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第39話 大人のデート
JKたちはあの日バッキーランドに行った話題で盛り上がっている。
「すごいイケメンと大人のデートをしたのよ。
ホント,夢みたい。」
沙織と沙也加が話をする。
「上田君には撒かれちゃったけど、代わりに来た男の人たちがすごく紳士で、みんな車持ってたから途中から別行動になったの。」
「二人きりになって大丈夫だったの?」
「上田君のお父さんの会社の人だって。
上田君の代わりだって言ってた。
高級なレストランに行ったんだよ。
お金持ちみたい。」
「うん、なんだか得しちゃったよね。
また,会いたいな。すごく大人。
エスコートがカッコいいの。」
沙也加と沙織の話を聞いてみんな羨ましくなった。
「ノッコは特別いい事があったんでしょ?」
ホテルまで行ったと、デートのフルコースを自慢した。
「すっごーい!」
「会ったその日にホテルに行ったの?」
「大胆!」
もうノッコはヤマに夢中だった。その大人の対応が忘れられない。
「三人ともすごくイケメンだったのよ。
マナーもスマートで、こんな恋人がいたらなぁ、って思ったわ。」
「ノッコはセックスしたんだから、もう恋人だよね。」
どんなセックスだったのか、根掘り葉掘り聞かれた。みんな興味津々なのだ。
「上田君も手が早いって言うけど、あの人にくらべたら、ガキだわ。」
ノッコは辛辣だ。
「付き合ってくれるのかな?
どうしたら、また会えるかな?」
「え、連絡先交換しなかったの?」
「上田君に聞いて、って言われた。」
ノッコはあの日の事を思い出すと夢だったんじゃないか、と思う。
「ホントに素敵な大人って感じの人。
24才だって言うから、それほど年上じゃないけど、やっぱり社会人よね。
もう、高校生なんか目じゃないわ。」
あの日、行けなかったJKたちは、また別の楽しみを見つけていた。
「そういえば、S高の軽音もカッコいいの。
上田君がボーカルなんだよ。」
「どんだけ、カッコいいこと、仕切ってんだろね。」
「今、一推しは、軽音部のメンバーと、
サッカー部の秋川君と花田君。
超イケてるんだよ。」
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