけどね」
自分の姿で興奮してくれている姿にさっき出したにも関わらず蒼真は反り返るものの先端からじわりと愛液が溢れてしまう。
「Kissして、阿方さん。どこにするか分かりますよね?」
半藤に言われなくても、もうそれしか目に入っていない蒼真は指先で硬くなった彼のものにズボン越しに触り、唇でなぞった。
「あぁっ、その姿だけで、もう充分だけど……。せっかくボクたち恋人でパートナーになったんだから、阿方さんの可愛いそのお口に注いであげましょう」
半藤は舌でちろちろと舐めている蒼真の頭を撫でながら、片手でズボンを下ろして下着の中から完全に勃ち上がったものを取り出した。
「お、おっきい……なかふじの……」
蒼真は自身がサブドロップに入り切っていることに気づいてはおらず、とろりと溶けるような瞳で半藤のものを見つめたまま舌を出し、先端を舐め始めた。
「Stop! 阿方さん、誰が舐めていい、って言いました? ちゃんと舐めたいってお願いしないと」
「あぁっ、ごめんなさい、ごめんなさい! 言うこと聞くからぁ」
慌てて舌をひっこめて両手で頭を抱えた蒼真は震えながら涙を零す。今度こそ怒られてしまうかもしれない。
「阿方さんはどんでもないSubだ。ボクの本能の中心を突き破ってくるな……」
「ゆ、許して、ちゃんと命令守るから!」
「Lick !」
怒られるわけでなく、命令を下してくれる半藤がほんとうに好きだ、と蒼真は口を大きくあける。ひくひくと赤く充血した先端を咥え、舌先で裏側をざらりと舐めると半藤は「んっ!」と苦しそうな声を出した。
気持ち良かったのかな、と蒼真はずるりともう少し咥え込む。
「ちょっと我慢して、阿方さん。きっと回数こなせば気持ちよくなると思うから」
頭を両手で掴まれた蒼真は喉の奥が塞がれるくらい深く口内に挿入される。
「んーっ! んっ! く、くるひぃ……」
涙はだらだら流れ、込み上げてくる嗚咽に耐える。それでも見上げた先にぼんやりと見えた半藤の快楽を得た表情はたまらなく下半身に刺激を与える。
「あ、阿方さんってば、こんなに喉の奥突かれてるのに、めちゃくちゃ勃起してますね。気持ちいいんですか? サブスぺだと苦しくないのかな」
わからない。でもたしかに口のなかは甘くて脳内は温かくぼんやりとした状態が続いている。いつだってまた精を吐き出せそうだし、使ったこともないのに半藤のものを後ろで受け止めたいとすら思ってしまっている。
「ボクが解放してあげたいけど……喉で気持ち良くなれることを覚えて欲しいから、自分で扱いて。阿方さん」
これでもかと硬くなったものに触れていい命令が出た蒼真は自慰を覚えたときのように慌てて握り、上下に動かした。
「いつもそうやってひとりでしてるのかな。あー、たまらなく気分がいい。ボクの阿方さんが喉を激しく突かれながら、ひとりで気持ちよくなってる姿。こんなの誰にも見せたくない」
口の中で半藤のものがさらに膨張した。だらだら先から液体が出ており、喉の奥へ流れ込む。
「ねぇ、阿方さん。もうボクの前でしか、ひとりでしないでくださいね。したくなったらボクに連絡してください。許可なしにやったらおしおきしますから」
おしおき、という言葉に蒼真は腰の奥が重たくなる。また勝手に頂点へ向かってしまいそうだったので扱く手を緩めた。
「あ、手を休んじゃダメ。もしかして、おしおきって言葉でいきそうになったんですか? 躾しがいがありそうですね、阿方さんは。だからボクが体調も性欲も管理してたっぷり満たしてあげますからね」
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