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第23話 JK軍団

 次の日、放課後。あのJK(女子高生)が 5人でやってきた。 「遠藤君、ウチの沙也加と付き合ってるんでしょ? 何で謝罪の写メなんか出させたのよ。」 「付き合ってるって、まだ三日だよ。 何もないよ。駅まで歩いただけだ。」  佳純が顔を出す。誠もいる。 後から来た秋川と花田が不思議そうに見ている。 みんなイケメン揃いなのでJKたちはざわめいている。 「何?このイケメンの集団は?」 「ここのサッカー部って,何でイケメンばかりなの?」  仕切っているリーダー格の女子がしゃしゃり出てきた。 「ウチの沙也加が無理矢理キスされた、って言ってるから責任とってよ。」 「俺、無理矢理なんてしてないよ。」 女子がじわっと取り囲んで来る。  佳純が突然リーダー格の女子を捕まえて、頭を抱えてディープキスをした。  頭を固定されて逃げられない。抱き込まれて激しくくちづけされた。  見ているこっちの方がズキュンとなるような ディープキスだった。  リーダーはぐったりとして力が抜けたようだ。 佳純に抱きついている。  JKたちは羨ましそうだ。佳純はキスを離して 「あの子は沙也加っていうんだな。 佳央と付き合いたいのか?」 「別にそんなつもりないです。 ウチのノッコが、女に飢えた男子をからかってやろうって言って・・」  誠が一人ずつ写メを撮った。 「おまえらはもうこの辺りて彼氏なんか出来ねえからな。俺たちのネットワーク舐めんなよ。」  さすが極道。すぐに回状を回すのは慣れたもんだ。彼女たちの悲劇は、佳純の家が本物の極道だった事だ。  佳純が真面目な顔をして 「マジで付き合いたいんなら、この中から選べ。 どうだ、イケメン揃いだろ。」  JKたちは目の色を変えて男たちを見定めている。今時の女子は立ち直りが早い。  サッカー部のメンバーが全員集まって来た。 それぞれに名前を聞かれてメール交換している。 「とんだ合コンだな。」  一際モテているのは秋川と花田だった。 秋川と花田は前の学校でも有名なモテ男だったらしい。誠も、可愛いと人気だった。 「今度、マジで合コンやりましょうよ。 今日は女子が少ないから,人数揃えて。」

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