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キミのすべてを、受け止めたい・第4話-2

「あ、あの……半藤に言わなきゃいけないことがあって」 「なんです? なんでも聞くので、言ってください」  半藤の両腕のなかからすこしだけ顔を上げる。彼の表情は穏やかで、甘い目元で蒼真は見下ろされていた。 「この前、半藤がグレアを発動したとき……俺、意図せずに……あの、で、出ちゃって……」 「出ちゃった? なにが出ちゃったんですか? ちゃんと言わないと分からないですよ」  それは分かってる声だった。甘かった目元には意地悪な光が灯る。 「だ、だから……半藤のグレアで感じちゃったのか怖かったのか分からないんだけど……漏らした……の」  語尾が伝わるか伝わらないかの秒コンマの世界で蒼真は半藤に口づけされた。 「良く言えましたね、阿方さん。とってもとっても、Goodboy(いい子です)」  キスをされながら頭をなでられることが心地よすぎて、じんと体の中心が痺れる。 「んっ、あんっ……き、キス……くるしぃ」  何度も重なる唇は徐々に強く押しあてられる。息継ぎなどお構いなしだ。 「阿方さんのせいですよ。そんなこと言わなければ分からないのに、ちゃんとボクに報告してくれたから」  そのことを那須に気づかれたことは言えなかった。彼の手のひらのなかで勃起したことなんてもっと言えるはずはない。 「それで……そのあとは、どうしたんですか? アイツに部屋まで送ってもらったんですよね?」  言わなくても半藤にはお見通しなのかもしれない。隠すだけ無駄だと、さきほど宣言されたばかりだ。 「えっと……あの、な、那須さんに気づかれちゃって……でも、この部屋に上げてないよ。マンションの前まで送ってもらっただけ」 「とはいえ、阿方さんがボクのグレアで漏らした姿をアイツが見たってことですね?」 「ん……そういうことにはなっちゃうけど」 「分かりました。じゃあボクにはお漏らしではなくて手を使わないで達する姿を見てせて下さい。阿方さんはボクとのキスが大好きですもんね。キスだけでいっちゃうくらい気持ちよくさせます」  さきほどのような強いキスではなかった。ふんわりと唇を溶かすような甘ったるい口づけを繰り返したあと、歯列のあいだに舌を割り込ませて、蒼真の舌に絡ませた。濃く唾液が混ざり合い、舌の動きはまるで敏感な性器を舐め回しているようにいやらしい。 「んっ、んんーっ!」  舌を吸われて唇で扱かれると下半身が疑似体験したかのように熱く隆起する。 「しっかり勃ってますね、阿方さんのここ」  半藤に硬くなったそれを掴まれ、「うぅ……」と声にならない音が口から出てしまう。 「このままキスだけ続けますね」  もっと触って欲しい下半身には触れずに、半藤はねっとりと執拗に唇を吸う。

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